男女入れ替わり

小説の男女入れ替わり回①【10作品】

アイキャッチ男女入れ替わり

今回は、小説の男女入れ替わり回を10作品紹介していきます。

 

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灼眼のシャナ

作品タイトル/著者簡単なあらすじ収録書籍/ソフト
『灼眼のシャナ』
著者:高橋弥七郎
宝具の力でシャナと悠二が入れ替わる。メディアワークス
『いとうのいぢ画集 紅蓮』

※本項目の画像は、全て上記作品からの出典です。

番外編「-リシャッフル-」が男女入れ替わり。

灼眼のシャナ0

夏の暑い日、ゴミ山に使えるものがないか探していた悠二シャナ

悠二が落ちていた黒い筒を通してシャナを見たら、法具「リシャッフル」の力が発動して入れ替わってしまった。

 

↓入れ替わり直後に言い争う二人がおいしいです。

「悠二!」
シャナは悠二の声で怒り
「わあっ!?」
悠二はシャナの声で縮こまった
「へ、変な声出さないで!」
「そっちこそ、僕の声で女喋りは止めてくれよ!」
「ヘニャヘニャした声出してるのは悠二の方でしょ!」

 

↓スカートネタや髪の毛ネタもおいしいです。

(まさか)
思いつつ、膝の上に揃えた手を強く握りしめる。ひどくか細い実感に、恐怖さえ覚えた。手の下は、長ズボンをはいていたはずなのに、なぜか膝が剥き出しで、腰から下がやけにスースーした。僅かに腰を折ると、肩にさらりと、しなやかな髪のかかる感触がある。
(まさか、そんな)
ガサガサと、シャナが気配を頼りに近づいて来ているらしいが、真っ暗でなにも見えない。
と、その闇の中から、いきなり腕をつかまれた。
「っわ!?」
さっきから自分が出していた、シャナのような少女の声で叫んでいた。

(スカートってのは涼しくていいけど、かわりにパンツがぴったり過ぎるんだよなあ)
などと少々下品なことを考えたりする。

灼眼のシャナ3

もう一度筒を覗けば元に戻れるらしく、悠二(身体はシャナ)がホッと胸をなでおろそうとしたら、胸を触られると勘違いしたシャナ(身体は悠二)に張り飛ばされてしまいました(笑)

大股開きでパンツ丸見えを恥ずかしがって隠す悠二(身体はシャナ)が最高。

「ば、馬鹿悠二!なんて格好するのよ!?」
シャナは悠二の顔を真っ赤にして叫んだ。
「そ、そんな、こと言っても、シャナがうわっ!?」
自分の前に、はしたなく大股開きになって、短いスカートもまくれたシャナの下半身がある。というか、そんな格好をした自分を見下ろしていた。慌てて脚を閉じ、スカートの裾を押さえる。

 

↓シャナ(身体は悠二)が悠二の身体で「うるさいうるさいうるさい」と言うのも最高。

「うるさいうるさいうるさい!」
中身がシャナと分かっていても、目の前にある「真っ赤になって涙目で怒鳴る自分』という図はとても情けない、と悠二は思った。

 

↓宝具は投げ捨ててしまって行方不明になっており、仕方なく二人は入れ替わりがバレないように過ごすことに。

シャナ(身体は悠二)はシャナの力を使えず、悠二(身体はシャナ)がシャナの力を使うところが良かったです。

悠二は、視界が妙に低く、大男のような自分が目の前にあるという変な世界の中、その不安を小さく潜めた声に表して訊く。
「どうしよう、シャナ」
シャナも小声で返す。
「その顔で弱音を吐かないで」
「で、でも」

「力を、重ねる」
ポン、と炎髪灼眼が紅蓮の火の粉の放出とともに煌めき、黒衣『夜笠』が鋭く広がった。
「――やった!」
「ん」
満足げな自分の笑顔に、悠二も少女の顔で弾けるような笑顔を返す。
(中略)
その雪崩の行き着く先で一人、小さな体を立たせて受け止める悠二は、倒れもせず抵抗も感じない、しかし驚きと戸惑いを表して、黒衣の内に吸い込まれてゆく玩具を見やる。

 

↓オーバーにお互いの演技をして佐藤&田中に話す二人がおいしいです。

お互いのフリをしながら喧嘩する二人が最高。

「ほら、悠……シャナ、いつまで埋まってる……んだ」
シャナは、できるだけ悠二っぽく見せよう、と下手な演技で悠二に言った。
(ああ、そうか)
悠二もやり取りの意味を察して、シャナっぽいやりとりはこうか、と返す。
「えーと、んー、うるさううるさいうるさい
ムカッ、とシャナが悠二の顔の奥で、その偏見に満ちた演技への怒りを湧き上がらせた。
佐藤と田中は怪訝な面持ちで、そんな『シャナと悠二」を交互に見る。
「どうしたんだい、二人とも。あはははは」
と変に力を抜いて、シャナは悠二の顔をヘラヘラと笑わせた。
(僕はそんな間抜けな笑い方しないぞ)
今度は悠二が密かに怒って、玩具の中から立ち上がる。

「な、なんて格好すん――してるんだよ!」
つい脚を大きく開いてよじ登る姿勢になっていたシャナに言う悠二、
「しょうがない、でしょ!まだ、いや、今はうまく動けないんだから!」
やけに強い声色で怒鳴る悠二に拗ねるように叫び返すシャナ、

 

↓入れ替わり萌えが多すぎて書ききれないですが、汗ネタもおいしいです。

悠二はつい着せられたシャツについて、
「汗臭いなあ――ぁだっ!?」
と余計な感想を漏らしたため、アイスの袋で横っ面を張り飛ばされた。
「悠二の汗でしょ!」
「そ、そりゃそうだけど……これじゃ、シャナの体の方が汗だくになるよ」

 

↓その後も、二人はこんな時に限って色々なキャラに見つかって絡まれます。

攻撃してくるヴィルヘルミナに、かわいく告白して気を逸らす悠二(身体はシャナ)が好きw

シャナという少女が普通に世間話を始めた。
普段の、不愛想で効率重視で余計なお喋りなどしない彼女を知っている者にとっての、この事態の異様さが自分でも分かって、悠二は激しい後悔に襲われる。
(中略)
悠二はとりあえず、その可愛らしい照れ笑いに、適当な相槌を打っておいた。前のとき、というのがなんのことなのか全くわからず、そもそもこの二人が知り合いであることにも驚いていたが、とりあえず今は、そのあたりを詳しく尋ねていられる状況ではない。

「こんにちは、シャナちゃん」
「う、ん」
悠二は、なぜか彼女の短い言葉、変わらない笑顔に、緊張する自分を感じた。微妙なプレッシャーが、全身を強張らせる。
(よ、吉田さんって、こんなに恐かったっけ……?)
普段、彼女の好意に甘えている少年は、初めてその違う一面、勝負する女性の部分に相対していた。
(中略)
腕を組んで開き直る偉そうな自分に、悠二は呆れの溜息をつく。
吉田はそんな確信と強さに満ち溢れた少年の姿に思わず胸を高鳴らせた。
(なんだか今日の坂井君、かっこいい……?)

 

↓ようやく自宅に戻ってきた二人。

悠二(身体はシャナ)が母親にお風呂を勧められるところが好きですね。

大きくなった体でいつもの大股早足に歩いてきたシャナを、逆に縮んだ体で追いかけていた悠二は、ヘトヘトになっていたのである。
(中略)
思って、自分のものではない体を見下ろす。当たり前のように動かしていたもの、その全ての尺度が狂うという違和感には、やはり慣れることができなかった。なにより、少女の体を勝手に動かしている、という事実には、微妙な後ろめたさがあって落ち着かない。

(――お、風、呂?)
ようやく提案の意味、その行為がもたらす結果、というか映像に思い至って、思い浮かべそうになって慌てて打ち消して僅かに未練をもってとにかく、足が震えるほどに動転した。
(お、おおおお風呂っ!?お風呂って、まさか、まさかあの、お風呂!?)

灼眼のシャナ7

↓気絶した悠二(身体はシャナ)を見たシャナ(身体は悠二)は、誘惑に流されそうになり…

シャナに腹痛の返された悠二も良かったです。

(今、悠二は私の思いのままに動く)
自分がこうしてほしい、と思ったことを全て、自分の意志で実現できる。どこまでも熱く甘く怖い、状況からの誘惑とも取れる、自分自身抱く願望とも思える、行為への欲求が湧く。

 

↓アニメ版はこちら!

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這いよれ!ニャル子さん

作品タイトル/著者簡単なあらすじ収録書籍/ソフト
『這いよれ!ニャル子さん』
著者:逢空万太
宇宙人のカメラで真尋とニャル子が入れ替えられる。ソフトバンククリエイティブ
GA文庫
『這いよれ!ニャル子さん』
第3巻

※本項目の画像は、全て上記作品からの出典です。

第3巻が男女入れ替わり。

這いよれ!ニャル子さん4

八坂真尋に一目ぼれして、毎日熱烈なアプローチを仕掛けている宇宙人のニャル子

ある日、真尋とニャル子は目の前に現れたクラスメイトの暮井珠緒が持つカメラの光を浴びて気を失い、目が覚めたら入れ替わっていた。

実は、暮井珠緒もイースの偉大なる種族であるイス香と身体を入れ替えられており、さらに強い存在(ニャル子)へ入れ替わろうとしたところ、間違えて真尋とニャル子を入れ替えてしまったらしい。

 

↓目を覚ました真尋(身体はニャル子)が、髪の毛や声に違和感を覚えるシーンや、鏡を見るシーンが良いですね。

さらり。
ふと、真尋の頭から何かが下に垂れ下がった。
見てみると、糸のような細長いものだ。それも一筋ではなく、パラパラと束になって。しかもそれらは、一様に蛍光灯の光を反射してきらめく銀色をしていた。
なぜこんなものが、自分の頭から。

視線をその腕から付け根、胴体へとたどらせる。
結果得られた感想は、別の意味で見慣れた身体だという事

鏡の中。いつもニコニコ真尋の隣に這い寄る混沌が、恐怖に震える表情でこちらを見ていた。

自分の発した言葉が自分じゃない声で再生されて、真尋の違和感はもうどうにも止まらない。

 

イス香(身体は珠緒)によると、カメラの充電が切れているのですぐには元に戻れないらしいw

イースの偉大なる種族の強硬派は、全人類との精神交換を企んでいて、地球の危機のようです。

ニャル子(身体は真尋)と真尋(身体はニャル子)は、仕方なくイス香(身体は珠緒)に協力することになりました。

ニャルラトホテプの身体に、真尋の心。逆に真尋の身体にはニャルラトホテプの心が入っている。この時ばかりは、自分の身体の中性的な顔立ちと声に感謝した。それに、ニャルラトホテプの喋り方にも。これで真尋がズブズブのバス声域でニャルラトホテプがバリバリのギャル口調だったら目も当てられない。

