小説の人外との入れ替わり回①【8作品】

今回は、小説の人外との入れ替わり回を8作品紹介していきます。
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もくじ
キノの旅
| 作品タイトル/著者 | 簡単なあらすじ | 収録書籍/ソフト |
| 『キノの旅』 著者:時雨沢恵一 | キノとエルメスが入れ替わる。 | メディアワークス 電撃劇場文庫 『キノの旅 劇場の国』 (※2007年の角川ムービーフェスティバルの劇場限定で『キノの旅』『灼眼のシャナ』『いぬかみっ』の三冊セットで販売されたもの) |
※本項目の画像は、全て上記作品からの出典です。
『キノがエルメスな話-Change?-』が人外との入れ替わり。
旅人のキノと、モトラドのエルメスは、旅の途中にお互いになりたいと話していたところ、本当に入れ替わってしまった。
エルメスは人間の身体でしたいことがあると言うが…
↓人物紹介の時点でいつもと逆になっていておいしいです。
人間はしばらく恨めしそうにモトラドを見て、
「昨夜のうちに教えてくれればいいのに……。キノ」
キノと呼ばれたモトラドは、淡々と、
「昨夜あんなに早く寝たのに、まさか、今の今までぐーすかと寝ているとは思わなかったからね。エルメス」
そんな言葉を返した。そして、
「朝起きたら戻っているかと思ったけど……、またダメか……」
キノの言葉に、エルメスと呼ばれた人間が、
↓念願の人間になれたエルメス(身体はキノ)は、上手く旅をすると意気込みますが、失敗ばかりで水を無駄にしたり、旅人たちを盗賊と間違えて打ってしまったり…
「こう見えても、こっちはずっとキノの行動を見てきたんだよ!上手くやれるさ!――原因は分からないけど、なっちゃったことは仕方がない。戻るまで、しっかり頑張るから、まあ見ていて!」
そんなエルメスを見ながら、かつては自分だった体を見ながら、
「不安だ……。とっても不安だ……」
キノがつぶやいた。
↓「キノの身体」のキャラ崩壊が著しいです。
エルメス(身体はキノ)は変なテンションで奇声を上げますw
「ぬぬぬぬぬぬ、抜いて撃つだけだ……。やややややや、やってやるぜ!」
そんな言葉を吐いたかと思うと、
「ダメだ!エルメス!まずは話を――」
キノの言葉など無視。
「先手必勝ぉ!」
いきなり右手で『カノン』を抜くと、男達めがけて発砲した。
↓ダメダメな元の自分を見るキノ(身体はエルメス)が不憫です。
入れ替わったのはお互いになりたいと話したからで、元に戻りたいと思えば元に戻れるとキノ(身体はエルメス)は言いますが、エルメス(身体はキノ)はまだ元に戻りたくないようです。
「そんなあ!これでも一生懸命に――」
「いや、もうダメダメだ。こんな調子じゃ、次の国にたどり着く前に”ボク”は死んでしまう」
そこにクマに追いかけられた旅人たちがやってきて、エルメス(身体はキノ)が大ピンチに。
ギリギリまで元に戻るのを拒むエルメス(身体はキノ)が良かったです。
↓元に戻る前後が個人的に好きでした。
「でも、エルメスが二度とボクと体を変わりたいなんて思わないって約束してくれるなら、戻ってもいいかな」
「する!約束する!するけど――」
「じゃあ、そういうことで」
キノが言った次の瞬間、
「でも、あのでかいのはどうするのさ!」
エルメスの言葉は、モトラドから発せられた。
「アレ?戻った!」
「やっぱり人間がいいや、ボクはね」
ぺとぺとさん
| 作品タイトル/著者 | 簡単なあらすじ | 収録書籍/ソフト |
| 『ぺとぺとさん』 著者:木村 航 | 女の子がカエルと入れ替わる。 | エンターブレイン ファミ通文庫 『ぺとぺとさん』 |
※本項目の画像は、全て上記作品からの出典です。
第11章「けろけろ」から第12章「特定種族」までが人外との入れ替わり。
愛しい者と触れ合うとペトペトとくっつく妖怪「ぺとぺとさん」のぺと子。
ある日、ぺと子は道で見かけたカエルを愛しいと思ってくっついてしまう。
引きはがそうとクラスメイトが虫を用意したら、気絶してぺと子とカエルは入れ替わった状態で離れてしまった。
↓中身がカエルになったぺと子が虫を食べるシーンがショッキングです。
そのとたん、ぺと子がぱっちりと眼を開けた。
「あ、起きた」守口がのぞき込んだ。
その手に持ったなまものが、ぺと子の目の前でくねくね動いた。
ぱくっ!
