女同士入れ替わり

小説の女同士入れ替わり回②【6作品】

女同士入れ替わり2

今回は、小説の女同士入れ替わり回を6作品紹介していきます。

 

当サイトの情報につきまして、可能な限り正確な情報を掲載するよう努めておりますが、誤情報が入り込んだり、情報が古くなっていることもございます。電子書籍サイト・動画配信サイトの配信情報は掲載当時のものですので、現在の配信状況については各サイトにてご確認ください。当サイトに掲載された内容によって生じた損害等の一切の責任を負いかねますのでご了承ください。

青春ブタ野郎はシスコンアイドルの夢を見ない

作品タイトル/著者 簡単なあらすじ 収録書籍/ソフト
『青春ブタ野郎』シリーズ
著者:鴨志田一
主人公の彼女と、彼女の妹が相互変身で入れ替わる。 KADOKAWA/アスキー・メディアワークス
電撃文庫
『青春ブタ野郎はシスコンアイドルの夢を見ない』

※本項目の画像は、全て上記作品からの出典です。

 

思春期症候群により、梓川咲太の彼女・桜島麻衣先輩と、麻衣の母親違いの妹・豊浜のどが入れ替わってしまった。

すぐには元に戻れなさそうなので、二人はお互いのフリをして過ごすことになったのだが、のどかは出来の良い姉をコンプレックスに思っていて…

 

↓咲太が入れ替わった二人と対面するシーンがおいしかったです。

「んで、麻衣さん、これは一体どういうこと?」
咲太はその金髪の少女に向けて、質問の言葉をかけた。麻衣がいるのは『正面』なのに、だ。
不自然な咲太の行動に、麻衣も金髪の少女も疑問を挟まない。それどころか、咲太が「麻衣さん」と呼びかけた金髪の少女は、
「だから、私とこの子で体が入れ替わってるのよ」
と、まるで麻衣のような口調で答えた。

当然、喜んで声をかけたのだが、麻衣から返ってきたのは意外な返事と反応だった。
「あんた、誰?」
肩に置いた手は振り払われて、訝しげな視線を向けられる。
「あんたは誰って聞いてんの」
ストレートで攻撃的な口調は、常に年上の余裕を覗かせている麻衣らしくなかった。
「ご存じ、僕は麻衣さんと清いお付き合いをさせてもらっている梓川咲太ですけど」
「はあ?こんな目の死んだ男がお姉ちゃんの彼氏なわけあるかっつーの」
その小馬鹿にした態度が決定的だった。
見た目は確かに麻衣なのだが、口調や態度はまるで別人だ。違和感があるなんてものではない。

「今は私が桜島麻衣なの」
金髪の少女が、はっきりとした口調で麻衣だと主張してくる。
「で、あっちがのどか」
今度は『麻衣』を指差して、『豊浜のどか』だと言い出す。説明された内容は理解できるが、すんなり受け入れられるかは別の問題だ。

「のどかも一度部屋に戻りなさい。これ、夢じゃないのよ」
「は?そんなわけないじゃん」
「それがあるのよ」
「あたしがお姉ちゃんになって、お姉ちゃんがあたしになってるのに?」
言いながら、麻衣の姿をしたのどかは、ガラスドアを鏡の代わりにして自らの姿を映していた。手で顔や体をぺたぺたと触っている。

 

入れ替わりの原因は、地方アイドルの妹・のどかの、出来過ぎた女優の姉・麻衣に対するコンプレックスのようです。

すぐには元に戻れず、二人はお互いの仕事を交換して過ごすことに…

 

↓「普段の麻衣がしない表情をたくさんする」という描写が多くて最高です。

咲太は、見た目がのどかの麻衣も、中身がのどかの麻衣も好きなようです。

目も合わせられない様子で、のどかは俯いていた。中身は違うのだが、しょんぼりしている麻衣の姿というのは貴重だ。記念に写真を一枚撮りたい。だが、残念なことに、スマホやケータイを持っていない咲太の手元には、肝心のカメラがなかった。

渋々といった様子で、のどかが頷く。しばらくは、咲太のことを親の敵でも見るように睨んでいた。見た目は麻衣なので非常に困る。体が悦んでしまう。
「咲太もにやにやしないの」

 

のどか(身体は麻衣)は、以前から抱いていた麻衣への思いを、麻衣(身体はのどか)にぶつけます。

入れ替わっているので、「麻衣」が「麻衣」への不満を「のどか」にぶちまけているように見える図がヤバいですね。

のどか(身体は麻衣)は麻衣のことを大嫌いと言い、麻衣(身体はのどか)ものどかのことを嫌いと返したので、姉妹は決裂。

「麻衣さんが芸能活動を休止して……あたしはやっとスイートバレットとしてデビューできたんだよ。お母さんも少しはやさしくなって、褒めてくれた……なのに、なのに、活動再開ってなに!?特番のドラマでいい役を取って!CMもたくさんやって!ファッション雑誌を見れば、毎月どっかの表紙にいて!なんで、あたしの邪魔すんの!」
「……」
「あたしがやっとできるようになったこと、簡単に飛び越えて……いつも、みんなが見てるのは麻衣さんで、やっぱり、お母さんも麻衣さんのことばっかりになって!あたしのがんばったこと、全部台無しにしないで!」

 

姉妹は決裂しても、嫌いな相手の演技を続けます。

↓最初はぎこちなくも麻衣の演技をしていたのどか(身体は麻衣)ですが、CMの撮影の時にプレッシャーに負け、過呼吸を起こして倒れてしまいました。

それでも、『桜島麻衣』としての体裁を保とうと、のどかは笑顔を見せている。それが、咲太の目には妙に痛々しく映った。

「あんなの違う……違うんだよ。あんな失敗、お姉ちゃんじゃない。あんなのは『桜島麻衣』じゃない……」
(中略)
「あんた、なんにもわかってない!お姉ちゃんだけは違う。そんな日はないんだよ……」
「……」
「意識がもうろうとするような高熱があっても、役に入ったら平気な顔して真冬の海にだって入るのが『桜島麻衣』なの……お姉ちゃんは、そういう人……なのに、あたしは撮影中止なんてして、周りのスタッフに迷惑かけて……もうやだ」
のどかは震えを抑えようと、自らの体を抱き締めていた。けれど、心の凍えはそんなことでは消えてくれない。
「こんなのもうやだ……無理、もうやめたい……あんなプレッシャー、あたしには耐えられっこない……」
「……」
「あたし、全然わかってなかった。『桜島麻衣』のようになるって意味……全然理解してなかったんだ……」