 

とりあえずその日は、入れ替わった状態で過ごすことに。

ニャルラトホテプが真面目な事を言うはずがないと思ったが、大当たりだった。ついかっとなって食卓のフォークを掴みかけたが、現状で実力行使して傷がつくのは真尋の身体だ。それが分かっているから、ニャルラトホテプもニヤニヤといやらしさこの上ない笑みを浮かべているのだろう。自分の顔がここまで憎たらしく感じたのは初めての真尋だった。

 

↓ニャル子(身体は真尋)のトイレネタがあります。

…トイレで「良いこと」をしていたようです(笑)

「どこ行くんだよ」
「ちょっとお花を摘みに」
「トイレって素直に言えよ」
「……真尋さん、女の子なんですからもうちょっとデリカシーというものを」
「誰が女の子だ!」
(中略)
もともと中性かやや女顔である事にコンプレックスを持っていた真尋だけに、ニャルラトホテプの身体だとはいえ本格的に女の子と言われると面白くない。

ニャルラトホテプの表情は、まあ真尋の容姿なのだが、弛緩とも脱力ともつかない印象を抱かせた。瞳は心なしかとろんとしており、頬もほんのり赤い。やや濡れた唇は半開きで、呼吸も少しばかり不規則だった。
(中略)
「……男の子っていいものですねぇ……ふぅ」
「………………………………は?」
呟かれた台詞の意味が分からず、真尋は返す言葉が見つからなかった。しかしそんな真尋に、ニャルラトホテプは何だか解脱したような穏やかな視線を注いできた。
「……そりゃ、こんな事覚えたら思春期の小市民だって、もう二度としないと誓っても次の日またしてしまいますよね。嘉門達夫も歌いたくなりますわ」
「何の話!?お前、何の話してる!?」
「……確かに女の子には分からない感覚でしたよーうふふー」

 

↓真尋(身体はニャル子)がクー子に標的にされかけるシーンも良いですね。

「あの、あのなクー子?こんななりでも中身は僕だからな?分かってるよな?お前の好きなニャル子はあっちだからな?僕の身体だからな?」
(中略)
「……ニャル子の身体の少年と、少年の身体のニャル子のどっちの赤ちゃんを産めばいいか分からない」
「どっちも産ませねえよ」
「……え……じゃあ少年が……わたしの赤ちゃん産んでくれるの……?」

這いよれ!ニャル子さん7

↓この後は、お待ちかねの真尋(身体はニャル子)のお風呂イベント

ニャル子に弱みを握られないように、頑張ってニャル子の裸を見ないようにする真尋が最高でした。

この身体はニャルラトホテプのものなのだ。
入浴するという事はつまり、衣類をすべて脱ぐわけで。
衣類をすべて脱ぐという事は、裸になるわけで。
「……どうすればいいんだ」
真尋は絶望的な気分で呟く。脱衣カゴを見ると、なぜか女物の着替えが用意してあった。真尋が見る限り、こんなものは我が家では見た事がない。情熱の真っ赤なブラジャーとショーツ、どちらもレースつき。
(中略)
だが待ってほしい。真尋は冷静になった。これがインナーだと思うからいけないのだ。例えばこのブラジャーなんて、見ようによってはボディビルダーが使う大胸筋矯正サポーターに思えなくもな――無理でした。

少女の身体を洗うというのは、なかなか難易度の高い作業だった。男の身体と同じなのは手足がついている場所だけだ。肌がなまじ柔らかくきめ細かいせいで、元の身体の時のように力いっぱい擦ってはいけない気分になった。
(中略)
一番勝手が分からなかったのは髪だ。真尋のように短髪でないから、どうやって洗っていいのか皆目見当がつかなかった。

ちゃぷ、とお湯の中から腕を上げる。こんな細い腕で、下心が十割とはいえ真尋を守ってくれていたのだ。

這いよれ!ニャル子さん2

↓真尋(身体はニャル子)が入浴していると、「ニャル子の身体」も好きなクー子が乱入してきて、襲われかけます。

他にも、クー子はニャル子の身体の真尋にニャル子の声でエロ小説を読ませるなど暴走していておいしいです。

「……もう我慢できない」
「は?」
「……いただきます」
ばっ、とクトゥグァはバスタオルを取って、湯船に侵入してきた。
「なぁっ!?」
まったく不意を突かれて、真尋は今度こそクトゥグァの裸体をくっきりと見てしまう。慌てて背を向けようとするが、クトゥグァの両手が素早く伸びて、真尋の顔をがっしりと掴んで固定させた。
「……はぁはぁ……好き……大好き……」

 

↓真尋(身体はニャル子)がニャル子の筆跡と指紋で拇印を押すところに興奮しました。

今までニャル子(身体は真尋)が好き勝手していましたが、真尋(身体はニャル子)がやり返している感じが好きです。

ちなみに、真尋の身体のニャル子は戦えず、真尋もニャル子の身体に慣れていないので十分な戦闘力が無いらしい。

「えー、なになに……『私、ニャルラトホテプは八坂真尋との再精神交換により元の身体に戻った暁には、クトゥグァに身も心も捧げる事を誓います』ってなにゅーっ!?」
真尋が書いた文章をそのまま朗読するなり、ニャルラトホテプは目を剥いた。
(中略)
「ちょ、真尋さん何やってんですか!そんなもの、効力を持つわけがアルマイヤー!」
「いや、この身体だとちゃんと筆跡も変わるのな。これ、ニャル子の字だろ?拇印もニャル子の指紋だろうし、立派な書類だと思うな」

這いよれ!ニャル子さん1

カメラの充電が全然終わらず、翌日は入れ替わったまま学校へ。

↓精神の方の席にうっかり座ってしまったり、ニャル子が真尋の身体でクラス中に聞こえるように「ニャル子(中身は真尋)」に告白するシーンが最高でした。

ニャル子(身体は真尋)が愛の告白中に一瞬一人称を言い間違えるところがツボです。

「ニャル子!好きだー!」
(中略)
クラスはおろか廊下にまで響き渡るくらいの清涼で、ニャルラトホテプはまるで応援団のような猛々しさで言の葉を紡ぐ。
真尋の姿で。
真尋の声で。
この演説の矛先は誰でもない、真尋にのみ向けられている。
ニャルラトホテプの姿と声をした、真尋に。
つまりそれは。
何も事情を知らない一般のクラスメイトから見れば。
――真尋がニャルラトホテプに熱烈なラブコールを送っているように聞こえるのだ。
「な、なぁぁぁぁっ!?」

 

↓他にも、イス香(身体は珠緒)が珠緒の成績を上げようとして失敗したり、ニャル子(身体は真尋)が完璧に真尋の真似をしたりとおいしいです。

「ごほん……余市?僕だけど。八坂真尋。お見舞いに来たよ」
こんこん、と扉を叩きながら、ニャルラトホテプは真尋の声真似をした。驚くべき事に、これがまたそっくりだった。声音が同じなのは言うまでもないが、声量や発音、抑揚までが真尋そのものだった。

這いよれ!ニャル子さん11

そして、全人類との精神交換を企む強硬派のイス動(身体は余市)が現れてモンスター?と戦うことに。

ニャル子の身体で戦う真尋や、真尋の身体で致命傷?を負うニャル子や、入れ替わった二人のキスシーンがありました。

ちなみに、イス香になった珠緒とイス動になった余市は登場しません。

 

↓アニメ版はこちら!

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このあと滅茶苦茶ラブコメした

作品タイトル/著者簡単なあらすじ収録書籍/ソフト
『このあと滅茶苦茶ラブコメした』
著者:春日部タケル
大我と静がラブコメ魔法で入れ替わる。KADOKAWA
角川スニーカー文庫
『このあと滅茶苦茶ラブコメした』
第1巻

※本項目の画像は、全て上記作品からの出典です。

第1巻第3章が男女入れ替わり。

このあと滅茶苦茶ラブコメした1 このあと滅茶苦茶ラブコメした2

ラブコメ願望を実現できるようになった赤城大我は、ラブコメ魔法で優等生の君影静と入れ替わってしまう。

学校ではお嬢様で淑女として振る舞う静だが、実は下ネタが大好きで…

俺の前に立っているのはどこからどう見ても『赤城大我』だ。
じゃあ俺は……今ここにいる俺は一体誰なんだ?
俺が混乱に陥る中、
『あらあら、これは一体どうした事でしょう』
目の前の俺が、俺の声で、まるで君影みたいなセリフを吐いた。
『どうして私の目の前に私がいるんでしょうか?』

 

↓大我(身体は静)が気を使って目を瞑る一方、静(身体は大我)が身体を意識させる発言をするのが最高w

静(身体は大我)が下ネタ大好きで面白いです。スマホの指紋認証ネタも好き。

『どうしたんですか赤城さん。いきなり目を瞑って』
「い、いやだって絶対気持ち悪いだろ。男が自分の体に入ってるなんて。余計な事したり見たりしないから安心しろ」
『あらあら。随分紳士なんですね。ふふ……でも直接触らなくても分かりますよね?私、見た目よりさらにパイオツ大きいんですよ』
「ぶっ!」
な、何を言い出すんだこいつは……
『それに比べて、赤城さんのはやはり小さいですね』
見えねえけど一体どこ触ってんだお前!