「あ」守口が固まった。
ぺと子はなまものを無表情に味わった。ほんのり幸せそうにも見える。それから両足をぴょこんと上げて、全身でぬりちゃんにしがみついた。
「けろけろけろけろけろけろ」
ぺと子(身体はカエル)は、鳴き声では意思表示が上手にできなかったので、五十音表の上を飛び跳ねます。
もう一度くっついてから離れれば、元に戻れると考えますが、今はぺと子の身体のカエルに「愛しい」と思わせないといけません。
四苦八苦して何とか元に戻ったようです。(第13章ではいつの間にか戻っていました。)
H+P ―ひめぱら―
| 作品タイトル/著者 | 簡単なあらすじ | 収録書籍/ソフト |
| 『H+P ―ひめぱら―』 著者:風見周 | 恭太郎とミルンがアイテムで入れ替わる。 | 富士見書房 富士見ファンタジア文庫 『H+P ―ひめぱら―』 第7巻 |
※本項目の画像は、全て上記作品からの出典です。
第2話「かぴばら・らぷそでぃ」が人外との入れ替わり。
トビカピバラ♀のミルンを探してアイテム保管庫を訪れた恭太郎だが、ミルンが持っていた「たまいれコード君・二号」が作動してミルンと入れ替わってしまう。
半日は元に戻れないらしく、恭太郎はミルンの身体で過ごすことになったのだが…
ミルンの身体になった恭太郎は、鳴き声しか出せないので文字を書くことで意思疎通をします。
ピコル師匠は、恭太郎を姫様たちの誰かと入れ替えて、女体に慣らそうとしていたらしいw
ミルンは恭太郎の身体になったことを理解しておらず、足で身体を掻こうとしたら転んでしまいます。
↓そこにタイミング悪くメルルがやってきて、ピコルが面白がって事情を説明しなかったため、恭太郎(身体はミルン)はメルルに連れて行かれることに…
満面の笑みを浮かべて駆け寄ってきて――むぎゅっ♡
女の子に抱っこされちゃうなんて、初めての経験だ。
メルルちゃんのほんのりと膨らんだ胸の感触を背中に感じて……いろんな意味でドキドキしちゃうよ!?
「心配したんだよー?勝手にどっかいっちゃダメでしょっ!めっ!」
叱りつけながらも、メルルちゃんは愛おしそうに頬ずりをしてくる。
トビカピバラは人間よりも嗅覚が強いのかもしれない。メルルちゃんの女の子っぽい甘い匂いを強く感じて鼓動が速まってしまう。

部屋に戻ってきたメルルは、恭太郎(身体はミルン)の目の前でコスプレ着替えショー。
↓メルルは恭太郎をミルンだと思って、下着までガッツリ見せてくれます。
「ムラムラしたおにいちゃんに、スカートをめくられちゃうかもしれないねっ♪想像したらドキドキしちゃうよぅ。やんやんっ♡」
(中略)
「めくられちゃってもいいように、ぱんつもセクシーなの選ばなきゃねっ」
(そんな配慮はいらないからっ!)
「ち・な・み・に~、今はこーゆーのはいてるんだよ~っ♡」
ぴらりんっ☆――メルルはスリットの隙間に指を入れて、スカートをめくりあげた。

メルルの下着着替えショーに耐え切れず逃げ出した恭太郎(身体はミルン)は、うっかり泥まみれになり、通りがかったユフィナとお風呂へ行くことに…
レイシア、エリス、アルトも現れて目のやり場がありません。
恭太郎(身体はミルン)が入浴好きのトビカピバラの身体で入浴に癒されるシーンが良かったですね。
姫様たちは、目の前にいるミルンの中身が恭太郎だとも知らずに、胸の大きさについての話を始めます。
↓しかも、ぱふぱふの練習として、恭太郎(身体はミルン)を胸に挟む始末…
「ミルン、ちょっと協力してくださいね♡」
ま、まさか、やめてくれっ!!