 

のどか(身体は麻衣)が女優のスケジュールについていけず、荒れた生活をしてしまうところが興奮しますね。

のどかは、麻衣にコンプレックスを持ちつつも、本当は大好きな姉だと思っているようです。

 

↓麻衣(身体はのどか)は、のどか以上に歌とダンスをストイックに練習し、完璧に演技をしてしまいます。

麻衣も、口ではのどかが嫌いと言いつつも、のどかが幼少期にくれた手紙を大事に保存してあり、大事な妹だと思っているようです。

「寄り道するなよ!」
「するかっつーの!」
本当に素晴らしい演技力だと思う。態度に不自然な様子は一切なくて、少しも演技に見えない。何より恐ろしいのは、『豊浜のどか』になりきっている間は、麻衣は『桜島麻衣』としての素顔を完全に消してしまうところだ。

 

↓麻衣(身体はのどか)と咲太のやりとりが好きですね。

「麻衣が手を伸ばして、咲太のおでこを小突いてきた。悪戯を咎めるお姉さんの顔だ。でも、それもすぐに引っ込めて、納得のいかない表情に変わってしまう。
「なんか、しっくりこない」
「人のおでこを小突いてそれ?」
「のどかの身長だと、咲太が大きく感じるの。これだけはどうしても慣れなくて」
長年染みついた自分の体の感覚というのは、そう簡単には抜けないもののようだ。

 

その後も入れ替わり姉妹のすれ違いは続きます。

↓のどか(身体は麻衣)が、「麻衣」としてのどかの母親に敵対心を剥き出しにされるシーンがかわいそうで好きです。

「麻衣さん」
対照的に、のどかのお母さんの口調ははっきりしていた。どこかトゲがある。『麻衣』を見る目つきも刺々しい。
「のどかは、どこですか?」
険しい表情で母親が『麻衣』に詰め寄る。まさか、目の前にいるのがのどかだとわかるはずもない。体が入れ替わっている事実など、知る由もないし、言われても普通は信じられないだろう。だから、母親はあくまで『麻衣』だと思って接している。
「いい加減に、のどかを返してください」
その態度は完全に麻衣を悪者扱いしていた。

青春ブタ野郎はシスコンアイドルの夢を見ない

↓麻衣(身体はのどか)がライブで本物ののどか以上のパフォーマンスをしてしまい、新曲のセンターに選ばれる様子を、のどか(身体は麻衣)が観客として見せられるシーンが一番興奮しました。

ステージ上では、初のセンター曲をもらった『豊浜のどか』が、全メンバーから抱きつかれて、おめでとうを言われていた。
「今回はみんなも納得だよね。今日、どかちゃんすごかったもん。バトンのミス、本当に助かりました。ありがたや~」
「てか、最近、どかちゃん、なんかすごいのよ」
揃って、メンバーが「ほんとほんと」、「すごいすごい」と繰り返している。
それも一巡したところで、次回シングル曲のセンターに選ばれた『豊浜のどか』が「がんばります!」という趣旨の抱負を語って、今度こそお別れの時間がやってきた。

 

↓一度ものどか本人には笑顔を見せてくれなかったのどかの母親が、麻衣(身体はのどか)を認めるシーンもエグくて最高です。

ショックを受けて海に入水するのどか(身体は麻衣)ですが、助けに来てくれた咲太も「彼女の麻衣の身体」が大事で…

そのファンの列の中に、咲太は見覚えのある人物を見つけた。スイートバレットのファン層から外れた年配の女性。のどかのお母さんだ。
「よかった、よかったね」
と、娘の手を取り、何度も何度も頷いていた。目の端に光るものが溜まっている。
「よかった、ほんとによかった。がんばったわね」
その横顔には、喜びとともに安堵の気持ちが浮かんでいた。
(中略)
「笑ってた……お母さん……」
微かに動いた唇は、渇いた声をもらす。
「そりゃあ、笑うことだってあるだろ」
「……ないよ」
どこまでも冷たくて、淡々とした否定。のどかの顔からは、一瞬にして表情が失われている。
「あたしの前では、あんな顔したことない」

 

咲太の説得もあり、姉妹はお互いの気持ちを理解して元に戻るのでした。

↓相互変身で入れ替わっていたようで、服交換の状態になります。

そんな姉妹のやり取りを見守っている最中に、それは唐突に起こった。
咲太が瞬きをした瞬間だった。
「え?」
コンマ何秒の暗闇から開けると、目の前の光景が変わっていた。
「あ、あれ?」
「え、なに?」
麻衣とのどかも戸惑っている。異変が起きたのは、まさに麻衣とのどかなのだから当然とも言えた。
体が入れ替わっている。いや、そうではない。そうではあるけどそうではないのだ。瞬きの前と後で、『麻衣』と『のどか』の位置が入れ替わっている。先ほどまでは、『豊浜のどか』の体が、『桜島麻衣』の体を抱き締めていたのに、今は、麻衣の体がのどかを抱き締めている。
しかも、ややこしいことに服はそのままだ。『桜島麻衣』の体はのどかの服を着ていて、『豊浜のどか』の体はライブに行ったときの服装をしていた。体だけが、見事に入れ替わっているという状況。

 

入れ替わっていた間に「麻衣と咲太の写真」が取られていて、一騒動起こります。

「のどかの姿」で咲太と喋るのは初めてと照れるのどかが良かったです。

 

↓アニメ版はこちら!

女同士入れ替わり2
【PrimeVideoで観れる】アニメの女同士入れ替わり回【1作品】今回は、PrimeVideoで観れるアニメの女同士入れ替わり回を1作品紹介していきます。 当サイトの情報につきまして、...

