今回は、二次創作の男女入れ替わり小説を1作品紹介していきます。
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ToHeart2 EXCHANGE(ToHeart2)
作品タイトル/著者 | 簡単なあらすじ | 収録書籍/ソフト |
『ToHeart2 XRATED』より 「ToHeart2 EXCHANGE」 著者:村田 治 | 貴明と愛佳が機械で入れ替わる。 | ハーヴェスト出版 なごみ文庫 『ToHeart2 TwoPieces ~愛佳とささら~』 |
※本項目の画像は、全て上記作品からの出典です。
男性が苦手な小牧愛佳は、女性が苦手な河野貴明と協力して苦手を克服することに。
その話を聞いていた姫百合珊瑚は、謎の機械で二人を入れ替えてしまう。
機械は壊れてしまったので、2・3日の間二人は入れ替わった状態で過ごすことになった。
珊瑚ちゃんが、なぜか鏡を持ってきてくれた。
そこに映った俺の姿が目に入る。
いや、俺だと思ったら、小牧だった。何を言っているのかわからないと思うけど、確かにそこに映っているのは小牧だった。
↓身体に合わせた口調で喋るシーンがおいしいですね。
貴明(身体は愛佳)は上手ですが、愛佳(身体は貴明)は下手w
「それじゃそろそろ教室に行こうか、小牧。……じゃなかった。今から俺は小牧なんだから……それじゃ教室に行きましょう、河野くん」
自分で自分に呼びかけるって、変な気分だ。
「わ、わかりました。河野くん。……じゃなかった。今からあたしは河野くんなんだから……おう、わかったZE!小ォ牧ィっ!」
「いや、それ、キャラが違う」
俺はそんな口調の男だと思われていたのだろうか。
授業を受けていたら、愛佳(身体は貴明)に尿意が…
↓そのうちに貴明(身体は愛佳)も催してきてしまい、トイレイベントに。
「どうして男の子の体にはこんなものがついてるんですか!?」
すみません、本当にすみません。
「う……でも言われてみれば、俺もなんだか……」
「え、ま、まさか河野くんも……?」
俺はコクコクと小さく頷く。
「ダメっ!絶対にダメっ!トイレ行ったら許しませんからっ!」
↓相手にアイマスクをさせ、トイレの外から声をかけて遠隔操作するという結構珍しいトイレイベントでした。
他の生徒に見られて怪しまれるのが良いです。一応、二人ともトイレを済ませてます。
購買で買ってきたアイマスクをつけた小牧が、男子トイレの中に入っていく。
「小牧、そのまま直進だ。あと三歩、いや、四歩だな。……よし、そこだ。そこで右を向いて」
俺は男子トイレの入り口から、小牧に指示を出して誘導していく。
「え~っと、ここかな?」
目隠し状態でも、小牧はなんとか目的の小さい用のトイレ便器に辿りついた。
(中略)
「河野くん、ここから先はどうしたらいいんですかぁ~……?」
「……え?」
まさか、説明しないといけないのか!?」
「え~~っとだな。まずはズボンのチャックを下ろして、その下にある……」
「もう少し先……あ、そこです。ううん、もっと奥に……そこ、そこに入ってください……」
やっていることはさっき小牧が男子トイレに入った時と同じで、目隠しされた俺を小牧が女子トイレ個室に誘導している。
(中略)
「ふぅ、これでよし」
小牧を不安にさせないために平静を装っていたが、実は尿意もかなり我慢の限界に近かったのだ。
さて、後はこのスカートという、男である俺にとっては理解不能な衣服を下ろして……。
スカートの下のパンツを……。
小牧のパンツ……。
↓更衣室イベントは、体育を欠席することでキャンセルですw
今の状況だと、俺は女子と一緒に着替えることになるんだよな……。そのうえ着替えるということは、自分の裸を見るわけで……。