 

元に戻るには、「赤城大我」が「君影静」に告白しなければならないようです。

どちらが本人と言えるかネタが良いですね。

↓大我(身体は静)が静に気を使う一方、静(身体は大我)はさっさと告白します。

『愛しています』
う……躊躇いなく言い切った。
ぐだぐだとやっていた俺とは対照的に、めっちゃ男らしい。
(中略)
……自分の顔した人間から告白されるなんて人類で俺が初だよな……このなんとも言えないモヤモヤ感。

 

そして、告白シーンを君影親衛隊に目撃されて大変な騒ぎになってしまいます。

↓二人はお互いのフリをして過ごすことになりましたが、静(身体は大我)がフリーダムすぎて大我(身体は静)が振り回される感じですね。

『まあまあ、落ち着いてください。繰り返しますが今の貴方は「君影静」です。くれぐれもそれを念頭に置いた言動をお心がけいただければと。もし、それが破られた場合――』
「破られた場合?」
『私はみなさんの前でフルチンコになります』
「略さねえで言うの珍しいな!」
『それさえ守っていただければ、私も「赤城大我」に相応しい振る舞いをすると誓います……さあ、女子のパイオツとかおケツ触りにいくぜヒャッホーイ!』
「……は?」
唖然とする俺をよそに、君影はダッシュで屋上から消えていった。
今あいつ、なんて言った?パイオツとかおケツ触りにいく?…………俺の身体で?
「ちょ、ちょっと待て君影えっ――じゃなくって、少しお待ちください赤城さあああんっ!!」

 

↓大我(身体は静)が身体に合わせた口調や振る舞いを頑張るシーンが多くてかなり良いです。

静(身体は大我)は大我の演技が非常に上手で、本人も驚くレベルのようです。

静(身体は大我)はトイレで色々とした様子?w

極力君影っぽい表情と歩き方を心がけながら廊下を進む途中、トイレの前に差し掛かった所で――
『ふいー』
何か満足した様子の俺の身体が姿を現した。
『お、君影。奇遇だな』
き、奇遇だなじゃねえよ!お前、なんでそんな呑気にトイレなんか――ん?そこで俺はふと、ある事に思い至る。
「……赤城さん、一体中で何をなさっていたのでしょうか」
か、考えたくはないがトイレでやる事といったらアレしかない。こいつ……俺の身体で用を足してたのか?
『ああ、折角だからちょっとナニさせてもらったわ』
用よりとんでもない事してやがった!
俺は叫びそうになるのを抑えるのに必死だった。
『はは、冗談だって。ちょっと男子トイレの中を観察してただけだ』
それにしたって変態な事に変わりはないと思うんだが……ていうかこいつ演技滅茶苦茶上手いな……本人である俺が聞いても完全に俺が話しているようにしか聞こえない。

 

静(身体は大我)は、何故か大我(身体は静)に公衆の面前で「静」が「大我」に告白をするように外堀を埋めていきます。

戻らなければ女子更衣室イベントになったようですが、静(身体は大我)によって「大我」が「静」に告白したので、二人は元に戻ります。

「静」の皆勤賞を途切れさせることに罪悪感を抱く大我(身体は静)が最高でした。

 

↓元に戻ってから、「大我」の身体がドキドキしていることに気がつく大我も良かったです。

「全く、どこまで余裕のある奴なん――ん?」
そこで俺は、ある事に気付く。
なんか俺……滅茶苦茶心臓バクバクしてないか?
ていうか状況把握するので頭一杯になって意識してなかったけど、入れ替わりが戻った直後から、とんでもなくドキドキしてたよな。
君影の身体に入ってた時の俺も相当だったけど、はっきり言ってこれはその比じゃない。
でも戻った直後にそうだったって事は――その直前の君影――つまり、『愛してる』って言った時の君影がドキドキしてたって事だよな。
……あれは演技だったのになんで?

 

↓コミカライズ版はこちら!

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連載漫画の男女入れ替わり回⑲【10作品】今回は、連載漫画の男女入れ替わり回を10作品紹介していきます。 当サイトの情報につきまして、可能な限り正確な情報を掲載...

通常攻撃が全体攻撃で二回攻撃のお母さんは好きですか?

作品タイトル/著者簡単なあらすじ収録書籍/ソフト
『通常攻撃が全体攻撃で二回攻撃のお母さんは好きですか?』
著者:井中だちま
イラスト:飯田ぽち。
母親と息子がアイテムで変身して入れ替わる。KADOKAWA
ファンタジア文庫
『通常攻撃が全体攻撃で二回攻撃のお母さんは好きですか?』
第10巻

※本項目の画像は、全て上記作品からの出典です。

第10巻第2章「MODとは、“マジで・お母さん・大好き”の略ですか?」が男女入れ替わり。

 

シラーセが持ってきた開発中の変身用MODで変身して遊ぶ一同。

その中で、真々子真人は誤ってお互いに変身した状態になったところでMODが壊れてしまった。

仕方なく、二人は翌日まで入れ替わったまま過ごすことに…

 

冒頭で、真人が真々子に母親の気持ちを知ってもらいたいと言われていたところからもう興奮しますね。

モーネシラーセが変身で入れ替わって真人をからかうシーンが最高でした。

従業員であるモーネが、カウンター席に座っていて、客であるはずのシラーセが、カウンター内で紅茶を用意している。
本来なら、逆の位置だと思うのだが……
「あ、真人君!来てくれたんだね!んもーっ、寂しかったよーっ!」
「へ?」
甘えた声を上げて駆け寄ってきたのは、なんとシラーセだ。
仮に命の危機に瀕しても冷静沈着なその人が、五歳の娘がいる一児の母が、真人に抱きついて頬ずりしてくる。

 

↓モーネが真人に変身して真人本人をからかったり、ワイズとメディとシラーセとポータが真々子に変身して真人をからかったりと、真人は酷い目に遭いますw

真人が変身する身体を選ぶ際に登録者が女性しかいないことにゴクリとするシーンも好き。

MOD手鏡を受け取ったモーネは、鏡の中にある真人の姿と、自身の姿を重ねて、鏡面を指でつついた。
途端、モーネの全身が光に包まれて、真人と同じ姿になった。
そして当然のように真人にべったりくっついた。
「どこからどう見ても真人君でしょ!すごいよね!すりすり!」
「んぎゃああああっ!?俺が俺に甘えてくるううううっ!?」ぞぞぞぞっ!
自分の顔が、自分の胸に頬を寄せてきて、すりすり頬ずりされまくり。真人の全身を悪寒が爆走している。

 

↓ということで、真人は誤って真々子と入れ替わってしまいました。

手鏡は割れて壊れてしまい、元に戻せるのは翌日…

「おいっ、マジかよ!……俺の姿はどうなった!?」
真人は下に目を向けた。
白のワンピースに包まれている、大きな胸がある。ずっしりとした重量感がある。真人が身体を動かすと、揺れる。
「おい……この体って……まさか……」
「あらまあ。マー君が、お母さんになってるわ」

 

↓二人は明日までお互いのフリをして過ごすことになりましたが、さっそく真々子(身体は真人)はノリノリで不自然な男言葉を喋り始めます。

「えっと……母さん?」
「うふふ。今はマー君がお母さんよ、じゃなくて、母さんだぜ?」
「んなこと言ってる場合じゃなくね?」
深刻さが微塵も感じられない真々子真人と、顔面蒼白の真人真々子が、しばらく黙って見つめ合った。

 

↓真人(身体は真々子)は、真々子として母親業をすることに…

様子がおかしい二人の様子を怪しんだワイズとメディが、真人(身体は真々子)に鎌をかけるところが美味しいです。

「……とりあえず、バレてないよな?」
「そうみたいね、だぜ」
「俺そんなに”だぜ”って言ってないはずなんだけど。まあいいや。とにかく、この場は一気に乗り切るぞ」
気合を入れつつ、真人真々子は適当に手を動かしているフリで、真々子真人が慣れた手つきで調理を進めていく。
(中略)
「いい機会だから、マー母さんも、お料理にチャレンジしてみたらどうかしらだぜ?」
「遠慮しておきますですわ……こっちは、この状況を乗り切ることに専念するよ。はぁ~」

通常攻撃が全体攻撃で二回攻撃のお母さんは好きですか?1

この後は、入れ替わった母息子のお風呂イベント

↓目隠しをした真々子(中身は真人)が真人(中身は真々子)に脱がされて洗われるというヤバい絵面になっています(笑)

真々子(中身は真人)が真人(中身は真々子)を「母さん」と呼んでいるのも萌えますね。

「うん、無理。触れることさえ無理だ。母さん頼む」
「わかったわ」
真人真々子は潔く、両腕を広げて、真々子真人に脱衣をお任せした。
下半身の窮屈さが解放されて。
ブラの締め付け感がなくなると、胸の辺りの、ずっしりとした重みが、ますます重く感じられる。
「こんなに重いものなのか……」
「あら、何がだぜ?」

とりあえず問題なく洗える部分は洗い終わった。ということで。
「これで良し。終了。後は流すだけ……」
「ちゃんと体の隅々まで洗わないとダメだぜ?」
「くっ……」
真のお母さんチェックでダメ出しされた。
仕方がない。真人真々子は、体の大事な部分にスポンジを……
(中略)
真々子真人が手にした泡スポンジが。
真人真々子の胸の、先っちょに、わしゃっと。
「んはぁぁぁっ!?」
「あらやだ。痛かったの、だぜ?」
「だっ、大丈夫だから!別に何も感じてないから!ただ洗われてるだけだからっ!」

 

↓翌朝も元に戻っていませんでした。真々子(身体は真人)は相変わらずノリノリw

仕方なく、真人(身体は真々子)は家事をこなし、母親業の大変さを知ります。

「マー母さん。朝だぜ。起きる時間だぜ。」
「……ん~……まだ眠いぃ……」
「仕方ないんだぜ。それじゃ、俺のキスで、マー母さんを起こしてやるんだぜ」
「その絵面は容認できないからやめろっ!起きるからっ!」
おはようのキスをしようと迫ってくる、本来の自分の顔を、全力でお断りして。

 

真々子には懇談会に参加する予定があり、真人(身体は真々子)は家事で疲れた身体を引きずって外出。

懇談会に来た他の母親も同じように多くの家事をこなしてから来ており、真人(身体は真々子)は母親たちのパワフルさに感心します。

 

夕方、無事に二人は元に戻ります。

実は入れ替わったことを知っていて面白がっていた真人の仲間たちは、他の母親たちに変身して懇談会に来ており、真人(身体は真々子)をからかっていたようです(笑)

 

真・三国志妹

作品タイトル/著者簡単なあらすじ収録書籍/ソフト
 『真・三国志妹』
著者:春日みかげ
秀一と那波が呪いの泉で入れ替わる。KADOKAWA
ファンタジア文庫
『真・三国志妹IV 俺が好きな妹は張飛だけど張飛じゃない』

※本項目の画像は、全て上記作品からの出典です。

第4巻「俺が好きな妹は張飛だけど張飛じゃない」が男女入れ替わり。

真・三国志妹1

三国志の世界に召喚された水城秀一とその義妹の水城那波

ある日、二人は呪いの泉に落ちて入れ替わってしまう。

秀一は那波の身体で混浴したり、実妹の沢渡雪乃と仲良くしたりしていたが、そこに異世界侵略を企む亜人達が襲撃してきて…

(入れ替わるのは第2章から、元に戻るのは第6章でした。)

真・三国志妹3

↓秀一(身体は那波)は、さっそく胸を触って確認。

超ブラコンで秀一が大好きな雪乃は、秀一の身体と精神のどちらを選べばいいか苦悶します。

俺が那波で那波が俺で!その証拠が、このわがままに膨らんだ胸……むにゅっ。これが俺の身体だと思うと寒気がするが、うおおおおおお!尊い……!尊すぎる感触……!アイ・アム・マイ・シスター!うおおおおおおおお!
「こらっアニキ!あたしのおっぱいを触るなーっ!どさくさに紛れてなにしてんのさ!」
「ち、違う。こ、これは、確認作業なんじゃ……」

いや、那波の口調で喋っている俺。うーん。不気味の谷に放り込まれた気分だ。そして「ああああ兄さん!女の子口調もかわいいです!もう我慢できません!」と那波に抱きついて頬ずりしている由紀の。いや待て、そいつは那波だぞ。

 

那波の調理スキルは身体準拠のようで、秀一(身体は那波)が使えるらしい。

秀一(身体は那波)が那波だと思った夏侯淵と夏侯惇にハグされて喜ぶシーンが好きです。

↓秀一(身体は那波)も那波(身体は秀一)も、徐々に精神が身体に流されていっています。

あと、この身体は軽いのはいいが、走るといちいち胸が揺れて痛いし、肩が凝る。ああん、せめてブラが欲しいなぁ……ああっ、どんどんメンタルが乙女化しているううっ!?
い、いかん!長時間那波の身体に入ったままだと、とてもまずいことになる気がする!
(中略)
「許劭~!あああああたしの身体を返してっ!アニキの身体に入っていると、なんだかだんだん妙な気分に……!張飛のお料理スキルも使えないしっ!」

 

↓雪乃が秀一の身体になりたがったり、怜香が関羽と入れ替わりたがったりと、他のキャラも暴走していておいしかったです。

「な、ななちゃん。なんなら、もう一度一緒に泉に落ちて、私と身体を入れ替えない?私ならば、兄さんそっくりの中二病高笑いをやり遂げられるから!そう!いっそ、兄さんの身体に私が入ってしまえば……雪乃は……雪乃は兄さんと文字通り一心同体になれまあす!」

 

↓とりあえず、すぐには元に戻れなさそうなので、仕方なくそのまま…と話していたら、秀一(身体は那波)に尿意が…!