高2にタイムリープした俺が、当時好きだった先生に告った結果

作品タイトル/著者 簡単なあらすじ 収録書籍/ソフト
『高2にタイムリープした俺が、当時好きだった先生に告った結果』
著者:ケンノジ
妹と恋人が入れ替わる。 SBクリエイティブ
GA文庫
『高2にタイムリープした俺が、当時好きだった先生に告った結果』
第4巻

※本項目の画像は、全て上記作品からの出典です。

第124話「黒柊木ちゃん」から第126話「願いを叶え給え」までが女同士入れ替わり。

 

ある日の朝、真田誠治の妹・紗菜と、恋人の教師・柊木春香が入れ替わっていた。

 

誠治が学校を休んでいる春香を心配して春香の家に行くと、そこには春香の身体になった紗菜が。

入れ替わりが判明するまでの描写が長くておいしいです。

 

↓貧乳・巨乳ネタが異常に多くて最高です。

紗菜(身体は春香)は春香の巨乳を揉むのにハマった様子w

ちらっと柊木ちゃんを見ると、自分のおぱーいをモミモミしていた。
な、何してんだ――――!?
「やっぱり……すごい……っ。あ、ちょっと何こっち見てるのよ、やらしい……」
俺が自分を見ていることに気づいた柊木ちゃんが、嫌そうな顔をする。

 

↓朝起きた時の春香(身体は紗菜)のリアクションが好きですね。

春香(身体は紗菜)は、誠治の母親に誠治の恋人として挨拶してしまいます。

誠治のベッドに入って恍惚に臭いを嗅ぐシーンが変態的で興奮しました。

「なんでぇぇぇぇぇぇええええ!?あたし、紗菜ちゃんになってるぅぅぅぅ!?」
パジャマの中を覗いてみる。
うわ。本当に胸ちっちゃい。可愛い。

誠治君の部屋……入っちゃおっと。
見つけたベッドにするする、と入り込む。
「~~~~~~っ。誠治君のにおい……」
しあわせ……。

 

↓春香(身体は紗菜)は、紗菜の身体では誠治とキスすらできないと思い至ってショックを受けます。

誠治の方は、紗菜本人が普段しない言動をするので慣れないようです。

「はっ。本当だ!一番の問題だっ!チューもできない、お風呂一緒に入れない、おっぱいちっちゃい、誠治君と結婚できない……このままじゃあたし、死んじゃうかも……」

 

↓見た目的には兄と妹がイチャイチャしている図が最高です。

「それ、自分の体じゃなくて紗菜の体だから――俺、妹とキスなんてしたくないから」
「中身は愛しの春香さんだからギリセーフなの!」
じたばた暴れる誠治君の唇に、ちゅーと唇を重ねる。どんどん誠治君の力が抜けていく。
「くそ……紗菜の顔と声なのに……この甘やかし方……本物の先生だ……!」
「先生じゃなくて、春香さんでしょー?先生って呼んだからぎゅってしますっ」
ぎゅっと抱きしめると、ぼそっと誠治君が言った。
「あ、おっぱい当たらない」

 

そして、ようやく入れ替わった二人がご対面。

↓相手の身体の悪口を言い合う場面が良いです。

ちなみに紗菜(身体は春香)は、ノーブラです。

「こっちだって文句あるんだから!何よ、この体!肩こりすごいし、足遅いし運動神経全然ないし、体が全体的にだるーんってして重いんだから!」
(中略)
「走ったら、プルンプルンして、すっごい走りにくいの!セクハラよ、セクハラっ。おっぱいで無自覚にマウント取るのはやめてっ」
体は巨乳、心は貧乳……。
(中略)
「えー。そんなこと言われても……。ちなみに、紗菜ちゃんの体、すっごく軽くていいよ♪ほんと、若さって……素晴らしいね……」
柊木ちゃん、そんな死んだ魚みたいな目しないで。

 

入れ替わりの原因は、紗菜は巨乳になりたい、春香は誠也と暮らしたい、と願い事をしたからのようです。

翌朝元に戻ります。

 

東京皇帝☆北条恋歌

作品タイトル/著者 簡単なあらすじ 収録書籍/ソフト
『東京皇帝☆北条恋歌』
著者:竹井10日
恋歌と来珠が入れ替わる。 角川書店
スニーカー文庫
『東京皇帝☆北条恋歌』
第3巻

※本項目の画像は、全て上記作品からの出典です。

第3章~第6章が女同士入れ替わり。

 

北条恋歌南徳原来珠は、カリヨン時計の鐘の音を聞いて意識を失い、気がついたら入れ替わっていた。

二人は入れ替わったことを隠しつつ、好きな西園寺一斗に接触するが…

 

先に目を覚ました恋歌(身体は来珠)は、倒れている元の自分の姿に驚いて、その場を立ち去ってしまいます。

↓体格差ネタと鏡を見るシーンがおいしいです。

いつの間にか来珠(身体は恋歌)も目を覚まして行方不明になってしまったので、しばらく入れ替わった二人は出会いません。

「!!」
驚愕の表情で鏡を見る、南徳原来珠の蒼褪めた顔だった。
「わたしが……来珠ちゃんになってる……?」
ペタペタと身体のあちこちを触る。
「胸がない……身体ちっちゃい。お尻は普通だ……。でも、おっぱい平たい……。マント邪魔くさい。髪が太い。手、ちっちゃい。あと、胸がぺたんこ……」
「……待って!?待って待って。ということは、あそこで倒れてたわたしは……中身は……」
持久力はないが、瞬発力と回復力のある身体は、もう大分切れていた息が戻ってきていた。
「胸がほとんど揺れないのはいいけど……足が短くてなかなか前に進まない……」
恐らく来珠本人が聞いたら怒るであろう台詞を吐きながら。

 

↓恋歌(身体は来珠)は、その場に現れたゆかり子に助けを求めたら、気持ち悪がられてしまいました(笑)

騒ぎを避けるため、入れ替わりは話さないことにしたようです。

地の文で、恋歌に「来珠ボディ」のルビ、来珠に「恋歌ボディ」のルビが振ってあるのがポイント高いですw

「ゆ、ゆかり子ちゃあああんっ!」
思わず泣きついた恋歌(来珠ボディ)であったが、泣きつかれたゆかり子の方はといえば、その耳慣れない呼ばれ方と涙目の恋歌(来珠ボディ)という不慣れ極まるシチュエーションに、鳥肌が立っていた。

