今回は、二次創作の人外との入れ替わり小説を1作品紹介していきます。
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マルドゥック・スラップスティック(マルドゥック・スクランブル)
作品タイトル/著者 | 簡単なあらすじ | 収録書籍/ソフト |
『マルドゥック・スクランブル』より 「マルドゥック・スラップスティック」 著者:坂堂功 絵:お子様ランチ | バロットとウフコックが入れ替わる。 | 早川書房 SFマガジン 2016年2月号 |
※本項目の画像は、全て上記作品からの出典です。
気がついたら、バロットとネズミのウフコックは入れ替わっていた。
すぐには元に戻れなさそうなので、お互いの役割を交換しようという話になったのだが…
↓二人は色々と揉めますw声は身体準拠のようです。
バロット(身体はウフコック)はウフコックの変身能力でバロットに変身しようと言いますが、バロットの姿が二人になるという問題が…(笑)
慌てふためくウフコック――の姿をしたバロット/ネズミのそれではないテノールボイスは身体に据え置き。
「このままでは、ビジュアル面を優先して、俺がバロットとして演じる他にないぞ……」
頭を抱えるバロット――の姿をしたウフコック/こちらも声は姿に準拠。
「無理よ!だって、貴方と私じゃキャラがまったく違うじゃない!私が主人公の美少女役でしょ!ネズミ役はイヤ!」
「そんなことを言ったって、どこからどう見たってネズミじゃないか。俺は君の姿をしているし」
↓相手の演技指導のシーンがおいしいですね。
「抱いてくれ。タイトに」
突如として始まったバロットによる演技指導/ぎこちないオペラのようにセリフを読み上げるウフコック=普段、何かに変身するくせに、他人のものまねに関しては厳しいものがあった。
「ちーがーうー!もっとアンニュイな感じで、そもそもセリフが間違ってる!『くれ』はいらないわ!」
「すまない。バロット」
自分の姿をしたバロットに、申し訳なさげに頭を下げるウフコック=その表情は演技中よりも、普段のバロットのものに近しい。
↓バロット(身体はウフコック)もウフコックの変身能力を練習しますが、何故か大人の玩具に変身したり、プリンターに変身して怪しい写真を印刷したり…
この後は、突如登場した魔法少女マジカル・ベルが魔法で元に戻してくれます。
オチで、ボイルドとシェルが入れ替わります。
バロットはしばらく、低く唸りながら転がりつづけ、やがてネズミの身体がぐにゃりと曲がり始めた。
「その調子だバロット!すごい適応能力だ!」
今回は、二次創作の人外との入れ替わり小説を1作品紹介しました。
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