雪乃が姉妹だからと介助を申し出ます(笑)

実際のトイレシーンはありませんが、恐らくお風呂で漏らしたっぽいです。

そうか、泉かっ?泉でけっこう水を飲んじまったせいで……?ぼ、膀胱が……?
「うぐっ……い、いかん!か……厠へ……!れ、怜香、厠はどこだ?」
(中略)
「ギャーーーーーー!ダメーっ、絶対にダメーーーーっ!あたし、アニキに厠に入られたら死んじゃうっ!元の身体に戻るまで、お通じ禁止ーっ!」
(中略)
「絶対に、いーやー!三日三晩くらいなら、我慢できるでしょっ!」
「できるかあっ!膀胱炎になってしまうわっ!ていうか、男の身体だった時よりもきついな、これ……」
「やめてってばーっ!そんなところ比べないでえええっ!」

真・三国志妹2

↓次は、入れ替わった二人がお風呂イベント

おかげですっぽんぽんの俺は自分で自分の身体を洗うことも許されず、那波に洗われる羽目に。「胸触るな!股間触るな!お腹もダメ!ふともももお尻もダメ!ぜんぶあたしが洗う!」と那波はやる気まんまんなのだが、ガワが俺の身体なので、見た目には「目を血走らせた兄が全裸にひんむいた妹の全身をごしごし洗っている」というNG画面に。
(中略)
「うっ。ひゃうっ、くすぐったいっ!?那波お前、念入りに洗いすぎだろっ?ききききわどい部分まで洗わなくていいからなっ?不慣れな身体のせいか、今の俺は敏感なのだっ!」
(中略)
はううっ?むむむ胸の洗い方がなんかヤバい!ぞくぞくっ、と背中の産毛が総立ちに!那波お前、いつもこんなきわどい洗い方してんのか?
はっ?そ、そうか、自分で洗っていれば違和感がなくても、今は「他人の手」で洗われているから、感覚がやけに敏感になっているんだ……!
(中略)
「こらっ、目を開けるなー!油断も隙もないんだから。そ、そうだ。あ、あたしも身体を洗わないとぉ……で、でも……やだよぉ~!いくらアニキの身体といっても、男の子の身体じゃん!ととと特にこの腰のタオルの下は……いやああああ、絶対に見たくないし触りたくなーいー!あたしもう、普通の女の子に戻れないよおおおお!うえええん!」
「あー、そこはだな、実は取扱注意な危険部位なのだ。なんだか妙な気分だが、俺が自分で洗おう。アッーな気分になってきて、頭が痛いが……」
「ダメっ!やだっ!倒錯してるよ、そんなの!絶対に絵面的にアウトだってば!全裸のあたしがアニキの股間をまさぐってる図になるじゃん!やっぱり自分で洗うっ!タオルを外さなければ、見なければだいじょうぶっ、えーい!ぐわしっ!いっ……いだだだだだだだ……!?」
「うわあああっ!?握りしめるな、バカものーっ!俺の身体なんだからもっと大事に扱えっ!破裂したらどーすんだっ!兄貴をカタキンにするつもりかー!」

 

↓お風呂には途中で雪乃が乱入してきます。

雪乃は中身が那波の秀一ボディを「秀一」だと認めた?ようで、スキンシップしてキスをしてしまいました。

見た目は兄妹のキス、中身は姉妹のキスで、それを見ていた秀一(身体は那波)は大混乱w

「雪乃はぁ、ななちゃんと仲良くお風呂に入りたくてやってきましたっ♪」
「ええっ?ちょ、ちょっと?なんでこっちに抱きついてくるのさ、ゆきのん?ダメだって、今のあたしはアニキの身体なんだからっ!まずい異変が起こりそうだから、いろいろ押しつけないでーっ!」

ズッギュウウーン!雪乃のやつ、那波(ガワは俺)とガチでキスしやがったーっ!そこに痺れる憧れる……って、憧れねえよ!この絵面、やべーだろ!俺と雪乃がキスしてるじゃねーか!しかも中身は俺の妹同士!インモラルすぎるーっ!

 

↓数日経っても元に戻れず、秀一(身体は那波)はだいぶ馴染んできたようです。

秀一(身体は那波)は結構な頻度で胸を揉んでいるようで、那波(身体は秀一)はご立腹…

那波(身体は秀一)も秀一の身体に馴染んできて、毎晩エロい夢にうなされているらしい…

那波と俺の身体が入れ替わってから数日経過したが、いっこうに元に戻る気配がない!
それどころか、むしろだんだんこの身体が馴染んできているっ……!?ンッン~!慣れてくると、女の子の身体って、いいかも!もう、妹のおっぱいにぐらりときて「アイ・アム・ユア・ブラザー!ノーウ!」と護身の呪文を唱える必要もなくなった。
(中略)
「なに、わけのわからないことを叫びながら、あたしのおっぱい掴んでんのよう!やめてよう、触らないでって言ってるじゃんっ!それは、ほんものなのっ!雷撃ブリブリマガジンの付録についてくる『おっぱいマウスパッド』じゃないんだからっ!」

真・三国志妹4

↓入れ替わりに混ざれず疎外感を覚えて落ち込む雪乃を、見た目は姉妹だから問題ないと秀一(身体は那波)がスキンシップをして励ますシーンが好きですね。

「フ……もっと俺に甘えていいのだぞ、雪乃。遠慮するな。今の俺は那波の身体だからな、どれだけいちゃこらしても妹同士のスキンシップだ、問題ない!」
「はいっ!それではお言葉に甘えて、ぱ、ぱ、ぱふぱふを……頭を差し出してください!なななななちゃんの身体ですからノープロブレムですよねっ?きりり!」
「ぱ、ぱふぱふっ?いや、それは、ちょっと……姉妹同士でも普通やらないのではないかっ?」
(中略)
「そそそそれでは、いきますっ!はあ、はあ、はあ……ぱふっ……!」
ふはあああ~っ?い、いかん!これは……俺の方が圧倒的に癒される……!ゆゆゆ百合の暗黒面に墜ちそうだ……!もうこのままずっと那波の身体でいたいンゴとか思ってしまう自分が恐ろしい……!

 

後は亜人が攻めてきて戦うことになります。

↓犬千代が貧乳の那波(中身は秀一)に嫉妬して、握りつぶそうとするシーンが良かったです(笑)

「……むっ……この胸……このガサツさ。勝家を思いだして、むかつく。えい。ぎりぎりぎり」
「ギャーーーーーー!痛い痛い痛いっ!?いきなりなにするんだ、お前ーっ!?なんちゅう剛力だああああっ!?」
「ちょ。やめてよーう!あたしのおっぱいを握り潰さないでーっ!」

 

↓戦い中に、那波(身体は秀一)が秀一の以前のセリフをちょっと恥ずかしい感じにオマージュして仲間を鼓舞するシーンは熱かったです。

慣れない身体で戦ってピンチになるシーンもありました。

那波。
その言葉。
それは――「俺の言葉」だ――。
かつて、はじめて那波と出会った時、俺が那波に誓った約束の言葉を、那波が即興でアレンジしたのだ。自分で中二セリフを思いつかないので、俺のセリフをオマージュしたのだ。しかも、勝手に「愛している」だなんてベタベタな恥ずかしい台詞まで付け足しやがって……!

「……う、う……ごめん……アニキ……ゆき、のん……」
那波っ!?
俺の背中にもたれかかってきた那波の身体から、不意に、力が抜けていく。
そうか、劉備は張飛よりも武力が低い!しかも那波は劉備の能力に不慣れだ!その分、俺よりも早く那波の体力に限界が……!

 

戦い後に、再び泉に飛び込みます。

秀一は元の身体に戻りますが、那波は新たな呪いで幼児化してしまったのでした。

 

変態王子と笑わない猫。

作品タイトル/著者簡単なあらすじ収録書籍/ソフト
『変態王子と笑わない猫。』
著者:さがら総
横寺と麻衣が階段落ちで入れ替わる。メディアファクトリー
MF文庫J
『変態王子と笑わない猫。』
第6巻

※本項目の画像は、全て上記作品からの出典です。

第6巻第2章「ふたりがひとつになったなら」から第5章「ひとつになれないぼくたちは」までが男女入れ替わり。

変態王子と笑わない猫。1

修学旅行中に神社を訪れた横寺陽人舞牧麻衣

お互いの人生が羨ましいと喧嘩になった矢先に二人は石段から転げ落ち、猫神の力で入れ替わってしまう。

 

↓横寺(身体は麻衣)が麻衣(身体は横寺)の上に被さった状態で目覚めるシーンが最高です。

よくよく見れば、ぼくは地面に寝転がっているのではない。副部長の胸の上に転がっているのだった。やだ、温かい。そして硬いわ。副部長さんったら案外筋肉がついているのね。男前だわ惚れちゃう。
「って、げげげっ!そうじゃなくてごめん!」
ぼくは慌てて半身を起こす。あんまり驚いたせいか、悲鳴が女の子みたいに高くなってしまった。もうちょっと訓練すればセルフ喘ぎ声を録音できそうだな。作業がいろいろ捗りますよ。

本能的に自分の胸を見る。バランスのいいふくらみがふたつ、果実のように形を盛り上げている。こんな脂肪が平然とくっついているわけだから、そりゃ身体も重たくなるわけですね。
(中略)
横寺くんの身体は副部長になっていて、ぼくに押し倒される副部長が横寺くん。
ぼくが副部長で副部長がぼくってことは、つまり――どういうことだよ?
「……入れ替わった……」
副部長が、副部長のはずの女の子が、横寺君みたいな声でつぶやく。