湯船の中で、レイシアの爆乳がある状態だ。大事な部分が今にも見えちゃいそうだったから、慌ててまぶたを閉じる。
直後、もにゅにょんっっっ♡
(はうあああああっ!?)
両頬が柔らかいものに包まれた~~~っ!柔らかすぎるうぅぅぅぅっ!!
↓そして、恭太郎に姫様たちと子作りをさせたいピコルは、ミルン(身体は恭太郎)に媚薬を盛ったら、ミルン(身体は恭太郎)がメルルをペロペロと襲い始めてしまいました。
恭太郎(身体はミルン)もついでに媚薬の効果が現れるところが良いです。
止めに入った恭太郎(身体はミルン)がミルン(身体は恭太郎)とぶつかって無事に元に戻ります。
「もきゅっ♡」
マヌケな鳴き声をあげながら、ミルン(恭太郎のカラダに入ってる)がメルルちゃんの部屋へとやってきた。
くんくんと匂いを嗅いでいたミルンは、ベッドの上に飛び乗る。その瞳はハート形になっているように見えた。
(まさか、本当に襲いかかるつもりか!?)
シーツから顔を出したメルルちゃんは、恥ずかしそうに瞳を潤ませて恭太郎のカラダを見上げている。
「本当に来てくれたんだぁ……。ついに、お世継ぎをつくっちゃうのかな……?」
殿様気分でHAPPY!
| 作品タイトル/著者 | 簡単なあらすじ | 収録書籍/ソフト |
| 『殿様気分でHAPPY!』 著者:杉原智則 | 一馬がなつきに犬と入れ替えられる。 | メディアワークス 電撃文庫 『殿様気分でHAPPY!』 第3巻 |
※本項目の画像は、全て上記作品からの出典です。
第3巻第4章「姫君は仁義がお好き」から第6章「犬よさらば」までが人外との入れ替わり。
みづきと仲良くする一馬に嫉妬したなつきは、霊力を使って一馬と飼い犬の白夜を入れ替えてしまった。
↓白夜の身体にされた一馬は、犬の鳴き声しか発せません。
立ってもいられなくなって、一馬は日本の手を地面についた。このほうが楽でしっくりくる。なぜいままで二本足で立っていられたのか不思議なくらいだった。尻尾も見事だ。やはりこれがなければ話にならない。いままでお尻に何も生えていなかったのがむしろ恥ずかしいくらい。黒の毛並みも素敵だし、足裏の肉球が地面を踏みしめる感覚といったらもう、これなしでは生きてけませんよ奥さん、ってな具合で。
…。
「わふ!?」
一馬は叫んだ。というより、吠えた。犬の口で。もっと言えば、白夜の口で。
あははははは、と甲高い笑い声が聞こえてきた。振り仰ぐと、そこにプロレスラーもかくや、という巨大な人影があった。すぐ近くで仁王立ちした草薙だった。
「天罰よ。ずっとそうしていなさい。もっとも、前よりずっとハンサムになったのだから、罰と呼べるかどうかわからないけど!」
「わ、わふ?わん!わわん、わん!」
「何を言っているのだかちっともわからないわ。そこらの雌犬にでも吠えていたらどうかしら。黙っている白夜のほうがずっとお利口さんじゃない。ねえ」
そう言ってなつきが頭を撫でたのは、近くでぼんやり突っ立っている男だった。こんな奴がいたか?と思いつつ仰ぎ見ると、それは、他ならない浅生一馬自身であった。
(中略)
一馬はあわてふためいて叫んだ。いやだから吠えた。そしてあわてるあまりか、自分の尻尾を追いかけてその場でぐるぐる回りはじめた。早くも犬の習性に馴染みつつあるらしい。
白夜(身体は一馬)はなつきに連れて行かれてしまいました。
↓スケベな一馬(身体は白夜)は、その場に現れたみづきとお風呂に入ることに…
「だから苛立っているのね。わたしも汚れてしまったし……いっしょにお風呂に入りましょうか」
「わん、わん、わ――わお!?」
吠え越えのオクターブが急に跳ね上がる。それから、「わ、わふー……ン」といきなり甘えたような声を出した白夜にほんの少し笑いかけたみづきは、
「そうね。あなた、お風呂大好きですものね。いきましょう」
うン、ぼくお風呂大好き。いきましょう、いきましょう。
一馬は尻尾を振り振り、歩きはじめたみづきに大人しくついていった。
「はい、手を上げて」
