今回は、ドラマ『さよなら私』全9話の感想を紹介していきます。一部、以前の記事から転載です。この記事にはネタバレが大いに含まれますのでご注意ください。
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もくじ
ドラマ『さよなら私』について
作品タイトル/著者 | 簡単なあらすじ | 収録書籍/ソフト |
『さよなら私』 | 既婚女性と独身女性が階段落ちで入れ替わる。 | ポニーキャニオン 『さよなら私 DVD-BOX』 (全5巻、全9話) |
※本項目の画像は、全て上記作品からの出典です。
第1話「彼だけはやめて」


結婚して幸せな家庭生活を送る星野友美と、独身で仕事一筋の早川薫は同級生で、性格は異なるがお互いを認め合う親友だった。
二人は、友美の夫と薫の不倫をきっかけに掴み合いの喧嘩となり、神社の階段を転げ落ちて入れ替わってしまう。

入れ替わり直後に、元の自分相手に言い争うシーンが良かったです。
薫(身体は友美)は、友美の息子・健人のお迎えへ。
薫の自宅に帰った友美(身体は薫)の元には、友美の夫・洋介がやってきて、激しく求められてしまいました。
「違う」と言いつつ洋介を受け入れる友美(身体は薫)に、健人を寝かしつけながら涙を流す薫(身体は友美)…
ここの立場が逆転する様子に最高に興奮ですね。
第2話「認めたくない喜び」

その日の夜、今後について話し合う二人。
几帳面な友美(身体は薫)は、細かいメモを薫(身体は友美)に渡します。
薫が友美の身体でビールを飲む姿が最高。この後、勝手にタバコも吸います。
そして、友美(身体は薫)に洋介と関係を持った感想を聞く薫(身体は友美)。
不倫が発覚してドロドロのはずなのに、何故か二人は仲良し…w
冒頭で、事後に帰宅の準備をする洋介に「いつもと違って良かった」と言われた友美(身体は薫)のシーンが良かったです。
翌日、友美は薫として仕事を、薫は友美として家事育児をすることに。
二人ともできる女なので、あまり大きなトラブルもなく、そつなくこなしている感がありますね。
薫(身体は友美)が友美の母親から、友美の薫に対する気持ちを聞くシーンが好きです。

この後は、友美(身体は薫)と薫(身体は友美)が、同級生の三上春子に相談があると誘われて三人で飲み会。
春子に怪しまれますが、二人ともお互いのフリが完璧(笑)
春子の相談内容は、よりにもよって春子の夫・光雄の浮気。
入れ替わったことを忘れて、口論がヒートアップする二人が最高でした。

そして、お互いに真逆の人生を歩む羽目になった二人は、元に戻ることを誓うのだった…
(こんな状況なのに、相変わらず何故か二人は仲が良い…wというか、二人とも入れ替わり生活が幸せそうです。)
第3話「秘密」

引き続き入れ替わり生活を送っていた二人に、夫の不倫疑惑で悩む春子が、友美の家でホームパーティーをしようと提案してきます。
ここでも、洋介とデートする友美(身体は薫)と、自宅で一人で過ごす薫(身体は友美)の対比が良いですね。
二人とも、下着の好みが違うので、お互いに自分の好みの下着を買った様子…w

そして、ホームパーティー当日。
入れ替わった友美(身体は薫)と薫(身体は友美)、不倫関係の洋介と薫、浮気の秘密を共有する光雄と洋介、光雄の浮気を疑う春子、何も知らない健人…とにかくカオスな空間…(汗)
健人との距離が離れたことで、耐えられなくなり逃げ出した友美(身体は薫)。
薫(身体は友美)は、家庭生活が楽しく、このまま戻らなくても良いと言い始めます。
喧嘩をした二人は、お互いに「見ないでほしい」と言われた秘密の箱を開けて…
第4話「別れの予感」

二人は、お互いに思いやっていることを知って仲直り。
そんな時、友美の身体(中身は薫)に乳がんが見つかります。
薫(身体は友美)は友美(身体は薫)にこのことを伝えようとするも、なかなか言い出せず…
二人が話し合うシーンは安定しておいしいです。
友美は背の高い薫の身体でよく頭をぶつけるらしく、薫曰く友美の身体は便秘らしいw
友美(身体は薫)も、仕事をするのが楽しくなってきた様子。
ちなみに、学生時代に薫が台本を書いた劇が、王子と姫の入れ替わりモノ(劇のシーン有り)だったようです。