 

すぐに戻れることがわかった二人は、お互いになりたいと思っていたこともあり、しばらくそのままでいることに。

↓トイレに行こうと大暴走する麻衣(身体は横寺)が良かったですねw

「――お手洗いに行ってくる」
ついと視線を落とした先は、横寺くんボディの急所だった。腿の付け根の秘境に建設されている、やんちゃなサファリパークを制服の上から眺めている。
(中略)
「そこをどけ。道をふさぐな。少し個室にこもって観察するだけ」
「観察ってなんだ!なにをだ!?やめろ!やめてください!」
「乱暴に扱わない。約束する。乱暴に扱かない」
「漢字の読み方が変わってるじゃないかよ!?その手つきがすでに未曽有の恐怖しかもたらさないよ!」

 

トイレに関して二人が揉み合っていたら、先生が現れます。

↓横寺(身体は麻衣)は信頼度の高い麻衣のフリをして先生に信用してもらいますが、一枚上手の麻衣(身体は横寺)は信頼度の低い横寺の身体で酷く変態なことを言います(笑)

焦った横寺(身体は麻衣)が「横寺」のフォローをして先生に怪しまれるのが好きですw

同時に、ぼくも気づく。学年主任の厳しい眼は明らかに横寺くんボディのほうをロックオンしているのだ。
そうか、と思う。日頃にらまれる側だったからわからなかったけど、教師からの信頼度が高いのは副部長ボディ、すなわち現ぼくだ!
この勝負、もらった!
「助けて先生!あいつが変態王子です!あいつを捕まえてください!」
ぼくが副部長ボイスで副部長を指差すと、よしきたとばかりにオールドミスが眼鏡を光らせる。

「――げへげへ」
その口から、聞いたこともないような横寺くんボイスがまろびでる。
「ど、どうしたの……?」
ぼくの背中に寒気が走る。戦場で死神に遭ったような震えがした。
よく考えろ。よく考えるんだ。ぼくが副部長ボディで信頼度の高さを謳歌できるということは、逆にいえば、信頼度底辺の横寺くんボディの副部長は、いまや恐れるものなどなにもないということで――。
「げへげへ。女の子のパンツ食べたい」
「ぎゃー!なに言っちゃってんの!?」
「げへげへ。舞牧麻衣は食べごろ。おまえのパンツは煮込んだら旨そう。だぜ」
「やめてええええ!横寺くんはそんなこと言わない!横寺くんの評価をみだりに失墜させないでくれないかな!?」
のたうちまわるぼくに、学年主任は怪訝な眼を向けた。
「舞牧さん、どうしてあなたが横寺を語るんです。まったくもっていつもと同じ、鬼畜の横寺じゃありませんか!」

 

↓横寺(身体は麻衣)の胸揉みシーンもあります。

他人と入れ替わっていいことなんて、なにひとつないじゃないか……。
ロビーの絨毯にがっくりと肘と膝をつくと、ゆさ、と身体の下でなにかが揺れた。
よつんばいになったおかげで、重たい脂肪の塊が重力に引かれて下向きに突き出されている。
「……」
ぼくは少し考える。考えた結果、掌で、そうっと自分の胸を持ち上げてみた。
もにゅ。もにゅ?もにゅ……もにゅ。もにゅ!もにゅもにゅもにゅ。(中略)
「……ふう……」
まあ。
たまには、入れ替わりもいいよね!

変態王子と笑わない猫。3

↓横寺(身体は麻衣)が筒隠月子のポージングに付き合うシーンも良かったです。

月子は、特に入れ替わりには気がつかなかった様子。

筒隠はぼくの――というか副部長のブラウスのボタンをいそいそと外し始めた。
呆然とするぼくをあられもない格好にさせると、筒隠は在野の芸術家のような態度でうむうむうなずく。
「両腕を胸に寄せてください。前かがみになってください。唇を突き出してください。ウインクしてください」
矢継ぎ早に繰り出される要求に、ぼくはあわあわと付き従う。

「ぼ、あたしを見て……なにか思うこととかない?」
「む……」しっとり濡れた、いつもの瞳がぼくを見上げて、
「とくになにも。普段の舞牧さんですが」

 

↓横寺(身体は麻衣)は、一応女子達の裸を見るのは気が引けるということで、真夜中に無人の女湯に入ります。

…しっかり身体は洗ったようですが(笑)

借りたものは洗濯して返す主義であるからして、身体の隅々まで洗っておいた。
……どんな感触だったか?
そんな、子どもも見ているんですよ!やめてください!幸せでした!
自分の身体を洗うだけだというのに、倒錯的な欲求とのめくるめく戦いを強いられたおかげで、あっという間に朝の六時。

変態王子と笑わない猫。4

↓横寺(身体は麻衣)が部屋に戻ると、女子達は着替えの真っ最中。

和歌本羽夏とのスキンシップのシーンが好き。

女の子生活を気に入った横寺(身体は麻衣)は、元に戻りたくなくなってしまいます。

乱れた浴衣のまま朝風呂の準備をする女の子。寝ぼけ眼でナチュラルメイクを施す女の子。大胆な格好で制服に着替え始める女の子。異性の眼がないからか、みんなの姿勢があけっぴろげだ。
どうにも眼のやり場に困って、部屋の隅で静かに体育座りをしていると、爪先になにか布状の物体が引っかかっているのに気づく。

「おーはーよーうー」
「うひぁ!?」
後ろからにゅっと伸びてきた手が、浴衣の脇腹をくすぐってきた。
振り返ると、やっぱりだぼだぼの浴衣に身をつつんだほんわかさまが、袖のなかに掌を差しこんできている。遠慮なしに脇やらなにやら鷲掴み。
「ひゃあああ、そこはらめえ!」
「マイマイー。おはよーのちゅーはー?」
「ちゅ、ちゅ、ちゅうですか!?」

 

麻衣(身体は横寺)のことが心配になった横寺(身体は麻衣)は、男子の部屋まで行きます。

↓麻衣の身体で男子をからかったら…と想像するところが良いですね。

麻衣(身体は横寺)の酷すぎる言動のせいで、横寺はド変態になってしまったようです。

浴衣姿で階段付近に佇んでいると、剣道部の男子連中が前を通過していった。仲間のうちではバンカラを気取って普段は「押忍」としか言わないようなやつらが、それとなく寝癖を直したり背筋を伸ばしたりしながら、バレバレの視線でぼくをちら見していく。
ここで浴衣の裾をからげたら面白いことになるな、と一瞬思ったけれどさすがに他人様の大事な身体でそんな破廉恥なことはできません。

 

入れ替わってから一晩が経ちましたが、まだ二人は元に戻りたくないので戻りません。

↓二人は徐々に身体の性別に精神が近づいているようです。

「ならそろそろ行っていいか。一緒に帰ってみんなに噂とかされると恥ずかしいし」
「男の子のくせにそんなこと言うな!いや待て、君はもともと女の子だからいいのか……?いやいや、なんかおかしい……」
「おまえは女子みたいな仕草がだいぶ板についてきた」
「喜んでいいのか微妙なことを言わないで!」
「喜ぶ選択肢がある時点で重傷だ変態」

変態王子と笑わない猫。2

修学旅行二日目に、もう一度女湯イベントがあります。

↓今度は、横寺(身体は麻衣)は月子と梓と一緒に入浴です。なんだかんだ言ってエンジョイしていますねw

あっちを向いてもこっちを向いても女の子。服を脱いでもタオルを着てもパラダイス。魅惑のウィンターロケーションはとても筆舌につくしがたい。つくしがたいので、ここには書けない。みんなも実際に女の子になって楽しんできてください。

でも、ぼくのすぐ目の前で小豆梓は暢気に両足をぱしゃぱしゃやらないでほしいし、筒隠は熱心に自分のぺたぺたの胸にぺたぺたお湯を塗りこまないでいただきたい。
ふたりともあまりに警戒心が弱くて困る。もしこの場に、女の子の身体に成り代わってまで裸を覗きたがる変態がいたらどうするつもりだったのだろう。やっぱりぼくがついていてあげないとダメだな。片時もそばを離れないぞ!

 

↓後は、梓に入れ替わりがバレそうになるところが好きです。

「変ね。舞牧さんって本当は――」
「う、うん?」
「……横寺みたいね。見た目も声も全然違うのに」
(中略)
「ごめんなさい、変なことを言って」
「あのさ。見た目が違っても、本当にぼ――いや、横寺に似てるって感じる?」
「感じるわ。横寺のことは、こっちにはわからないことも多いけど。それでも大切な中身のことぐらい、わかってあげたいなって思うの」

 

そしてお互いの苦労を知った横寺と麻衣は、あっさりと元に戻ります。

↓元に戻ってからの会話が非常においしくてお気に入りです。

月子には鎌をかけられて入れ替わっていたことがバレてしまうのでした。

首筋にかかる髪の質感がなくなり、胸の妙な重たさも消え失せ、ベルトで締め付けられる感覚が腰にある。
ぼくのまえには副部長。副部長の浴衣を着て副部長の顔をした副部長。
ようこそぼくの身体。離れてみてわかったけれども、この腕もこの脚もこの顔もまあまあそこそこ愛おしい――って、
「あ、あつつつ、身体の節々が痛いんだけど!ていうか口に出せないところが猛烈に痛いんだけど!?」
「昨日は少し無理した」
「なにをしたんだよう!?」
のたうちまわるぼくを嫌がって、ぶちの猫が床に飛び降りた。
「有効活用してやった。ざまみろ」
にたにた笑う副部長はしかし、ふいに笑いをおさめる。
浴衣のなかを見下ろして、愕然としたようにつぶやく。
「…………下着が違う」
「まあ、そりゃ着替えたからね」
「え」
「男のトランクスより生地が薄くて、なんだか変な感じだったよ」
「おい。おま。どういうこと。人の。した。下着。着替え。着替えを。勝手に。勝手に勝手に勝手に」
「だってお風呂とか入ったし!お手洗いとか行くしさ!」
「お手洗い?お手洗い。まさかあのお手洗い?いやそんなばか。うそ。冗談。なんだ冗談かよかった。お手洗いに行くとかまさかそんな」
「普通に行くよ!生理現象だもん。いまさらなにを言ってるのさ」
「うそ。うそうそうそ。うそうそうそうそ」
副部長のつっけんどんな頬に赤みが差していく。熱だけにとどまらず、あわわぐにゃりと口がゆがみ始める。
どうやら他人の身体を好き放題に楽しむくせに、自分の身体があれこれされることは想定していなかったらしい。変態パラメーターが攻撃ステータスに偏重しすぎだろ……。
「いいかい、副部長。他人をお手洗いに行かせていいのは、自分もお手洗いに行くことを覚悟したものだけ――痛いよ!?」

 