と言われ、大人しく手を上げる。屈みこんできたみづきがその手を洗ってくれた。どっきーん、とハートマークをした心臓がそのまま一馬の胸を突き破りそうになる。屈んできたみづきの胸がでん、と絵の前に突き出されていたのだ。
「あお……わお……わわおん……」

↓白夜の身体ならみづきの身体にいやらしく触っても何も思われないと悟った一馬(身体は白夜)は、みづきに飛び掛かりますが…みづきはそんな「白夜」に悪寒がして突き飛ばしてしまうのでした。
語尾が不審そうになったのは、さっきまで悶絶していたはずの白夜がぴたりと動きを止めていたからだ。それどころか目が点になっている。先ほど感じた「嫌な気分」が増幅されて襲いかかってくるのをみづきは感じた。
そのとき、一馬はすでに違う世界にいた。突き飛ばされたとき、みづきのバスタオルに白夜の爪が引っかかったらしい。そのタオルはいま、悶えを打った白夜の下に敷かれている。つまり。つまり、いま、みづきは……。

↓白夜(身体は一馬)は、壬琴やその他大勢の人の前で大暴れ。
木の根元への放尿シーンもありました。
浅生一馬はそこにいた。もちろん、壬琴がつれてきたのだ。しかし合図があったら入ってこい、と外で待たせていたはずなのに、中に勝手に入ってきた一馬は、なぜか四つん這いになり、しかも誰かよそさまの食膳に顔を突っ込んでむしゃむしゃ食べている。
「面白い」とは、会の途中で一馬が披露した芸のことだろう。誰かが食事中にうっかり皿を落としたのがきっかけだ。それをぱくりと口で咥えた一馬は、落とした当人に口で投げ返してみせたのだ。
あとはもう、やんややんやの大喝采の中、ひとりが皿を投げ、それを口で巧みにキャッチする一馬、という光景がつづいた。空中だろうが、地面すれすれだろうが、身体をひねりながら百発百中で受け止める一馬の姿に、壬琴も度肝を抜かれたものだ。
「ひゃん!?」
祥子はすっとんきょうな悲鳴をあげた。一馬の下が頬をぺろりと舐めたのだ。ほ、本当に何て人なの!?が、驚く間もなく、一馬はペロペロと顔中を舐め回してくる。
「あっ、いけまっ、あ、いけませっ、あ、あああっ」
元に戻るシーンはわかりにくいですが、恐らく296~297ページで元に戻っています。
みづきや美亜が入れ替わりに気がつくシーンが良かったです。
ToHeart2(ねこ☆たま)
| 作品タイトル/著者 | 簡単なあらすじ | 収録書籍/ソフト |
| 『ToHeart2』 著者:村田 治 | 環が野良猫と入れ替わる。 | ハーヴェスト出版 なごみ文庫 『ToHeart2 TwoPieces ~このみと環~』 |
※本項目の画像は、全て上記作品からの出典です。
「ねこ☆たま」が人外との入れ替わり。
河野貴明は、受験のために泊まり込みで環に勉強を教えてもらうことになった。
しかし、厳しいスケジュールについていけず、環と喧嘩になってしまう。
その翌朝、何故か環は猫のように振る舞い始めて…
↓猫(身体は環)は、鳴き声しか発さず、行動はただの猫です。
周囲の人は、「環が猫の真似をしている」と信じて疑わず、ボロを出させようとする展開です。
硬直している俺を気にもかけず、タマ姉は手の甲でコシコシと頬をさすっていた。まるでネコが顔を洗うように。
俺は恐る恐る、後ろにいる雄二を振り返る。しかし、肩をすくめて首を横に振られるだけだった。
「……朝からずっとこんな調子だよ。なんのつもりか分からないけど、ネコみたいな鳴き声しか出さねえ。動きだって、まるっきりネコそのものだ」
猫(身体は環)は力の強い環の身体で暴れるので、大変なことに(笑)
水や犬が苦手だったり、貴明に懐いたり、おいしいです。
猫(身体は環)が催眠術をかけられて幼児退行する場面もありました。
↓環が入れ替わったのは野良猫で、環(身体は猫)は河原で目を覚まします。
こちらは、猫(身体は環)に接触しようとするも、なかなか上手くいかない…という展開です。
環(身体は猫)は、鳴き声しか発せないので意思疎通が取れません。
なぜか周囲の景色が河原の土手だった。
――なんで私、こんなところにいるの?