↓おいしいシーンも結構あって良かったです。
そしてお昼休みになった今は、授業の疲れが出たのか、河野くんは机に突っ伏していた。
あ~、あたし、あんなふうにぐったりしないよ~……。
受け答えや口調については、彼はすごく自然に『小牧愛佳』として振る舞えてると思う。でも、ふとした仕草がまったく女らしくないの、ちょっと困る。
例えば階段を上る時に勢いをつけて上がったりなんか、普通の女の子はしない。そういう歩き方をすれば、スカートの中が見えてしまうから。
でもまぁ、仕方ないか。
これはきっと、女子にしかわからないこと。男子がその辺りを始めからちゃんと知っていたら、逆に変だし。
「『きゃっ』?なんだ、その女みたいな声?」
……い、いけない。急に触られたせいで、ちょっと変な声を出してしまった。
「や、ちょっとびっくりしちゃって」
精一杯に自然な笑顔を作ってごまかす。少し、顔が引きつっていたかもしれない。
「お前、ただでさえ女顔なのに、そんな声出すと本当に女みたいだぞ」
正真正銘、女です……。
そう言いたいけど言えるはずもなく、ただ愛想笑いを浮かべることしかできない。
↓愛佳(身体は貴明)は、向坂に呼ばれて、環とこのみと一緒にお弁当を食べることに…
名前の呼び方や喋り方を訝しがられるのが好きです。
愛佳(身体は貴明)は入れ替わったことを話しますが、信じてもらえませんでした。
そ、そうよ、河野くんは男だから……普段はきっとラフな格好で座ってるんだよね。あぐらをかいたりとか。
今までスカートで生活する時間が長かったあたしとしては、どうにもあの座り方には恥ずかしいんだけど。
貴明(身体は愛佳)の方は、委員長?の愛佳として、クラスメイトにも教師にも必要以上に頼られます。
この後、貴明(身体は愛佳)と愛佳(身体は貴明)が一緒に愛佳の妹・郁乃のお見舞いに病院へ。
↓郁乃が鎌をかけて入れ替わりを見抜くところが最高でした。
「うん、たこ焼きっておかずにぴったりだよね。あの甘辛なソースがご飯によく合って――」
「お姉ちゃんはたこ焼きをおかずにご飯を食べたりしないわよ」
騙された!
「あんた、いったい何者なの?見た目はお姉ちゃんだけど……別人よね?何があったのか、ちゃんと説明しなさいよ」
夜は、二人で貴明の家に泊まります。
愛佳(身体は貴明)が雄二の持ってきたエロDVDを見てしまったり、貴明(身体は愛佳)が料理中に愛佳の指を切ってしまったり、目隠しお風呂イベントだったり、おいしいです。
俺と小巻は一緒にお風呂に入り、俺は目隠しされて小牧に体を洗われている。
『自分で洗う』っていうのは、こういうことだったのか。
「ん、ひゃ、んん!」
「こ、河野くん!変な声出さないで」
いや、そんなことを言われても……俺だって出したくて出してるわけじゃないのに。
「わかった、できるだけ声は出さないようにするから」
「うん、お願い」
「ん、ふぁ、あああ……!」
「やっぱり声が出てるよ!」
ごめん、どうしてもくすぐったい。目隠しされて視界が閉ざされているせいで、余計に感覚が鋭くなっているのかもしれない。
↓愛佳の記憶の夢を見る貴明(身体は愛佳)のシーンもあって良かったです。
全てを自分ひとりで抱え込んで生きる少女――。
今までの人生を振り返ってみて、俺はあんな状況に覚えがない。あの夢は、いったい何を意味してるんだ?
翌日も入れ替わり生活が続き、愛佳(身体は貴明)は女の子からモテる貴明に嫉妬。
愛佳(身体は貴明)がうっかり貴明の姿で由真を褒め、照れられるところが好き。
相互理解したところで元に戻るのでした。
今回は、二次創作の男女入れ替わり小説を1作品紹介しました。
読んでいただいてありがとうございました!