新とんでもポリス

作品タイトル/著者簡単なあらすじ収録書籍/ソフト
『新とんでもポリス』
著者:林葉直子
刑事コンビが幽体離脱で入れ替わる。講談社
講談社X文庫
『新とんポリ 恋のアリバイをくずせ!』

※本項目の画像は、全て上記作品からの出典です。

「恋のアリバイをくずせ!」が男女入れ替わり。

新とんでもポリス1

山で雪崩に巻き込まれ、幽体離脱してしまった県警本部長の徳川忍(19歳)。

同時期に刑事の松前高志も交通事故に遭い、幽体離脱してしまう。

忍は自分と高志を助けるために、空になった高志の身体に入って事件の真相を追うことになったが…

 

忍と高志はカップルのようです。

幽体離脱した忍は仙人の修行を受け、仮死状態の人間に入ったり、動物の身体に入って動かす能力を身に着けます。

↓交通事故で幽体離脱した高志は、女警部について行ってしまったので、空になって埋葬されそうな高志の身体に忍が入ります。

「簡単なことじゃ。おまえさんが、その肉体に入ればいい。そのために修行はしたはずだ」
「えーっ!私が……」
「それしかないじゃろ、方法は」

 

↓高志の身体になった忍のリアクションがおいしいです。

看護師にトイレ介助を申し出られた忍(身体は高志)は、必死で断ります(笑)

高志の身体でも、私に痛みが感じられるのだろうか。
忍は、そんな疑問を解消するため、誰もいなくなった深夜、ベッドからそっと身体を起こした。
もちろん、高志の身体でである。
ワチッ!
イテテテテ!
痛い。
痛みを感じるのだ――。
私が……、
高志の身体なのに……。

「じゃ、もう大丈夫ね。一人でできるわね」
一人で……。
えっ!
私が、高志のオシッコ、いえ排尿を!
「あっ、まだ一人でトイレまで歩いて行くのは無理よね。じゃ、しばらくの間は、ここでこれを使ってちょうだい」
看護婦は、部屋の片隅にある水色の箱の中から、ガラス製のし尿ビンを手に下げて忍に示した。
ゲーッ!
私があれを!?
「大丈夫?できるわよね。できなければ、私が手伝ってあげようか?」

ところで、忍が赤くなると松前のこの顔も赤くなるのだろうか。
看護婦が出て行くとすぐ、忍は鏡をのぞいてみた。
なる。
松前の顔も赤くなるようだ。
もうすべてが一体なのだ。
忍は、赤くなった頬を両手でパシパシと軽く叩いた。

新とんでもポリス2

↓忍(身体は高志)は、見舞いに来た山田に胸を見られて隠したり、身体を触られて悲鳴を上げたり、目の前での着替えを恥ずかしがったりなど、動作は完全に女の子。

高志はイラストだとイケメン優男な風貌ですが、柔道四段・身長180cm・体重85kgで体格は良いっぽいです。

山田の目が自分の胸を見ているように感じたのだ。
チラッと胸のほうを見ると、パジャマのボタンがはずれて開いている。
「キャッ!」
忍は耳まで赤くなりながら、パジャマをかき寄せ両手で胸を押さえた。

 

↓着替えを探すシーンが美味しかったですね。

忍(身体は高志)は高志になりきろうとしますが、時々素が出てしまう感じです。

そんな高志(身体は忍)を見た山田は、高志の頭がおかしくなったと思うのでした。

「ン?俺の服……。あ、そうか、これだった、これだった」
忍は壁にかかった松前のスーツを見て、やっと今わかったというように飛びついた。
忍はつい習慣で自分のスカートやブラウスを探していたのだった。
自分で「俺」という言葉を発して、自分が探しているものの間違いに気づいたのだ。

 

物語のメインは、忍(身体は高志)が忍の女友達の自殺の真相を探ることです。

高志は中身の忍のせいで、オカマだと思われてしまいます。

地の文で忍(身体は高志)のことを「忍の松前」と呼ぶのが好きですねw

新とんでもポリス3

二人が完全に入れ替わるまでタイムラグがあるので、幽体の高志が高志(中身は忍)に出会うシーンもあります。

幽体の高志は、高志の身体の中身が忍であると、なかなか信じてくれません(笑)

もちろん、幽体の高志は周囲には見えないので、客観的には高志(中身は忍)の一人喋りに見えてしまうのですが…

ようやく、幽体の高志は忍本人しか知らない情報を聞いて入れ替わりを信じます。

新とんでもポリス4

↓そして忍(身体は高志)のトイレイベントも。

山田に立ちションに誘われるところが最高でした。

結局、忍(身体は高志)は野外で座りションをすることで触らずに用を足します。

松前の身体の下腹あたりがみょうに突っ張った感じだ。
これは……?
に、尿意……!
女性の忍が感じるそれとは、感じ方が違う。
そのため今まではっきりとはわからなかったのだが、そういえば、忍が松前の身体の中に入ってから、一度もトイレに立っていない。
(中略)
忍が尿意に気づいたとたん、松前の身体はもうがまんができないほど性急にそれを要求しはじめた。

ボーコーはもう破裂寸前である。
手をチャックに伸ばした。
チャックは小気味よい音をたて、前を開いた。
忍の頬が紅潮してきた。
この手は高志のもの、
だから、私は知らない……。
忍は自分に言いきかせながら、手をズボンの前から、そっと差し込んだ――。
しかし、手の感触を感じるのは忍である。
キャッ!
と、小さく叫ぶと、忍はあわてて手をひっ込めた。
顔が真っ赤になった。

新とんでもポリス5

↓この後は、忍(身体は高志)が柔道の試合をすることになり、男子更衣室イベント

忍(身体は高志)は、着替えるために見ないように服を脱ぎ、全裸になります。

試合中も、柔道着がはだけて大変なことに…w

後輩の示すロッカーの前にようやくたどり着くと、後輩はもう服を脱ぎはじめていた。
「あ、あのウ……」忍はモジモジする。
「先輩、早く!急いでください。遅れたら、不戦敗ですよ」
後輩は、忍の目の前でサッと全裸になった。
キャッ!と叫ぶと、忍はあわてて両手で目を覆った。
「先輩!冗談やってるときじゃないスよ」

松前の裸の上半身が出てきた。
忍は、なるべく見ないように上を向いている。
さあ、次は下半身だ。
ベルトを持って、忍はちゅうちょした。
「先輩、早く!」
後輩が、横からベルトを引っぱった。
「いいの!私がするから」
忍は、少し腹が立った。
後輩は、松前からいきなりオカマ言葉で言われて、ポカンとしている。
ズボンを降ろした。
パンツも一気に……。
全裸!
私は見ない、見たくない……。
忍は赤くなって天井を向いたまま、足先でズボンとパンツをまさぐった。

 

↓そして、忍の空の身体が死にそうになったため、幽体の高志が忍の身体に入る展開。

入れ替わり状態になるのは、第11・12章です。

ちなみに、忍が子犬、高志が熊の身体を借りて動かすシーンもあります。

忍の肉体の感覚は、すべて松前にそのまま伝わった。
ガタガタと歯の根も合わないほど震えが全身を襲った。
これは松前の意思をもってしても、どうにもならなかった。
肉体はあくまで忍のものなのだ。

 

遭難して死にそうな忍の身体に入った高志は、なんとか人のいる家へ。

↓家の中には強盗犯の男女3人組がいて、強盗犯だと知らない高志(身体は忍)は女性と一緒にお風呂イベント

高志(身体は忍)は、幽体離脱時の記憶が曖昧で、忍の身体になっている意識が薄く、非常に無防備になっています。

「どうしたんだ、びしょ濡れじゃねぇか。さ、中へ入ンな」
男は、忍の身体を上から下までナメまわすように見て、唇の端にいやらしい笑いを浮かべた。

「服は、あがったらあたしの貸すから心配しないでいいよ」
松前は、俺になんで女の服なんだと思ったが、黙って、
「はあ、どうも」
とだけ答えていた。
肉体の中に入ると、幽体時の記憶は薄れるのかもしれない。
松前はもうすっかり忍の身体に入っていることは忘れていた。
だから、女からついて来られるより、男のほうについて来てもらったほうが、裸になりやすかった。
なにしろ、柔道部で長年すごしていると、男どうしで裸を見せ合うことなど日常茶飯事だからだ。
男にはそうであっても、やはり女の前では恥ずかしい。
松前の忍がもじもじしていると、
「どうしたんだい、恥ずかしいのかい。はやく服、脱ぎなよ。火で乾かしてやるから」
と、女が手を伸ばした。
「あ、はい」
しぶしぶ松前の忍が、スキーウエアの釦に手をかけたのを、いろりのそばから見ていた二人の男は、ゴクリと唾を飲み込みながら、
「ウブなんだねえ。今どき、女どうしにも裸を見せたがらない女性なんて、めったにいねぇぜ」

 

↓スケベな高志(身体は忍)は、忍の身体になっていることに気がつき、急にニヤニヤし始めます。

ガッツリ身体を見て触っていますし、最高でした。

服を脱ぎはじめてやっと、松前は自分の身体が自分のものでないことに気がついた。
こ、これは……。
ブラジャーである。ブラジャー!
前を引っぱって見た。
な、中身がある。
あまり大きくはないが、お椀を伏せたような形のイイ胸が……。
ギョッホーッ!
こ、これは……!
忍のだ――!
松前は、すっかりゆるみきったニヤケ顔で、天井のほうにうつろな視線を向け、両手でそっとブラジャーを上から押さえた。
柔らかい!
弾力がある!
グホホホ……。
今にも涎を流さんばかりの松前だ。
しかし、赤毛の女から見れば、松前は女性だ。二十歳になるかならないかの若い女である。
その女が、急に気が違ったように、自分の胸を押さえニヤつきはじめたのだ。
「ちょっと、あんた!大丈夫かい?」
松前は我に返った。
俺は忍だ。女性だったんだ。
「え、ええ。大丈夫です」
自分でも気味悪く思いながら、松前は女性言葉を遣った。
「それなら、さあ早く入りなよ。あたしも入るから」
その言葉が終わるか終わらないうちに、赤毛の女はするりと来ている物を脱ぎ、裸になった。
グエッ!
松前は目をむいた。
二十七、八歳の女盛りの全裸が、女どうしと思う気安さからだろう、大胆なポーズで松前の目前で湯船に足をかけた。
「なにをいちいち驚いているの。さ、一緒に入ろ」
「え、ええ」
しおらしくうなずいてみせてから、松前はどぎまぎしたり、ニタついたり……。