(中略)
私は立ち上がった――。
しかし、視界が低い。
立ち上がったはずなのに、普段座っている時よりも目線が下だ。
「……?」
何がなんだかわからない。
私は足下を見下ろしてみる……。
そこにあったのは黒褐色の毛に覆われた小さな脚だった。しかも、地面についている脚は四本ある。本来は腕の部分が、脚として機能しているのだ。
「???」
なぜか二本足で立つことができず、私は四本の足で歩いて、河面に自分の姿を映してみた。

↓るーこちゃんは入れ替わりをわかっているようでした。
「なんだ、お前はニャーじゃないのか。うーの仲間だな。なんでそんな姿になってる?」
「……にゃう?」

玲於奈、薫子、カスミの三人に捕まってしまうところも良かったです。
↓貴明に股間を見られて雌雄判別されるシーンが好きですねw
「お前、何か言いたいことでもあるのか?」
俺はそのシャムネコを抱き上げてみる。
「あぁ、こいつはメスなんだな――っ痛!」
顔より高く持ち上げて下から覗き込んでいると、足で思いっきり蹴られてしまった。

色々あって、裸の環(中身は猫)と貴明が一緒にいる場面を、環(身体は猫)が見てしまい…
元に戻り、喧嘩をしていた貴明と環が仲直りしてハッピーエンドでした。
善人おっさん、生まれ変わったらSSSランク人生が確定した
| 作品タイトル/著者 | 簡単なあらすじ | 収録書籍/ソフト |
| 『善人おっさん、生まれ変わったらSSSランク人生が確定した』 著者:三木なずな イラスト:伍長 | ヒロインがモンスターと入れ替わる。 | 集英社 ダッシュエックス文庫 『善人おっさん、生まれ変わったらSSSランク人生が確定した』 第3巻 |
※本項目の画像は、全て上記作品からの出典です。
第8章第2節「善人、モンスターの偽装を一目で見破る」~第3節「善人、瞬時に全てを見抜く」が人外との入れ替わり。
連絡が途絶えたビーレ魔法学校を調べるために、アレクサンダーはシャオメイと共にビーレ魔法学校へ訪れた。
学校内で出会ったモンスターは、何故か皆二人の姿を見て逃げ出してしまう。
生徒たちはモンスターと入れ替えられていて、シャオメイもモンスターと入れ替えられてしまう。
アレクサンダーは、生き物の魂ランクがわかる眼鏡で、モンスターの身体に入っている魂が人間の魂だと見抜きます。
↓実は、生徒たちはモンスターに入れ替えられていて、モンスターの身体になった人間は、倒されないように逃げていた…ということでした。
どこからともなくモンスターが二体現れた。
片方は二本角のウサギで、もう片方はメガネを掛けてるような顔のゴリラ。
どちらとも実際の動物の倍以上のサイズで、ゴリラの方はいかにもパワーがありそうな見た目だ。
(中略)
一方で、二体のモンスターは逃げ出した。
まったく戦意がなくて、ただ逃げ惑うだけ。
↓人間の身体になったモンスターを倒すと、相互変身が解けて、元に戻ります。
モンスター状態では裸だったため、元に戻った人間は全裸ですw
私が倒したGランク魂の人間が次第に薄まって消えた。
Cランク魂のモンスターが光に包まれ、その光の中からうっすらと見えてきたのは、私が倒した人間が横たわってる姿だった。
どうやら、何かの理由で、人間とモンスターが入れ替わっているようだ。
↓一人になったシャオメイは、モンスターに入れ替えられてしまいます。
私は逃げていた。
後ろから追いかけてくる自分から逃げていた。
何が起こったのかわからない。
わかっているのは教室に入った途端、目の前が真っ暗になって、次に気がついたらもう一人の自分が目の前にいたということだけ。
そして、自分がモンスターの姿になっていること。
訳がわからない、私は混乱した。
そんな混乱する暇も与えてやるものかとばかりに、私の姿をした、多分モンスターが襲いかかってきた。
↓アレクサンダーに襲われそうになったシャオメイ(身体はモンスター)が良かったですね。
モンスターボディでは喋れないようです。
こっちを見たアレクサンダー様が剣を構える。
(いけない!)
