男同士入れ替わり

小説の男同士入れ替わり①【3作品】

男同士入れ替わり2

今回は、小説の男同士入れ替わりを3作品紹介していきます。

 

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実験

作品タイトル/著者 簡単なあらすじ 収録書籍/ソフト
『実験』
著者:矢島正雄
中学生男子二人が爆発で入れ替わる。 幻冬舎
『読んで演じたくなるゲキの本 中学生版』

※本項目の画像は、全て上記作品からの出典です。

 

中学生の渡辺京介吉野高道は、化学薬品を間違えたことによる爆発で入れ替わってしまう。

 

二人とも入れ替わったことに気が付かずに精神の方の家に帰ってしまい、大変なことに…w

頭がおかしくなったと思われる京介(身体は高道)がかわいそう…

高身長ハンサムな高道(身体は京介)は、低身長ブサイクな京介の身体をディスります(笑)

 

↓性格は身体に流されて、多少変わるようです。

京介の身体になった高道は、優等生な高道本人ではありえないはずの熱血?に…

高道の身体になった京介は、京介本人ではありえないくらい冷静な知的に…

京介 お前、俺の身体になってからメチャクチャ元気じゃん、自分の思ってることストレートにいうし、俺を動かそうとしてる、今まで吉野高道にそんなことあったっけ?

京介 そう素直に自分の欠点認めるパワーもよ、俺の身体になったからこそじゃねえの?
高道 ……(ハッとして)……ボクともあろうものが、もう少しでダマされるとこだった、君こそボクの身体になって知性を働かせるようになってる、

 

この後は、二人はお互いのフリをして身体の家に帰ることに。

二人とも家庭環境が真逆なので、カルチャーショックを受けるのが良いですね。

京介(身体は高道)は高道の彼女の萌と絡み、高道(身体は京介)は京介の母親と絡みます。

 

最後は、元に戻ったかハッキリわからずにおしまい。

声の描写からたぶん元に戻っていると思います。

 

たましいのいれかえ

作品タイトル/著者 簡単なあらすじ 収録書籍/ソフト
『たましいのいれかえ』
著者:(不明)
旅人と村人がお寺で眠って入れ替わる。 偕成社
『三重県の民話―鈴鹿峠の盗賊とハチほか(県別ふるさとの民話30 三重県)』

※本項目の画像は、全て上記作品からの出典です。

 

長源寺を訪れた旅人が、偶然居合わせた村人の与平と居眠りをしたら、魂が飛び出して入れ違ってしまった。

二人は入れ替わったことに気が付かずその場を去ってしまい、周囲は大混乱になってしまう。

 

与平(身体は旅人)は、与平の家に帰って妻が困惑。

旅人(身体は与平)も、与平を知る村人たちに会っても知らんぷり。

周囲が何とか二人を再び長源寺で寝かせて元に戻します。

 

17×63 鷹代航は覚えている

作品タイトル/著者 簡単なあらすじ 収録書籍/ソフト
『17×63 鷹代航は覚えている』
著者:水生大海
高校生男子と祖父が同時刻に傷害事件に遭って入れ替わる。 祥伝社
『17×63 鷹代航は覚えている』

※本項目の画像は、全て上記作品からの出典です。

 

高校生の鷹代航は、母親の真知子と祖父の章吾と一緒に暮らしていた。

ある日、何者かに刺されて倒れている祖父を助けようとした航は、酔っ払いに自転車をぶつけられて意識を失ってしまう。

そして、病院で目が覚めたら航と祖父は入れ替わっていた。

 

先に目を覚ましたのは航になった祖父で、航にしかない傷跡を見て入れ替わったことを知ります。

↓祖父になった航は刺されて重症。対面シーンが好きですね。

女の子と入れ替わりたかったネタもあります(笑)

目の前にオレ自身がいて、心配そうに見つめている。
幽体離脱?いやそれ、動かない自分を上から見つめてるのがフツーだから。
かあさんの声が聞こえた。――「お父さん」と。
白衣の人間が呼びかけてきた。――「鷹代章吾さん、わかりますか?」と。けど、じいさんはいない。
もうひとりの自分が顔を寄せてきた。小声で問うてくる。
「おまえは、俺か?」
分身の術?ないない、忍者の修行をした覚えなんて。
「オレ、航だけど」
そう返事をしたが、口元がなにかで覆われていて、くぐもる。届いただろうか。目の前の"オレ"は、悲しそうな顔になった。
「落ち着くんだ。いいな、落ち着け」
そう言って、かあさんになにか指示をした。かあさんが不思議そうな表情で鞄からスマホを出して渡す。"オレ"が、少しいじって、画面を目の前に突きだしてきた。
カメラアプリだ。自撮りモードになっている。
ガーゼだらけの祖父、章吾が映っていた。意味がわからなかった。再度、"オレ"が顔を寄せてくる。
「おまえは、俺だ。俺が、おまえだ」
頭が真っ白になった。気づけば両手両足をめちゃくちゃに動かしていた。

 

先に退院した祖父(身体は航)は、「祖父の身体」を刺した犯人を見つけるために、周囲を嗅ぎまわります。

祖父(身体は航)は、事件当日の記憶が抜け落ちていて、全く手がかりがない状態です。

ちなみに、「祖父の精神」の一人称は「俺」、「航の精神」の一人称は「オレ」。

 

若い身体を手に入れた祖父(身体は航)がはっちゃけて青春を楽しみ、そんな祖父(身体は航)が心配な航(身体は祖父)は高校の近くのコンビニでバイトを始めます。

内向的だった航(身体は祖父)は、祖父の身体なら失敗してもダメージは少ないということで、積極的に動けるようになりますw

話的には、主に祖父(身体は航)が学校で起こった事件3つを解決しつつ、「祖父の身体」を刺した大事件の犯人を見つけるという感じでした。

 

入れ替わり的には、若者と老人の入れ替わりなので、年齢差による身体面・立場面での違いネタがおいしかったですね。

祖父(身体は航)の朝立ちネタ・夜間頻尿ネタ、航(身体は祖父)が祖父の身体を見てショックを受けるネタ、などがありました。

二人とも、普段接している人物の態度が変わるだとか、絵を描くスキルが変わるだとか、そのあたりも良かったです。

 

「自分は人格者で、誰かに恨まれるなどありえない」と言っていた祖父(身体は航)が、航の身体で知人と接し、実はそこまで好かれていなかったと知るシーンが一番好きでした。

そして、犯人に刺された祖父(身体は航)と、階段から落ちた航(身体は祖父)は、元に戻ります。

 

航の精神は、刺された祖父の身体と入れ替わり、刺された航の身体に戻るのでこの上なくかわいそうw

航は、航にしかない傷跡を見て元に戻ったことを知ります。

 

↓元の身体に戻れた航は、大怪我の痛みさえも嬉しいようです。

最後は、航と祖父がぶつかって、入れ替わったかどうかわからない状態でおしまい。

……導尿。またか。くそ恥ずかしい。だけどあのときの身体はじいさんで、今はオレ自身の身体だ。腹の痛みも導尿も、オレがオレでいることの証だと思えば我慢ができる。
白衣の女性はオレの身体をあちこちと触ってチェックしていった。自分や看護師の言うことを聞いて治療に努めれば早く治りますよ、若いんだからと太鼓判を押してくれる。
若い。その言葉に震えた。
若いって、すばらしい!

 

 

今回は、小説の男同士入れ替わり回を3作品紹介しました。

読んでいただいてありがとうございました!

 

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