新とんでもポリス6

強盗の男性二人に襲われそうになった高志(身体は忍)は、柔道の技を決めて撃退。

新とんでもポリス7

再会した高志(身体は忍)と忍(身体は高志)は、無事に元に戻ります。

元に戻るために全裸になるシーンが最高でした。全体的に入れ替わり的な倒錯感のある描写が多く良かったです。

忍の前は、ついたくましい男性のほうを捜していたが、松前は忍の格好をしているのである。
忍は苦笑しながら、到着ゲートを出てくる女性に注目した。
来た!
私の姿がやって来た!あの中に高志が……。
忍の松前は駆け寄った。
人波にもまれながらゲートをくぐった松前の忍も気がついた。
こちらに向かって駆けだした。
「忍!」
「高志!」
松前の姿をしたほうが高志と呼び、忍の姿をしたほうが忍と叫んで、二人は人前もかまわずひしっと抱き合った。
(中略)
この会話、普通の人には、男が女言葉を言い、女が男言葉を話しているように見える。
「変な奴ら……。でも、気が早い奴らだな、もうホテルにしけ込むなんて……」

「すぐに裸になるのだ。全部脱ぐ」
と、自分はもうさっさと脱ぎ始めた。
「ぜ、全部……」
忍の松前は、大きな身体をちぢめてさも恥ずかしそうに戸惑っている。
松前の忍はもう上衣をとりブラジャーのホックをはずそうとしている。
「キャッ!ダメよ、ダメ」
忍の松前が、松前の忍に飛びついた。
そして、はずそうとしたブラジャーを上から押さえた。
「よ、よせよ」
松前の忍は、体力的には、忍の松前にとてもかなわない。
肉体的に見るかぎりでは、大男がかよわい女性の乳房をブラジャーの上からつかんでいるように見える。

 

きゅーきゅーキュート!(チェ~~ンジ)

作品タイトル/著者簡単なあらすじ収録書籍/ソフト
『きゅーきゅーキュート!』
著者:野島けんじ
理刀と黒媛がぶつかって入れ替わる。メディアファクトリー
MF文庫J
『きゅーきゅーキュート!SS クールに黒媛!』

※本項目の画像は、全て上記作品からの出典です。

番外編「チェ~~ンジ」が男女入れ替わり。

きゅーきゅーキュート!(チェ~~ンジ)1

教室に忘れ物をして取りに行っていた春日理刀亜威黒媛は、出合頭にぶつかって入れ替わってしまう。

入れ替わり小法師の噂から、バレると元に戻れないと考えた二人は、一日お互いに成りすまして行動することになった。

黒媛のフリをして過ごす理刀だが、黒媛は妹の百香と何か約束をしているようで…

 

↓入れ替わり直後の理刀(身体は黒媛)の描写がおいしいです。

鏡?でも、いつからそんなに背が高くなったの?一〇センチは身長が伸びたんじゃない?
顔に驚愕色をたっぷりと塗りまくった自分が、こちらを見下ろしている。
「なんだ、これは、いったい……」

細くて長い指。つやつやした爪。
続けて、自分の体をあちこちなでてみる。腕、髪、顔、首、それから、胸……、胸!?
「えぇ?」
張りがあって、それでいてやわらかい胸が、ドッカ~ンと突き出ている。ドッカ~ンと遠慮なく。ドッカ~ンと衝撃的に。なんだ、このドッカ~ンは?
そして、そのさらに下、ずっと下……。
「えぇぇ!?」
自分はいつの間にスカートをはいたんだ?ふともも丸出しじゃないか!

 

↓理刀(身体は黒媛)と黒媛(身体は理刀)は、お互いの身体に入っているからか、元の自分の体を見てドキドキしてしまいます。

なんだかドキドキしてくるのは、心臓が黒媛のものだから?
正面に立つ男が自分自身であり、春日理刀だという自覚は、ちゃんともっている。それでも、いま自分が使用している瞳が、唇が、耳が、皮膚が、体すべてが黒媛のものだから、変な気持ちになるのだろうか。

 

二人は学校をサボろうとしますが、その場にスイートが現れて、授業に出ることに…

↓黒媛の演技を頑張る理刀(身体は黒媛)が最高でした。

「はは、我ながらどうかしてたよ」
懸命に黒媛のしゃべり方を意識しながら、理刀はやってきたエレベーターにのりこんだ。自然に、黒媛らしく。

彼女なら、こんな場合どんな態度をとるだろう。
なによりも、こたえに窮するのはらしくないから……。理刀は、長い黒髪をサッと手で払い、余裕を見せることにした。

 

↓身長差・体格差のネタも良かったです。

自分って、こんなに大きな体だったっけ?
黒媛の目を通してみれば、いわゆる中肉中背の春日理刀も、それなりに男の体をしてるんだな、と我ながら感心してしまう。
先ほど腕をつかまれたときも、強い力に驚いた。手も大きかったし。よくよく見ると、肩幅も広い。

こうしてみると、キュートがそれほど小柄に見えない。巴のほうは、すらっと背が高くなったような気がするし。

きゅーきゅーキュート!(チェ~~ンジ)2

理刀(身体は黒媛)は、女子更衣室&体育イベント

↓なるべく見ないように着替えていたら、スポーツブラに付け替えることになってしまいますw

「それつかないと、動きが鈍るっていつも言ってるじゃない。ほんと、羨ましい悩みよね。あなた運動神経いいから、鈍るくらいでちょうどいいんじゃない?」
身を寄せてきたキュートが、つんつんと胸をつついてきた。つんつん。つんつん。と結構しつこく。
くすぐったいし、恥ずかしいし、ぷるぷるだし、なにがなんだか……、頭ぐるぐるだ。
「ハハ、そ、そうかな?でも、いつもつけてるなら、きょうもつけないと変だな」
懸命に頭を整理しながら上着を脱ぎ、ブラのホックを外し……、ん?あれ?外し……、外れ……、ない。難しいなこれ。
「ほんとに大丈夫?昼休み終わってから、ちょっと変よ?」
背に回ったキュートが、親切にブラのホックを外してくれた。
直後、ふたつならんだ女体の神秘が、ゆさっと蠢いた。男では決して味わうことのできない厳かな振動が、両肩に広がっていく。
なぜか、恥ずかしくなった。

「…………っ!」
無言のかけ声と同時にスカートを下ろした。続けて、勢いのまま短パンをはく。
なんだか股に食い込むような、お尻をしめつけられるような、皮膚がこすれるような、微妙なはき心地である。男子の短パンは、もっとブカブカだから……。

 

↓理刀(身体は黒媛)が黒媛の身体能力でバスケをするシーンも良かったです。

理刀(身体は黒媛)は黒媛の身体の能力は使えず、理刀の精神の能力を使えるようでした。

胸の大ゆれを感じながらも、足の動きをとめなかった。日頃からしっかりと鍛えているのだろう。体が軽いし、動きがスムーズだし、瞬発力もかなりのものだ。

前後半などなく、二〇分、と区切られた試合時間の中、理刀は胸のゆれなど気にせず、亜威黒媛という少女の体を酷使し続けた。が、彼女の心臓がいっこうに音をあげようとしない。持久力も並じゃないようだ。

 

↓入れ替わった二人がお風呂やトイレの話題で気まずくなるシーンが最高。

「お互い様だから……気にしてないからな?」
「は?」
「体育のとき、み、見たんだろ?ト、トイレとかもいかないと、いけないし、バスルームを使うときだって……」
「あ、あ~、ぅ、うん。それは、お互い様ということで、オレの体のほうも、よろしく」
異性の体の扱いは、お互い不慣れだ。
初めて見るところ、触るところ、見慣れない部位、扱いがよくわからないモノ、初体験のオンパレードである。

「ああ、お互い、部屋の中のことがわからないが、まあその辺はなんとかなるだろう。し、下着類とかは、クローゼットの左端だから」
「ひ、左端ね。オッケー。うちは、風呂場の脱衣所に干してあるの、適当につけてよ」
「脱衣所だな。わかった」
理刀は、顔が熱くなるのを感じながら、自分自身とむかい合った。

 

虫嫌いの黒媛が虫に反応しなかったことから、理刀(身体は黒媛)は黒媛の妹・百香に怪しまれますが、何とか誤魔化します。

この後は、理刀(身体は黒媛)が百香に連れられて、病院の小児科でのボランティアで、子供に大人気の変身ヒロインのコスプレをすることに。

黒媛本人は、コスプレが恥ずかしくて断っていたようですが…

きゅーきゅーキュート!(チェ~~ンジ)3

↓着替える際に、黒媛の身体でポーズを取ったり、コスプレを恥ずかしがったり、百香に整えてもらったりしておいしいです。

入口横の壁に、大きな鏡がはめ込まれている。映っているのは、もちろん亜威黒媛だ。
鏡の前に立っているのに、自分の姿は見えず、きれいな女の子が映っている。奇妙な気分である。
「……ん」
右足を前に出し、体を斜めにしてモデルのようにポーズをとってみた。続けて、黒のロングヘアを両手で後ろに払う。

「黒姉様、ほら、ここをこう寄せて、もっと上げなきゃ」
Tシャツの裾からするするっと手を入れてきた百香が、たぷんと大きな姉の胸をぐいぐいと押し上げ、ぐにぐにと寄せ、位置を整えてくれた。
男の理刀にとって、下着をつけたときや服を着た際に、胸の居場所をどう定めるかなんてよくわからない。未経験で未体験で未知の世界である。

きゅーきゅーキュート!(チェ~~ンジ)4

↓帰宅後は、理刀(身体は黒媛)のお風呂イベント。下着を見るシーンが好き。

一緒に入ろうとした百香に「理刀」の名前を呼ばれ、うっかり答えてしまった理刀(身体は黒媛)は入れ替わりがバレます。

小さくたたまれた色とりどりの布……、その中で、赤いヤツをひとつ手にとり、ひろげてみた。
パンツ。
「…………ぅ」

シャツから腕を抜き、スカートを床に落とし、下着も外し、とうとう一糸まとわぬ姿になったところで……。

「子どもたちを元気にしてあげられる、って言ってたら、黒媛のことだからすぐにやってくれたはずだよ。すごく恥ずかしがったかもしれないけどね」
「そうですよね。なんか、変な感じです。見た目が黒姉様なのに、黒姉様のことを他人事みたいに言ってるなんて……」
「まあ、中身がオレだからね」
「ほら、黒姉様が”オレ”だなんて、おかしいです」

きゅーきゅーキュート!(チェ~~ンジ)5

この後元に戻った理刀は、オチでスイートと入れ替わります。

↓スイート(身体は理刀)が理刀の身体で既成事実を作ろうとするのが最高でした。

「いま、わたくしが自分の体を抱きしめれば、理刀がわたくしを抱きしめたことになりますわね。しかも、このまま唇を奪えば、理刀がわたくしの唇を奪ったということに……」
キラッと彼女の瞳が輝いた。と思ったときにはもう、腕を引かれ、理刀は分厚い胸に抱きしめられていた。
自分の体って、こんなに逞しかったのか?
小柄なスイートから見た自身の体格に驚きながらも、理刀は懸命に太い腕からの脱出を試みた。

 

きゅーきゅーキュート!(放課後の巴部屋)