悪い予感がしました。
この状況、他の人には私が二体のモンスターに襲われているように見えてしまう。
実際も『私が二体のモンスターに襲われている」んですが、「私」が違う。
アレクサンダー様が剣を振り上げた。
「――」
私です!こっちが私です!!
と叫ぼうとしましたが、モンスターの体だからか、声が上手く出ませんでした。
入れ替わりは、影と目が合うことで起こるようです。
入れ替わりの魔法「ハーシェル」で高ランクの魂が低ランクの肉体に入ると、より高いパフォーマンスを発揮するらしく、モンスター軍団を作って世界征服をしようとした軍団もあるらしい…
シャオメイはアレクサンダーの活躍で無事に元に戻ります。
↓コミカライズ版はこちら!
コップクラフト
| 作品タイトル/著者 | 簡単なあらすじ | 収録書籍/ソフト |
| 『コップクラフト』 著者:賀東招二 | 女の子が魔法の弓矢で猫と入れ替わる。 | 小学館 ガガガ文庫 『コップクラフト』 第4巻 |
※本項目の画像は、全て上記作品からの出典です。
第5話「SMELLS LIKE TOON SPIRIT 猫の手も借りたい」が人外との入れ替わり。

ティラナが回収した密輸品の弩(いしゆみ)に触ったら、飼い猫のクロイと入れ替わってしまった。
ティラナ(身体はクロイ)は元に戻るべく奔走するが、弩はマトバにゴミとして出されてしまい…
弩には、『モーズ・ネル・バルバ』、『魂の運び手』という術が込められていたようです。
↓入れ替わる際の魂の移動?の描写が良かったです。
脳髄が頭蓋の中から飛び出したような浮遊感。物質的なしがらみを克服したような、あの奇妙な恍惚感。魔術師としての力も持つ彼女は、すぐさまこれが自分の世界の魔法的産物によるものだと理解していた。問題は、自分がまったく魔術を行使しようとしていなかったことだ。
力は暴走している。いや、むしろ制御されている。彼女の意志とはまったく無関係に。
肉体から取り出された思考が、どこか知らない場所へと連れていかれる。
↓翌朝、目が覚めたクロイ(身体はティラナ)は、あられもない姿でケイの布団に潜り込みます。
ティラナ(身体はクロイ)は、ケイに入れ替わりを伝えようとしますが、鳴き声しか発することができず、ケイは一人で仕事に出かけてしまいました。
かたやティラナは気だるげな表情でそのまま横たわっている。しどけないキャミソール姿。まくれあがったり、食い込んだり――そういうあれこれも気にしていない様子だ。彼女はマトバに向かって、物憂げな声でこう言った。
「なーお……」
「はあ?寝ぼけてんのか?おまえの寝室は下だぞ、下!」
「みゃーお……」
ティラナが悲しそうにのどを鳴らした。うるんだ瞳。半開きの唇。妙に煽情的なたたずまいだ。ひごろティラナをそういう対象から除外しているマトバでも、なんともいえない警戒心を抱かずにはいられない感じだった。
↓クロイ(身体はティラナ)が少しだけ人語を喋れるところが最高ですね。
ティラナ(身体はクロイ)は、嫌いな?ケイに媚びる自分の姿を見てショックを受けます。
「なーお。け……けい」
「やめろって」
「けー、いー……?」
寄ってくる。キスしそうな勢いで。
「なあ、そういうのは洒落にならんぞ。冗談にしちゃたちが悪いし……おい、やめろって」
「なーお……!けーいー!」
満面の笑みでティラナが抱きついてくる。マトバを押し倒し、顔をうずめ、あちこちに舌を這わせてくる。顔や首筋や胸などを、ぺろぺろと無邪気に舐めてくる。
↓クロイ(身体はティラナ)の行動は猫そのもの。
クロイ(身体はティラナ)の下着を履いたままのトイレシーンは、見せられているティラナ(身体はクロイ)がかわいそうでしたw
クロイ(身体はティラナ)は、他にも冷蔵庫の中を漁ったり、部屋中をめちゃくちゃにしたり、下半身裸でうろついたりとキツめです(笑)
着崩れたキャミソール姿で、四つん這いになって、不機嫌そうに背筋を反らす。そのまま彼女はのろのろとリビングを横切り、床のお皿にためてあった水をぺちゃぺちゃと飲みはじめた。
(あああああああああ……!)