東京皇帝☆北条恋歌1

↓恋歌(身体は来珠)は、来珠の婚約者の一斗が好きだったので、来珠ボディのおかげで一斗に近づけて喜びます。

四菜がちょっとからかって言うと、恋歌(来珠ボディ)は少し頬を染めた。
「そ、そんな……みんなと一緒が良いよ、うん。……か、一斗く……一斗(!)と2人きりも……捨てがたい、けど」
「来珠……」
見つめ合う一斗と恋歌(来珠ボディ)。

『でも……。……そっか。今は、こ、こ、婚約者なんだから、手ぐらい握ってもいいよね……いいんだよね……』

 

海水浴に行くことになり、彼女特権で一斗の着替えを見てしまうシーンが良かったです。

↓自分の身体じゃないのに恥ずかしがって隠す恋歌(身体は来珠)がおいしい。

「あ、あんまり見ないで……恥ずかしぃ」
「ごっ、ごめんっ!」
慌てて一斗が顔を背ける。恋歌(来珠ボディ)もいくら自分の身体ではないとはいえ、女の子として着替えを見られるのはそれはもう恥ずかしいものである。

自分の身体で誉められたら、もっとちゃんと嬉しいのにな……と心中複雑ながら、頬を染める恋歌(来珠ボディ)。

 

↓入れ替わり的においしい会話が多くて書き切れません。

「来珠と一斗」が恋人としてどこまで進んだか、来珠のフリをして聞くシーンが好きです。

「ど、どどど、どうしてゆかり子ちゃんがその話を!?」
と恋歌(来珠ボディ)が息せき切って、一斗に覆い被さりそうな勢いで問い質した。
「何故……とは奇異な。卿が私に話をしたのではないか」
「わた……そ、そうなんだ……じゃなくて、そうだっけ」
「???」

「一斗は、キスとかしたことないの?」
意地悪な恋歌(来珠ボディ)の質問に、一斗が心臓を鷲掴みにされたような顔をする。
「な、ななななな、何言ってるんだよ、ないよ!来珠、知ってるだろ、あははははは」
『……そうか、来珠ちゃんとは、してないんだ』と優越感で留飲を下げかけて、けれど、それじゃわたし嫌な子だ……とすぐに自分を戒める。

 

一斗とは良い雰囲気になってしまい、ついには勝手に来珠の身体でキスまでしてしまいました。

しかし、一斗が勘で入れ替わりに気がついてしまい、恋歌(身体は来珠)は嬉しさと罪悪感からその場から逃げ出して…

 

↓遅れて来珠(身体は恋歌)も登場。

恋歌の巨乳に一斗がドキドキしてしまい、来珠(身体は恋歌)は怒りますw

「かずとぉ……!!」
うわぁん!!とそのまま、一斗の胸に泣きついてくる来珠(恋歌ボディ)。
ぽにょんっと一斗のお腹の辺りに来珠(恋歌ボディ)の二つの膨らみが当たって、一斗の頬が一瞬弛みかける。
「鼻の下を伸ばすなぁっ!!」

東京皇帝☆北条恋歌2

↓こちらは巨乳ネタがおいしいです。

「来珠」は一斗の婚約者のため、このまま元に戻れなかったら一斗はどちらと結婚するのか…と来珠(身体は恋歌)と一斗が悩む場面が最高でした。

他人から見たら、一斗が浮気をしているように見えるのも良いですね。

「大体何なのよ、この身体は!?無駄に乳がでかくて邪魔だし、髪は長くて鬱陶しいし、ティアラは邪魔だわ重いわ、胸の脂肪の塊が重くて肩凝るし、訳分かんない裃みたいなの着けさせられてるわ、おっぱいがたゆんたゆんで……ん……む、まあ、これはこれで、百歩譲って悪くない気分であると言ってあげてもいいけども」
両手で下からかなりのボリュームのおっぱいをぽ~にょぽにょと持ち上げて、夢がかなった感じとばかりに、緩んだ頬でえへへとだらしなく笑う来珠(恋歌ボディ)。

 

↓一斗が好きなのに気持ちを伝えられない恋歌を慮る来珠(身体は恋歌)…

恋歌(身体は来珠)の方も来珠の気持ちを考えていて、相互理解な雰囲気です。

恋歌(身体は来珠)と八田の絡みも良かったです。

けれど、それすらもままならず、好きな相手の手を繋ぐことも出来ない、禁じられた恋をする気持ち……それを思い、来珠(恋歌ボディ)は得も言われぬ切なさを思い知らされる。
『恋歌は……いつもこんな気持ちでいるのかな……?』

 

↓入れ替わった状態での三角関係の修羅場がシュールでした。

どう答えても怒られるであろう一斗がかわいそうですw

雫のおかげで元に戻ります。

「……た、楽しくなかったよ、全然」
ビキッ!と来珠(恋歌ボディ)の額に血管が浮かぶ。
「なによっ!?私の身体とじゃ楽しくなかったって言うの!?」
来珠(恋歌ボディ)の雷が落ちて、しまった、地雷はそっちだったかと一斗の笑顔が引きつった。
「違うよ、わたしが中身だったからだよ……ごめんね、一斗くん……」
しかも、恋歌(来珠ボディ)の方へ誘爆して、一斗は取り繕うことも出来ず、黙らざるを得なかった。

「何とか言いなさいよ、一斗!!」
泣きはらした目の来珠(恋歌ボディ)が一斗に摑みかかろうとしているのを、恋歌(来珠ボディ)が止めようと間に入る。
「や、やめなよ、来珠ちゃん……」
しかし、それが一斗と恋歌(来珠ボディ)の馴れ合いに見えてしまい、来珠(恋歌ボディ)の頭に血が上がった。
「うるさい!この泥棒猫!!」
バァン!!
来珠(恋歌ボディ)が恋歌(来珠ボディ)を平手打った。

 

あるある!夢境学園

作品タイトル/著者 簡単なあらすじ 収録書籍/ソフト
『あるある!夢境学園』
著者:新木 伸
カメ娘がエキドナに入れ替えられる。 エンターブレイン
ファミ通文庫
『あるある!夢境学園3 魔界からの姫君X(下)』

※本項目の画像は、全て上記作品からの出典です。

第3巻「魔界からの姫君X」下巻第4~7章が女同士入れ替わり。

 