作品タイトル/著者簡単なあらすじ収録書籍/ソフト
『きゅーきゅーキュート!』
著者:野島けんじ
理刀と黒媛がぶつかって入れ替わる。メディアファクトリー
MF文庫J
『きゅーきゅーキュート!SS(3) とびっきり巴!』

※本項目の画像は、全て上記作品からの出典です。

番外編「放課後の巴部屋」が男女入れ替わり。

 

体調不良で欠席した巴のお見舞いへ行くことになった亜威黒媛と百香。

しかし、別れ際に春日理刀と黒媛は頭をぶつけて入れ替わってしまう。

理刀は、百香に押し切られて黒媛の身体で代わりにお見舞いへ行くことになったが…

 

↓二度目の入れ替わりということで、若干慣れていておいしいです。

二人はすぐさまお互いのフリをしますが、百香に見破られてしまいました。

「もしかして、またやっちゃったのか?」
自分の声だけど、自分の声音じゃないみたい。口調は間違いなく黒媛のものだ。
「やっちゃった、みたいだ、ね」
「ぁぅ」
靴が見下ろせない。なぜなら、ドカンと突き出た胸が邪魔をしてるから。
理刀は以前、黒媛と意識だけ入れ替わったことがある。
あのときも、頭をぶつけた拍子に……。

 

百香は入れ替わりを知りつつも、強引に理刀(身体は黒媛)を巴のお見舞いに連れて行きます。

百香は、黒媛と巴が内緒話をしていて、内容が気になるようです。

きゅーきゅーキュート!(放課後の巴部屋)1

↓理刀(身体は黒媛)が百香に大股開きを注意されるところや、百香に黒媛としての振る舞い方をレクチャーされるところが好き。

「春日さん、ちょっと、開きすぎかもです」
百香が、理刀の右太ももをそっとなでてきた。
「ぁ!?」
気づいて、理刀は慌てて両膝をくっつけた。
対面に座っていたサラリーマンが、手にしていたケータイにサッと目を落とす。その隣のオジサンも、スポーツ新聞をあげて顔を隠した。
無意識のうちに、膝と膝の間を三〇センチ以上も開けていた。男のように。いや、男だけど……。こんな座り方をしていたら、スカートの中を覗かれてしまう。もしかして、見られてしまった?黒媛、きょうはどんな下着をつけているんだろう?短いスカートをちょっとめくれば…………、いやいやいやいやいや、考えるのはよそう。

 

↓巴は女同士だと思い、理刀(身体は黒媛)に無防備な姿を晒します。

巴が、ドアを大きく開けてくれた。
そこで、彼女の全身が理刀の目に飛び込んでくる。
「ぅ、ぉぅ!?」
薄肩丸出しのキャミソールだった。
美脚丸出しの短パンだった。
それだけならまだしも、濃い紫のキャミソール、その両胸の先端部が二カ所、ぷくっと内側から遠慮がちに押しあげられていて……。

 

↓今回も、巨乳ネタやパンツネタがありました。

巴の部屋には、理刀の隠し撮り写真がプリントアウトされたグッズが大量に…w

無理やり気合を入れるため、理刀はぐっと胸を張った。が、そのせいでゆさっとゆれた両胸に……ドキッ!
心臓に悪いナイスバディである。自分のじゃないけど……。
やれやれ、とバッグを置きながら、その場に腰を下ろした。またまたゆさっ。ドキッ。
(中略)
真っ正面にあったのは、シンプルな姿見。
両膝を立てていたため、スカートの中身がもろに映っていて……。
まさか、そこに鏡って……。
青、ですか。

きゅーきゅーキュート!(放課後の巴部屋)2

↓理刀(身体は黒媛)は、百香に言われて巴の秘密を探るため、頑張って黒媛に成りすまして巴から話を聞きます。

巴はある人とトラブルが起きているようで…

「元気そうで、安心した、ぞ」
理刀は、口調に気をつけながら話しかけた。もちろん座り方にも気をつけた。女の子らしく両足をそろえて横に倒し、スカートをそれとなく押さえる。これでいいよね?

 

事件が解決した後、巴に入れ替わりがバレ、巴は理刀(身体は黒媛)の前で無防備な格好をしていることや部屋の理刀グッズを恥ずかしがるのでした。

元に戻る描写はありません。

 

初恋マジカルブリッツ

作品タイトル/著者簡単なあらすじ収録書籍/ソフト
『初恋マジカルブリッツ』
著者:あすか正太
姫沙樹と鼓太郎が階段落ちで入れ替わる。集英社
スーパーダッシュ文庫
『初恋マジカルブリッツ 好きになるから女の子!』

※本項目の画像は、全て上記作品からの出典です。

第13巻「好きになるから女の子!」第2章「霧崎のいちゃいちゃ一夜!」が男女入れ替わり。

 

恋愛小説を書く霧崎姫沙樹だが、キス経験が無くキスシーンで筆が止まっていた。

そんな時、姫沙樹は藤井鼓太郎と下校中に階段から落ちて入れ替わってしまう。

もう一度階段から落ちるが元に戻れず、二人は姫沙樹の家へ行くことになった。

 

語り手は姫沙樹の精神です。鼓太郎はかなり鈍感なタイプの主人公w

↓目が覚めた時や、もう一度階段落ちを試す時がおいしいです。

階段のてっぺんまで戻って、転がり落ちる前の状態を再現する。
「ちょっと、くっつかないでよ」
「霧崎を庇おうと思って。痛いだろ」
「バカじゃないの、藤井。それ、あたしの身体なんだから、あなたがあたしをかばってどうすんのよ」
「え、でも」
「あたしがあなたを庇うわ」
と、霧崎は鼓太郎を抱きしめた。

 

身体に合わせた家に帰ろうとしますが、姫沙樹の部屋には鼓太郎に見られたらマズいものがあったので、とりあえず二人揃って姫沙樹の家へ。

↓鍵を開けるシーンや姫沙樹がトイレについて考えるシーンが好きです。

「鍵、どこ?」鼓太郎はポケットを探った。
「もう、あたしの身体、勝手にまさぐらないで!!」
霧崎は財布から家の鍵を取り出して、鼓太郎に渡した。
「ただいま」
つとめて自然を装って鼓太郎が扉を開ける。

(――トイレ!トイレはどうするのよ!?)
目の前が真っ暗になった。地面が割れ、奈落の底に叩き落されたような心地になる。
(これだけは避けられないわ……、どうしよう……)
自分がするのも、彼がするのも避けられない。
まずは、彼がトイレに入ったケースを考えた。
(音は水を流しっぱなしにして消して……)
(目はタオルかなにかで塞いで、あたしが拭けば……。とにかく、あたしの裸を、藤井に見られないようにしないと……、絶対に見られたくない…………)

 

この後は、二人でお風呂イベント

↓姫沙樹が鼓太郎の身体で興奮しちゃうところが最高でした。

「いい!?タオルで塞いでるからといって、目を開けたら殺すからね!!」
「口にするだけで殺人教唆で捕まるような国じゃなくてよかったね」
「……口も塞ぐわよ」
ギロリ、と霧崎に睨まれて、鼓太郎は目隠しを受け入れた。

霧崎は、足の付け根のあたりに、違和感を感じた。
(ん?)
熱い塊というか、なにかがムクムクと膨れあがる感触が、股間にあった。
女の身体では感じたことのない異物感に、霧崎は、とっさに手をやり、目をやった。
(⁉⁉⁉⁉⁉⁉⁉⁉⁉⁉⁉⁉⁉⁉⁉⁉⁉⁉⁉⁉⁉⁉⁉⁉⁉⁉⁉⁉)
確認したのは、保健体育の授業で一度だけ見せられたことのある、おぞましき物体だった。
海綿体が血を含んだことで、雄々しく立ち上がってしまった、男性器である。
(ひゃ、ひゃ、ひゃあああああああああああああああああああああああああああああ!)
男性器を直視したのも初めてなら、巨大化したソレを見たのも初めてだった。
それだけならいい。不幸な事故だと我慢もできる。
だが、1つだけ。霧崎にとって耐えられない真実があった。
それは、つまり、そういうことだ。
(あたし、いま、興奮しているってこと!?)
海綿体が血を含むというのは、そういうことだ。
(いやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやああああああ!)
霧崎は胸のうちで絶叫した。ホントは声を上げたかったが、今の自分を彼に見られるわけにはいかないという羞恥が勝り、喉までせり上がった叫びは無理矢理に絞め殺される。
(ああ、ああっ、もう、男子って最悪!!)
まったく、一緒にお風呂に入ったぐらいで。
(なんて下品な身体をしているの!?)

 

↓目隠しされた鼓太郎(身体は姫沙樹)は、姫沙樹(身体は鼓太郎)に身体を洗ってもらいます。

(こんな形で自分の身体を洗うなんて、思ってもみなかったわ……)
いつもは鏡でしか見ることの出来ない、髪の毛のつむじをまじまじと見てしまう。
自分の身体も見る。
(あうう……)
自慢じゃないが、実になだらかな身体付きだ。
(中略)
(せっかくだし、普段は手の届かないところ、しっかり洗っておこ)
ごしごし、と丁寧に身体を磨く。
「動かないでよ。ちゃんと洗ってるんだから」
背中から入って、腰、そこから脇腹へ。
「あっ……」
鼓太郎が色めいた声を上げた。
「なに変な声をあげてるのよ!?」
「だ、だって、霧崎が変なとこ触るから、感じちゃって」
「あたしのどこが、変なとこだっていうのよ!?」
「え、言っていいの?」
「言ったら殺すッ!」

初恋マジカルブリッツ1

↓他にも、二人が一緒にいるところに雪代凛が現れたり、どちらがベッドで寝るか揉めたり…

「じゃあ、僕は床で」
「いくら藤井でも、お客さんを床に寝かせるわけにはいかないわ」
親からちゃんとした躾を受けている霧崎にしてみれば、当然の主張だった。
「でも、僕は男だし」
親からちゃんとした躾を受けている鼓太郎にしてみても、当然の主張だった。
「男って、あたしの身体を、床に寝かせる気?」
「僕がベッドで眠るわけにもいかないじゃないか」
「………」
「………」

 

↓姫沙樹(身体は鼓太郎)が眠っている鼓太郎(身体は姫沙樹)にキスをしたら元に戻ります。

全体的に、妄想が暴走する姫沙樹が良かったです。

答えない鼓太郎の唇に、霧崎は自分の唇を、ちゅっ、と合わせた。
すると、その直後だ。
激しい目眩が霧崎を襲った。
こらえきれず彼の上に倒れ込んで、意識が途切れる。
そして、すぐに目覚めた。
「な、何が、起こったの……?」
胸の上に重みを感じる。鼓太郎が寝そべっていた。
鼓太郎の身体をした鼓太郎が、目の前にいる。

 

 

今回は、小説の男女入れ替わり回を10作品紹介しました。

読んでいただいてありがとうございました!

 

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