人外との入れ替わり

児童書の人外との入れ替わり③【1作品】

人外との入れ替わり2

今回は、児童書の人外との入れ替わりを1作品紹介していきます。

 

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じっと見られると

作品タイトル/著者 簡単なあらすじ 収録書籍/ソフト
『じっと見られると』
著者:ココロ直
女子小学生が入れ替わり体質の猫に入れ替えられる。 PHP研究所
『スイッチ もしも今日、あの子と入れ替わったら』

※本項目の画像は、全て上記作品からの出典です。

 

猫好きな小学生・チカは、両親に猫を飼うのを許してもらえず、いつも近所の野良猫・パンに餌やりをしていた。

ある日、いつものようにチカがパンに餌やりをしていると急に気を失い、気がついたらパンと入れ替わっていた。

 

↓パンがチカの身体を狙おうと、ずっと観察しについて回る描写が良かったです。

チカはパンが懐いてくれたと思って喜んでいるのが悲惨です。

パンが、駐車場以外の場所でもわたしの前に現れるようになったのだ。ますますわたしに懐いているんだと思って、とてもうれしかった。
でもパンはこちらに寄ってくるわけではなく、いつも物かげからじっと私の様子を見ているだけだった。朝の登校中や、教室の外や、下校の途中、家の前、いろんな場所にいつのまにかパンがいて、気がつくとわたしはじっと見られていた。どうせなら近寄ってくればいいのに、と残念に思ったけど、自分だけの猫を飼っているみたいで、満足だった。

 

↓ホラーな雰囲気が良いですね。

パンは、じっとわたしを見た。
えさも食べないで、わたしを見た。
そして、なんだかうれしそうな声で、初めて「にゃあ」と鳴いた。
それが聞こえた瞬間に、わたしは気を失った。

 

老猫も昔に入れ替えられた女性のようです。

野良猫には、入れ替え能力を持つ猫もいるらしい…

「なるほどね。それで気がついたら、自分が猫になってた、と」
わたしの前で、やせたおばあさん猫がゆらゆらと尻尾を振っている。わたしには、その言葉が理解できる。なぜなら、わたしは猫になっていたからだ。何が起きたのかわからずに駐車場の隅っこで丸くなっていたわたしに、このおばあさん猫が話しかけてきたのだ。
そして、こんなことを教えてもらった。
「野良猫の中にはね、人間と入れ替われるっていう不思議な力をもっているやつがいるんだよ。そいつらは、自分に近寄ってくる人間が現れるのをいつも待ってるのさ。自分のことをじっと見てくる猫がいただろう?そいつはね、人間に入れ替わったあとでもすぐにまわりと溶けこめるように、あんたのことを隅から隅までよく観察していたんだ。今ごろその猫は、あんたになって暖かい部屋でくつろいでいることだろうねえ」
「そ、そんな!そんなことって……」
「信じられないかい?でも、本当のことだよ。何しろ、アタシだって昔は人間だったんだからねえ。野良猫にえさをあげ続けたばっかりに……」

 

↓チカ(身体はパン)が犬に襲われて必死に逃げる途中、パン(身体はチカ)はそれを見てあざ笑います。超ダーク…

最後は元に戻らず、チカ(身体はパン)が人間に戻ろうと新たに女の子をターゲットに定めるシーンで終わります。

逃げる途中で、わたしは『わたし』とすれちがった。『わたし』はわたしを見て、髪をかき上げながら得意げに笑っていた。

 

 

今回は、児童書の人外との入れ替わりを1作品紹介しました。

読んでいただいてありがとうございました!

 

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