学園に現れた魔王の副官・妖女エキドナと壮絶な戦いを繰り広げる達也たち。

不利となったエキドナは、魔界へ帰る際にカメ娘と身体を入れ替えていってしまう。

 

↓入れ替える直前のエキドナのセリフが好きです。

入れ替わるのは第4章の終盤です。

『こちらの世界では、”行き掛けの駄賃”というのかしらね?手ぶらで帰るのも癪だから……、土産だけでも、いだたいてゆきましょうか!!」
エキドナの声は、どういうわけか――背後から聞こえてきた。その一瞬の混乱が、達也の反応を遅らせた。
乳白色の濃厚な湯気の中で振り返ったとき、「きゃー!」という悲鳴だけが、達也の耳に届いてきた。
それはカメ娘の悲鳴だった。

 

↓入れ替わりを知らない達也たちは、「カメ娘」が魔界へ行き、「エキドナ」が逃げ遅れたと思い込んで、カメ娘(身体はエキドナ)を敵視します。

ぺたんと座り込んで、しきりに咳こんでいる女がひとり――。
エキドナだった。
「――逃げ遅れっすか?」
桃子が歩いてゆく。
「なんか――、思っていたよりだいぶノロマで、だいぶドジっ娘だったみたいっすね」
そう言いつつ、前に立つ。
「そうでぇ~、わたしぃ~、もおドジでぇ~」
「――で。覚悟は、いいっすか?」
「へっ?」

 

↓エキドナになったせいで、仲間たちにボコられるカメ娘(身体はエキドナ)がかわいそうでなりません…

仲間思いの仲間たちなのは素晴らしいんですけどね…全員かわいそうです。

エキドナの体は宙を舞っていた。顎を下から撃ち抜かれ、のけぞったままで、ゆっくりと宙を舞う。
どうっ――と仰向けに落下した場所は、番町の足下であった。
「カメ娘を……返せ」
(中略)
さすがに魔界人。体の作りが違うのか――陥没してすり鉢状になったクレーターの底で、弱々しく呻いていた。
「やめてぇ~、大ちゃん、痛いよ~」
番町の双眸が、輝きを放つ。
「俺を”大ちゃん”と呼んでいいのはアッ!カメ娘だけだあぁ!」

 

↓入れ替わりを信じてもらえたカメ娘(身体はエキドナ)は、エキドナのグラマラスボディを喜びます。

カメ娘は、かなり天然なキャラのようです。

「えーい、もおー、大ちゃん元気だせー、ほらー、乳びんたーっ」
顔をあげると、エキドナ――もとい、アダルトカメ娘は、そそり立ったその乳で、ぴしぴしと大三郎の顔をハタいているところだった。肩を振って、右に左に往復ビンタだ。

 

↓カメ娘を好きな?大三郎は、カメ娘(身体はエキドナ)を攻撃してしまった罪悪感に悩みます。

大三郎ほどの男を、自失の淵に追いこんだその原因――達也には見当がついていた。
それは、みずから守るべき者を、その手にかけてしまったという事実なのだろう。
殴ってしまったのだ。
大三郎は。その手で。カメ娘のことを。
達也には、大三郎の気持ちがよくわかった。自分だって、どうなるかわからなかった。もしも自分の手で最愛の者を――。たとえば江利香を殴ってしまったら――?

 

↓平気そうにしていたカメ娘(身体はエキドナ)が、実は入れ替わった事実にショックを受けているとわかるシーンが最高でしたね。熱いです。

カメ娘(身体はエキドナ)はエキドナの身体の能力を使えるようです。

彼女が泣きながら口にしている独り言だけが、ここまで届いてくる。
「やだよう……、へんだよう……、ぶよぶよしてるよう……、肩がこるよう……」
しかしほんの数分前に顔を出したときには、彼女は「乳びんたー」とばかりに、喜んでいるようだった。すくなくとも、そのように見えていた。
達也は言った。
「彼女が戦っているのに――おまえはそうやって、腑抜けているのか?」

「体ではなイイイイ――!心だああアアぁぁァァ――ッ!!」
(中略)
「俺が愛していたのはアアア――ッ!カメ娘のココロだアアアアーッ!!」

 

↓カメ娘(身体はエキドナ)がエキドナの身体のせいで女子生徒に怯えられるシーンもそそります。

他にも、所々入れ替わり的においしい描写がありました。

「あー、葵ちゃんだぁ。いらっしゃ~い、ご飯食べるぅ?」
「えっ?あっ、あのっ――」
カメ娘に声をかけられた少女は、びくりと身をすくめると、体を守るようにカバンを前にかざした。
(中略)
「あっ、は、はいっ――」
うなずくものの、距離を取って、カメ娘を避けるようにこちらに来る。
あの戦闘を見ていたのなら、怯えるのも、まあ仕方のないところか。いまカメ娘の姿は、あの異世界の女魔道士――エキドナそのものなのだから。

 

↓魔界に帰ったエキドナ(身体はカメ娘)の方も、身体に慣れない描写があって良いです。

どうやら、カメ娘のドジっ娘属性は身体依存のようで、エキドナ(身体はカメ娘)は転びそうになり、カメ娘(身体はエキドナ)は転ばなくなっていますw

エキドナは、身体を入れ替えることで長寿を保っているキャラのようです。

まだこの新しい肉体に慣れていないせいだろうか。ややもすると歩幅を間違えて、なにもないところで転んでしまいそうになる。
肉体の乗り換えを何度となく行ってきた彼女ではあったが、初めての体験に戸惑いを覚えていた。この年頃の娘の体に入ったことも、一度や二度ではないのだが。
手足の長さが違うこと。体の重心バランス(特に上半身の)が違うこと。視点の高さが違うこと。色々なことからくる違和感に注意を払いつつ、感覚を慣らしてゆく。
(中略)
身に宿る活力が違う。
肌のハリも、もちろん違う。
食事もきっと、チョーうまいのだろう。
しかしこの体――前の体とは違って、魔法の素養はあまり持っていないらしい。魔力が大きく減ってしまったことを感じる。魔道の技――知識と技術はエキドナ自身のものである。しかし魔力の量はその肉体に依存する。

 

達也たちはカメ娘(身体はエキドナ)を元に戻すために、魔界へ行きます。

カメ娘(身体はエキドナ)もエキドナの身体で技を繰り出して戦っていて、萌えます。

 