なんと卑しい。なんと無惨な。あれではまるでケダモノではないか!
いや、実際ケダモノなのだが。頼むクロイ。わたしの体でそういうことをやらないでくれ。見ていて耐えられないのだ!しかも、しかも、なんか、あの様子は――あの背筋の震わせ方は――。
(いかん……!)
ティラナの体のまま、クロイはバスルームにある専用トイレへとのんきに四つん這いで向かっていく。ティラナは血相を変えて(繰り返すが猫の体で)その後を追い、自分の体――そのお尻に飛びついた。
ティラナ(身体はクロイ)は、何とかスマホのパスコードを解除し、文字入力で意思疎通を取ります。
猫の目だと赤色が灰色に見えるというところに興奮しました。
セシルを呼び出したティラナ(身体はクロイ)は、弩を積んだゴミ収集車を追いかけます。
ジェスチャーで意思疎通を取る猫になっているのが面白いです。
セシルが中身が猫のティラナの色っぽさにドキドキしてしまうところも良かったです。
ティラナ(身体はクロイ)がゴミ焼却炉に落ちてしまう…というギリギリのところで元に戻ります。
もう戻れないかも…と猫としての人生を想像するティラナ(身体はクロイ)が最高でした。
元に戻ってから人間の聴覚に慣れないティラナや、元に戻ったことを知らないセシルも良かったです。
↓アニメ版はこちら!
山姫アンチメモニクス
| 作品タイトル/著者 | 簡単なあらすじ | 収録書籍/ソフト |
| 『山姫アンチメモニクス』 著者:三上延 | 主人公と犬が入れ替わる。 | メディアワークス 電撃文庫 『山姫アンチメモニクス』 |
※本項目の画像は、全て上記作品からの出典です。
第1巻第4話「犬男の恐怖」が人外との入れ替わり。
山姫の翠の姉・風花は、お互いに羨ましがった犬とカズキの記憶をアンチメモニクスで抜き取ってしまう。
そして後始末に明け暮れる翠は、風花に騙されて犬とカズキの記憶を逆にして戻してしまった。
↓犬はエロ犬で、カズキの身体で翠のスカートを捲り、匂いを嗅ぎます。
カズキの祖母に叩かれ、土下座させられる犬(身体はカズキ)はかわいそうでしたw
「あ、大丈夫?頭とか、痛く……」
翠ははっと口をつぐんだ。カズキは翠の顔を見てにんまり笑っている。なんとなく別人のような、違和感のある笑顔だった――と、次の瞬間、彼は翠の制服のスカートをまくり上げて、彼女の素足に抱きついた。
「やだ!ちょっと、なにする……きゃっ!」
翠はスカートの裾を押さえながらバランスを崩して、草むらに倒れこんだ。彼女の体の上にカズキが馬乗りになって、ぺろぺろと彼女の顔をなめ始める。
まるで犬だった。
思わず翠は声を上げた。立ち止まっているのに飽きたのか、カズキは翠に飛びかかってじゃれつこうとした――分かりやすく言うと、抱きついてきた。
「ちょ、ちょっと。だめ。こんなところで。お座り!」
しかしカズキ――犬ははあはあと生温かい息を吐きながら、翠の顔をなめようとする。
↓翠は、犬のように命令に従う犬(身体はカズキ)を見て、入れ替わりに気がつきます。
「……伏せ」
突然、カズキはぺたりと畳の上に上半身をこすりつけた。そして、新しい命令を期待するように、笑顔で翠の方を見上げている。尻尾があれば振りかねない勢いだった。
翠は、二人を元に戻すためにカズキ(身体は犬)を探しに行きます。
↓翠は、中身は犬とわかっていても、外見はカズキなのでドキドキ。
「アオン!」
と、カズキが答える。翠はふと考えこんだ。
引綱があれば連れていきやすいが、見た目は「人間」のカズキの体にそんなものをつけるわけには行かない。一瞬ためらってから、彼女はカズキの手を握った。
手をつなぐのはこれが初めてだった――中身は犬だが。
翠が走り出すと、カズキも嬉しそうに付いてくる。普段のカズキが見せない素直な笑顔で、彼女もついつられて嬉しくなりかけた。
(カズキ君じゃないんだってば)
と、自分に言い聞かせる。
カズキは二本足で立って走っているが、背中を丸めて地面につきそうなほど両手を下げている。人間よりも動物に近しいしぐさだった。誰かに散歩のしつけをされているのか、「主人」の翠よりも先に立って走ろうとはしない。
犬はダックスフントで、誰かに飼われていた「フライ」という名の迷い犬のようです。
↓人間ボディを得た犬は、徐々に喋り方も歩き方も人間に馴染んでいきます。
犬(身体はカズキ)の嗅覚は精神準拠のようでした。
浮雲荘を出た時は背中を丸めていたのに、今はしゃんと伸びている。立ち止まってもあまりじゃれつかなくなった。
(だんだん、人間っぽくなってきてる?)