そして、薫は友美の身体で死ぬ可能性があることに気がついてしまいました。
再び神社の階段の上で、お互いの気持ちを話し合い、友美(身体は薫)は元に戻ろうと言いますが、薫(身体は友美)は拒否。
何故かと尋ねる友美(身体は薫)に、薫(身体は友美)は友美の身体が乳がんであることを告げて…
(友美と薫は親友を通り越して、百合みたいな関係になってます…)
第5話「罪と罰」

薫(身体は友美)が死ぬかもしれないという事実に動揺する友美(身体は薫)。
薫は、入れ替わりを受け入れて、友美の身体を自分の身体だと思うことにしたようです。
さらに、このことは友達を裏切った罰が当たったのだと、友美(身体は薫)に謝ります。
強がる薫(身体は友美)に友美(身体は薫)は…

何かを思い立って元の自分の実家へ行った友美(身体は薫)は、元の自分の母親から元の自分に対する思いを聞きます。
その後、薫(身体は友美)は検査を受けて、乳がんは切除手術することに決まりました。
名前を聞かれた薫が、友美の名前を答えるところが何とも言えません。
春子に友美の身体の病気のことを話した帰り道、薫(身体は友美)は、「もし自分が死んだら友美(身体は薫)が洋介と結婚して、健人の母親になって欲しい」と頼みます。
その日の夜、薫の家を訪ねた洋介に、友美(身体は薫)は友美の身体が病気であることを伝え…
第6話「ママになりたい」

洋介に病気について問い詰められた薫(身体は友美)。
手術の予定は再来週のようです。どさくさに紛れて、洋介は薫との不倫を認めましたw

また、健人にも薫(身体は友美)から病気のことを話します。
薫は、すっかり健人の母親になっていますね。

洋介が、薫と関係を持つに至った経緯についての言及もあります。

そして、とうとう薫(身体は友美)の入院の日に。
友美(身体は薫)が薫(身体は友美)を励ますシーンが良かったです。
第7話「女と男」

薫(身体は友美)の手術が無事に終わり、友美(身体は薫)はお見舞いへ。
元に戻れるかどうか心配する友美(身体は薫)に対し、薫(身体は友美)は「元に戻れなければ薫(身体は友美)は健人の母親として暮らし、友美(身体は薫)は洋介と一緒に暮らしてはどうか」と提案。
洋介もこの案を承諾したので、薫(身体は友美)は健人と、友美(身体は薫)は洋介と一緒に暮らすことに。

一方、光雄に離婚を切り出された春子は、薫(身体は友美)と友美(身体は薫)を誘ってレストランで女子会。
春子は、友美と洋介と薫の関係について、光雄から聞かされていて…
そして、光雄と不倫相手の冬子が同じレストランに来て修羅場にw
自業自得なんですけど、春子と冬子から酷いことを言われる光雄がかわいそうでした(笑)
その後、薫(身体は友美)のガンが転移し、余命僅かだとわかり…
第8話「誰のための命」

余命を宣告されても、気丈に振る舞う薫(身体は友美)。
薫(身体は友美)は、親友の友美(身体は薫)のためなら命を落としても構わないようです。
そして、薫(身体は友美)の「皆で一緒にいたい」という最後の願いで、薫(身体は友美)・友美(身体は薫)・洋介・健人・春子・春子の息子2人の全員で同居することに。
友美(身体は薫)が、元の自分の身体のせいで薫(身体は友美)が死ぬ事実に耐え切れなくなる一方で、自分が死ななくてもよい事実に安堵していると吐露するシーンが何とも言えません。

薫(身体は友美)が、「世界で一番友美が好き」と言って、友美(身体は薫)にキスするシーンもあります。

その翌朝、目が覚めたら二人は元に戻っていました。
元に戻り喜ぶのですが、二人とも落ち着きすぎですw
第9話「幸せな家族」

友美の身体はだいぶ弱っていて、元に戻れて喜びつつも、友美は目前に迫る死の恐怖を感じます。
薫が思っていることを当てる友美のシーンが良かったですね。

それから月日が流れ、寝たきりになった友美に、薫は健人の母親になりたいと伝えます。
「さよなら私」のセリフが熱いです。その後、友美は息を引き取り…
今回は、ドラマ『さよなら私』全9話の感想を紹介しました。
読んでいただいてありがとうございました!