↓達也たちの前に現れたエキドナ(身体はカメ娘)は、カメ娘の身体でエキドナの格好をしています。

恥ずかしがるカメ娘(身体はエキドナ)が良すぎます。

達也たちのよく知っている――ロリーな顔と姿をした『カメ娘』のほうだ。
「返して~、わたしのカラダっ!あとそれからっ、ケバいからやめてーっ!」
「失敬な。似合うであろう?」
ずいっと――スリットを割って片足を伸ばす。白い太腿が目に付いた。
「だめー!見ちゃだめー!みんなだめーっ!」
アダルトカメ娘は皆の前へと回りこんで、ぴょんこぴょんこ飛びあがっている。向こうとこちらで同じ衣装を着ているのになにを恥ずかしがっているのかわからない。たしかに向こうのカメ娘――というかエキドナのほうは、その幼い体つきにセクシー衣装が、まるでミスマッチしているわけだが。

 

↓エキドナ(身体はカメ娘)はカメ娘の身体でおいしいご飯を食べたようです(笑)

「このカラダ、ほんに具合が良いわ。――やはり若いカラダは、違うのう」
「ああああーっ!なにしたの!なにやったのようっ!人のカラダでぇー!」
「メシがうまかった」
突きつけた指をそのまま――カメ娘は言葉をなくしていた。
「……いいけど」
しばらくしてから、ぽつりと言う。

 

色々あって、第7章終盤で元に戻ります。

↓元に戻る時は、ギ○ュー方式ですw

エキドナは両手を頭上へと差しあげた。そして叫ぶ。
「チェーーンジッ!」
その肉体から、なにか白銀色の塊が飛び出してくる。霊体というものだ。魔界に来てからなぜか肉眼で見えている。その霊体は人の形をしていなかった。さらにほとんど実体のような濃密さを持っていた。
エキドナのその霊体は、カメ娘の体に飛びこんでいった。そのかわりに、なにかが弾き出されてくる。ひょろひょろと上ったカメ娘の霊体は、元々の自分の体に顔を向けると、まっしぐらに飛んでいった。

 

影執事マルクの覚醒

作品タイトル/著者 簡単なあらすじ 収録書籍/ソフト
『影執事マルク』シリーズ
著者:手島史詞
双子の姉妹が入れ替わる。 富士見書房
ファンタジア文庫
『影執事マルクの覚醒』

※本項目の画像は、全て上記作品からの出典です。

第6巻「影執事マルクの覚醒」が女同士入れ替わり。

 

執事のマルクは、最近契約者として仕えるエルミナの様子がおかしいと感じていた。

今回は記憶が失われたのではなく、エルミナの双子の姉・エミリオに関係があるようだ。

 

双子の姉の「エミリオ」は病弱、妹の「エルミナ」は活発なようです。

↓序盤は、マルクがエルミナの様子を訝しがるシーンが多いです。

「エルミナ」は、「自分」で決めたことも忘れているらしく…

普段の無表情に見慣れていれば、十分見て取れる変化だった。
――珍しいですね。エルミナがこういった表情を表すのは……。

「着物……?ああ、キョクトのドレスのことだったね」
マルクは再び違和感を覚えた。エルミナはカナメが手がけている着物を、無表情ながら楽しみにしていたように思う。今の反応は着物というもの自体をよく知らないかのようだった。
(中略)
「見事なものだ。君はこういった刺繍までこなすのだね」
「え……?」
これにはさすがにマルクも露骨に不審そうな声を漏らしてしまった。
「……なにを言っておるのじゃ。おんしはこの刺繍が気に入って反物を決めたのであろ?」
カナメの疑問にエルミナは言葉を詰まらすが、やがて観念したようなため息を漏らした。

 

↓「エルミナ」と呼ばれて傷ついたような反応を見せるシーンが良かったです。

「とても、よくお似合いですよ。エルミナ
微笑と共に腰を折るマルク。こちらもかなり動揺していたが、平静を取り繕うことには成功した。……はずなのだが。
「――っ!」
どういうわけか、エルミナは驚いたように目を開き、それから小さく唇をかみしめた。
その表情の意味がとっさに理解できなかったマルクは首を傾げる。口を開く前に、エルミナは背中を向けてしまった。
「仕上がりは悪くないようだね。気に入った」
その声には、まるで感情がこもっていなかった。元々、エルミナは抑揚のないしゃべり方をするが、今のはそれとは違うように思えた。

 

↓マルクは、今の「エルミナ」には、恋心は感じられません。

しかし、そこで奇妙な違和感を覚え、マルクは首を傾げた。
エルミナの笑顔――それを見せられたときは、決まって抱きしめたいような困った衝動に襲われる。あるいはこれが恋というものなのだろうか。そう、考えていた。
それが、今は微塵も感じられない。もちろん、嬉しいとは思うのだが、それはアイシャに対してそう思うようなもので、以前のような衝動的な気持ちは抱かなかった。

 

↓入れ替わりが判明するのは第3章です。

「少し、お話があります――エミリオさん」
少女は、アイシャのひと言に意外なほど無反応だった。アイシャの方が見当違いなことを言ってしまったのかと狼狽えてしまうほどに。
やがて、少女は仕方なさそうな微笑を浮かべた。エルミナには浮かべられなかった表情だった。
「そう……。君は、気づいたのだね」

「今、エルミナの体は私が使っている」

影執事マルクの覚醒1

↓入れ替わったことを知らないマルクの心情描写が好きです。

エミリオ(身体はエルミナ)は、黒色よりも白色が好きな様子。

契約書の制約が身体準拠で最高ですね。

「どうにも、前とは感覚が違うね。やはり強引過ぎたのだろうか?」
銀時計から手を放すと、今度はゆっくりと握ったり開いたりを繰り返す。あたかもそれが自分の手であることを確かめるように。
「エル、ミナ……?」
マルクがかすれた声を漏らすと、少女はようやくマルクの存在を思い出したように視線を向けた。
「ああ、話の、途中だったのだね。エルミナは、どこまで話したのだろうか?とはいっても、私も突然眠り姫にされたものでね。彼女のようには説明できないことも多いのだが。……ふむ。やはり黒のドレスは着心地が悪いな」
少女は、自分のドレスをつまみ上げながら呟く。
「なにを、言って、いるのです……?」
エルミナと同じ顔をした少女は、肩にかかった髪を振り払い、それから怪訝そうに眉を寄せた。
「髪を切ったのか。綺麗な髪だったのに……」
マルクは、とうとう堪えきれず、少女の肩を摑んだ。
「エルミナ!しっかりしてください。さっきからなにを言っているのです」
力を入れすぎたらしい。少女の表情が幽かに歪んだ。
「痛い。放したまえ」
命じられて、マルクは弾かれたように手を放した。
<契約書>の制約が働いたことに、マルクはさらに衝撃を受けた。間違いなく、この少女の体はエルミナのものなのだ。