記憶以外は全部人間だから、精神が肉体の方に影響されているのかもしれない。このまま人間らしくなり続けたら、一体どんなことに――。
(中略)
「……フライ」
「ウン!」
元気よくカズキ、いやフライはうなずいた。少々人間くさくなっているが、間違いなくこのポスターの犬だった。
↓入れ替えた張本人の風花がサイコパスでしたw
風花は優しく慰めるように言った。
「そのうちちゃんと精神の方が体になじむわ。何時間もしないうちに、両方とも元に戻れないぐらい人間らしく・犬らしくなるから」
翠の背中にぞっと戦慄が走った。
カズキ(身体は犬)は、風花によって持ち主の家に返されてしまいました。
↓こちらも犬ボディに馴染んで、戻りたくなくなりつつあり最高です。
カズキは彼女の膝の上に飛び乗ると、そのとたんにぎゅっと抱きしめられる。
「よしよし、いい子、いい子」
カズキは頭を撫でられる。そうされると無性に嬉しい。彼はちぎれんばかりに尻尾を振った。
カズキは戸惑った。ここを出ようという決意が後退しそうになる。この飼い主と一緒にいるのがとても魅力的な選択肢に思えてきた。慌てて首を振ってその誘惑に耐える。彼女は自分の膝の上にカズキを乗せた。
「はい、じゃあこれあげる」
鼻先にいい匂いのするものが押しつけられる。からからに乾いた肉だ。これは――。
「いらないの?フライの大好きなビーフジャーキー」
生唾が口の中いっぱいに広がった。次の瞬間、ほとんど考える余裕もなくそれにかじりついていた。体の奥から湧き上がる本能がそれを欲している。
自分の素直な気持ちに従えば、ここにいたかった。自分がどうして逃げなければならないのか、だんだん分からなくなりつつあった。
「えいっ」
突然、彼女はスカートを彼の体の上にすっぽりとかけてしまう。すぐ目の前に白い素足がぼんやりと見える。ぎょっとして身動きできなくなった。
「あれ?反応ないな。前はこれ大好きだったのに」
本音を言うと相当嬉しいのだが、さすがに人として素直に喜んではいけない気がする――。
人として?
「フライ、後で一緒にお風呂に入ろうね!」
無意識のうちにぱたぱたと尻尾が揺れた。
はっとカズキは我に返る。とてもまずい状況だ。このまま犬でい続けたら、人間には戻れなくなってしまうかもしれない。
飼い主の女の子が、スカートを捲ってくるカズキ(中身は犬)を犬だと信じるところが良かったです。
↓無事に元に戻ります…が、カズキは犬だった時の癖が抜け切らないのでした(笑)
「だって、食べるものをくれるんだから!そういう人を大事にしないと……あれっ?」
カズキは自分の言葉にぎょっとした――なにを言ってるんだろう俺。
「食べ物をくれれば誰でもいいの?」
翠はむっとして言った。
「そ、そんなことないよ。こういうのをもらったからって、すぐ飼い主って認めるわけじゃな……」
飼い主?
カズキは口をつぐむ。なにかがおかしい。
(中略)
カズキはますます混乱してきた。さっきから妙なことばかり口走っている。人間の常識とは違うなにかが、頭の中に混ざっている気がした。
今回は、小説の人外との入れ替わり回を8作品紹介しました。
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