「確かに、きちんと名乗ったことはなかったね。私は、エミリオという。エミリオ=ヴァレンシュタインだ。エルミナの姉でね。一応、ヴァレンシュタイン家の当主ということになる」

 

どうやら、双子の父親が「精霊の器」の実験をしたせいで、偶然入れ替わってしまった?ようです。

たまたま実験時に、双子の姉妹は入れ替わりごっこをしていた?ような記述もありました。

 

↓このままだと、昏睡状態のエルミナ(身体はエミリオ)は消えてしまうらしくピンチに。

元に戻したいマルクと、元に戻したくないアイシャが戦います。

消える運命にあるエミリオ(身体はエルミナ)の切ない心情が良いですね。

「エルミナは、どうなるのです……?」
「さあ?このまま私が体を使っていれば、遠からず――――」
「――消えることになるだろう」

 

↓そして本当は、「エルミナ」が姉、「エミリオ」が妹。

エミリオ(身体はエルミナ)は記憶喪失で、自身を姉のエミリオだと思い込み、喋り方も妹のエルミナの堅苦しい口調に変わっていたようです。ややこしい…

姉妹の回想シーンで、妹の方がお嬢様口調なのが恐らく伏線?でした。双子の生い立ちは結構悲惨な感じでしたね。

三日前、記憶喪失になったのはエルミナではなかった。入れ替わったエミリオが記憶喪失になっていたのだ。

「よく思い出してごらん。自分が本当に”姉様”と呼ばれたことがあったか」
「先ほどからなにを言っているのだ。私のことを姉と呼ぶ人間など、エルミナ……し、か……?私、姉……?」

影執事マルクの覚醒2

↓記憶を取り戻したエミリオ(身体はエルミナ)とマルクのやり取りが美味しかったです。

多分、エミリオはエルミナボディで白いドレスを着ています。

恐らく、最終ページで元に戻った?と思われます。

「だらしがないですわ。それではこの体、しばらくわたくしが使わせてもらいます。よいですわね?」
「お、お待ちなさい!それは、困ります」
「そうは言われても、姉様の体で誰彼かまわず唇を許すわけにはいきませんわ。あなたにその気がないのでしたら、わたくしも戻りようがありませんの」

 

スーパー・ノバ

作品タイトル/著者 簡単なあらすじ 収録書籍/ソフト
『スーパー・ノバ』シリーズ
著者:浅香晶
女の子が女性型アンドロイドと入れ替わる。 早川書房
ハヤカワ文庫JA
『スーパー・ノバ2 挑戦!メビウスGP―スペース・プロダクション』

※本項目の画像は、全て上記作品からの出典です。

第2巻『挑戦!メビウスGP―スペース・プロダクション』第2話「バースデイドリーム・フロム・ERNA」が女同士入れ替わり。

スーパー・ノバ (1)

映像プロダクションのスーパー・ノバのマイとリョウは、町でスカウトを受けてブヒリコチッチ博士と知り合った。

二人は開発中の女性型アンドロイド・ERNA-001(エルナ)の実験の撮影をすることになったのだが、マイが被験者としてERNAと情報伝達をしたら入れ替わってしまった。

 

脳のデータを直接転送して言葉では伝えきれない感情を伝え合おうとしたら入れ替わってしまった形です。

↓全体的に、人間とロボットとの入れ替わりとしてとても美味しいです。

撮影の仕事をしているマイ(身体はエルナ)は、エルナボディを興味津々に動かしますし、元の自分の身体についても詳しく観察してくれます。

だって照明灯に照らされてそこに立ちつくしている娘は……、二〇年間つきあってるはずのほかならぬあたし自身だったからだ。
もうひと回り長めがいいと常々思ってる見慣れた指とは違い、そこには五本のオフシルバーのマニピュレーターがあった。すかさずその手で顔をさわる。ちょっとクセッ毛の栗色の髪の毛の感触はない。代わってあるのは、カメラのレンズガードなんかに使われてる硬化プラスチックの感触だった。
そうか……ゆっくりと視線を自分の足元へ落とす。ついさっきまで向かいあっていたERNA-001の銀色の胸と両足がそこにあった。
視界が妙にクリアーだと思われたのも、『鼻のラインがない』からだと思いあたった。センサーの対応角が大きいせいで、空間の広がりの認識がちがってくるんだろう。加えて身体の各所にあるサブセンサーの働きで、部屋中のありさまを一度に認識できる。体をひねってそちらにメインの視線を送らなくても、ぐるり三六〇度が手に取るように感じられる。
なんと、あたしの意識がエルナの機械の体に移っちゃったんだ。そうだ、と言うことは、どうなっちゃったんだろう、あたしの体は……?
「マイさん、大丈夫ですか?私の言ってることが理解できますか?」
あたしの目の前のあたしが、心配そうにあたしに聞いてきた。あの口調は……、聞き覚えのあるイントネーションは、さっきまで話しあっていたエルナのものだった。
いつもよか半音高い感じの、語尾が丸っこい声。へぇ、あたしっていつもこんな声でしゃべってんのか。ちょっとイメージをはずれた自分の声に、あたしはちょっと驚く。ふだん自分で聴いてるつもりの自分の声は自分の頭蓋骨の中で反響してる音だから、他人が耳にしている声とは違うって前にミオに教えられたのを思いだした。
そういえば、いつもは鏡で見なれてるはずのあたしの顔も、どうも印象が違う。考えてみれば左右逆になった鏡像じゃなくて、本当の自分の顔をこうしてライブで見る機会なんてふつうはないんだよね。他人の顔をカメラで撮ることはあっても、自分の顔を撮ることなんてめったにないし、あたしはしばし自分の身体を興味シンシンで観察した。

「ええ、大丈夫。状況もちゃんと把握できてるわよ。ビックリしてないっていうとウソだけど、なかなかあなたの機械の体も素敵じゃないの」
思ったよりスムーズに発声できた。自分のあごの部分からさっきまで聞きなじんでいたエルナの声が流れだす。

 

入れ替わりはエルナにも予想外だったようですが、博士は入れ替わり機能を搭載していたようです。

↓マイ(身体はエルナ)がエルナの脳を使うシーンが良かったですね。

なんか自分を問いただすのも変な気持ちだったが、あたしは彼女に聞いてみた。が、その瞬間、彼女の返事が真実であることも自らわかった。この体に関する膨大なデータが瞬時にあたしの意識の中に流れこんできたのだ。そして驚くべきは、あたしがそれを瞬時に理解できたってことだ。
「エッ、どうして?なんであたしこんな難しい理論やデータがスラスラわかっちゃうの?」
「私の体には状況選択のための平行演算用に三基のバックアップコンピューターがあります。それらの力であなたはデータ処理を完璧にこなせるんです」

 

↓エルナ(身体はマイ)も、人間ボディについて言及していて最高です。

地の文はマイ(身体はエルナ)の一人称視点で、言い回しが非常にツボに入ります(笑)

「それよか、そっちはどう?なんか、この体にくらべると、頼りない身体でしょう」
あたしは自分の体に聞いてみる。あたしがあたしの体をあちこち触りながら感触を確かめてる。
「柔らかくて、あったかくて……、不思議な感じです。サーボモーターの回転音のかわりにいま聞こえているのが、心臓の音なんですね?」

 

すぐに元に戻ろうとしますが、お約束通り何故か元に戻れません。

3日が経ち、エルナ(身体はマイ)は人間らしい表情ができるようになりました。

笑顔はマイ本人よりもかわいいようですw

スーパー・ノバ (2)

↓エルナ(身体はマイ)が人間の生活や感情を新鮮に感じているのが良かったです。

マイ(身体はエルナ)は、エルナボディで飛ぶのが楽しい様子。

あらかじめあたしのこれまでの経験が記憶に残っていたものの、彼女にとってやはり人間の生活はすべて新しいできごとだった。食事や入浴、そして睡眠。初めて経験する新しい感覚を、彼女はあたしにひとつひとつ聞かせてくれた。

「はい、さっきから心臓の回転数がふだんの倍近くに上がっていたんですが……、これが『緊張する』って現象なんですか?」

 

「マイ」には撮影があったため、エルナ(身体はマイ)はマイの記憶を読みつつ仕事へ行くことに。

しかし、大人しいエルナ(身体はマイ)は、マイ本人のように思いきり良く撮影ができず…

 

↓マイ(身体はエルナ)が一般人にロボット扱いされるシーンがヤバくて好きです。

「そんなに走っちゃあぶないわよ。お母さんが心配するでしょう?」
「うわぁ……ママ、このロボットさん、お話しができるんだ!」
あたしがスムーズに言葉をしゃべったことで、さらに彼は驚いたようだ。
(中略)
「あたし?あたしの名前は……、マイっていうのよ」
「へぇ、ロボットさんのくせに人間の名前なんて、ちょっと変だね」

 

そして、元に戻れない原因は、エルナ(身体はマイ)の気持ちにあるようです。

エルナ(身体はマイ)は、他人との感情の触れ合いや、仲間という概念が理解できず…

 

↓一瞬だけエルナ(身体はマイ)視点の描写がありました。

戦いの最中に、痛みや流血や涙に感動するのが最高ですねw

迫りくるガーディアンドロイドを、手にしたイオンシールドカッターで倒しながら、リョウと『あたし』は彼らの追撃の手を逃れて館内を駆けていた。
体が……、熱い。走ると息も切れる、苦しい。人間の体でこんなに肉体的プレッシャーを感じたのは初めてのことだ。リョウの大きな手にひっぱられながら、あたしは懸命に彼について行く。
(中略)
「ええ、人間の体でこんなに走ったのは初めてですけど……」
しかしそこまで言うのが精いっぱいで、壁に背中を寄りかからせ、あたしはいったん言葉を切り大きく息を吸いこんだ。満足な駆動系冷却機能も、機関エネルギー過給機能も、組織負荷緩和機能も持たない人間の体だ。左胸に手を重ねると、音を立てて鼓動を打つ心臓の存在がはっきりとわかる。オーバーヒートした筋肉のために体表皮からいっせいに気化冷却をうながすための体液が噴きだし、それが体のあちこちを伝って落ちるのを感じる。

 

最後は無事に元に戻ります。

元に戻ってから、マイの身体に怪我をさせたことを謝るエレナが良かったです。

↓元に戻ったものの、二人の意識は少し混ざり合って影響が出ているようでした。

「そうですね、元の体に戻った時から、二人はますます仲良くなったみたい。もしかしたら二人のそれぞれの意識がそれぞれの体に戻ったんじゃなくて、交ざりあって同じ意識がふたつできちゃったのかもしれないわね」
ちょっとみんながドキッとするようなそんな台詞をスラッと口にして、ミオがいたずらっぽくあたしとエルナに笑いかける。彼女の言葉に互いに顔を見あわせて、ウインクを送りあうあたしたち。
「そうよね、もしかしたらすこしは交ざりあったのかもしれないわね。あたしの中にふと、これまでなかったなにかがあるような感触を覚えるときがあるわ」
「私もそうです。感情回路のどこかにマイさんの忘れ物があるみたいで……」

 

 

今回は、小説の女同士入れ替わり回を6作品紹介しました。

読んでいただいてありがとうございました!

 

女同士入れ替わり2
小説の女同士入れ替わり回①【10作品】今回は、小説の女同士入れ替わり回を10作品紹介していきます。 当サイトの情報につきまして、可能な限り正確な情報を掲載す...
女同士入れ替わり2
小説の女同士入れ替わり②【10作品】今回は、小説の女同士入れ替わりを10作品紹介していきます。 当サイトの情報につきまして、可能な限り正確な情報を掲載する...