男女入れ替わり

同人の男女集団入れ替わり実写ドラマ①【1作品】

アイキャッチ同人作品

今回は、同人の男女入れ替わり実写ドラマを1作品紹介していきます。

 

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ザ・フィクション

作品タイトル/著者簡単なあらすじ収録書籍/ソフト
『ザ・フィクション』現実世界で集団入れ替わりが起きたという設定のドキュメンタリー風ドラマ。製作:自主制作映像チーム8282
DVD
『ザ・フィクション』

※本項目の画像は、全て上記作品からの出典です。

 

第1部:入れ替わると云うこと

ある日を境に、何の面識もなかった他人同士の心と身体が入れ替わってしまう「尾道症候群(onomichi syndrome)」が現実に起きてしまった。

実際に入れ替わってしまった人々にインタビューをしていく…という内容のドキュメンタリー風ドラマです。

 

映像は「もし異性と入れ替わったら?」という街頭インタビューからスタートします。

まぁ「もしも」の話だとメリットばかり上がりますよねw

答える人は「異性になった自分」の話題を出すだけで、「自分になった異性」については触れられず、「異性と入れ替わったらどうする?」というより「性別が変わったらどうする?」に対する返答になっています。

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入れ替わり経験者は、皆一様に何の前触れもなく突然入れ替わったらしい。

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入れ替わり現象は5年前から始まり、同性間((Mind Swap)MS)・異性間((Onomichi Syndrome)OS)の両方で起こるようです。日本では108組の入れ替わりが…

個人的には、現実で性転換した人と性転換していない人が入れ替わったら、同性間なのか異性間なのかが気になりますが、ややこしいので考えないことにしました。

一人目

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一人目は、2年前に47歳の女性・高畠郁子と入れ替わった22歳大学生の男性・小川芳雄

芳雄(身体は郁子)は、精神の名前で名乗ります。

 

元の芳雄の写真を見る限り、野球に打ち込み、輝かしい人生が待っていたはずのイケメンの芳雄が、いきなり母親以上の年齢になり、人生の幅も狭まってしまうのはあまりにもかわいそう…

芳雄(身体は郁子)は、入れ替わり現象の被害者側ですね。

※インタビューを受けている入れ替わった人々の元々の身体の写真は全員分用意されています。

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女丸出しのネグリジェがトラウマになるとか興奮しますね。

ブラジャーとガーターベルトをつけたままネグリジェを着て寝る元々の郁子の性癖の方が気になりますが…(笑)

 

郁子の身体は、野球のトレーニング用のウエイトをつけている時よりも重くて動きにくいらしい。

22歳男性から47歳女性になってますから身体感覚はかなり違うでしょう。

元々の芳雄の母親よりも年上になってしまったところも萌え。

 

芳雄(身体は郁子)は、この状況になったことに絶望しており、「全てを奪われた」と表現します。

野球ができない身体になってしまったことに絶望する芳雄(身体は郁子)に興奮です。

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入れ替わった人々は、精神の方の立場ではなく、肉体の方の立場で生活することになっているので、持つ者と持たざる者で「奪った」「奪われた」な部分が大きくなるようです。

性別・戸籍・年齢・家族・財産・地位・仕事・資格、その他諸々全部が交換ということに…

 

努力しても入れ替わり相手に全てを奪われると考えると、入れ替わりがある世界だと努力するのが馬鹿らしくなりそうな気が…(笑)

持つ者からしたら「本来の自分から奪われてしまうもの」ですが、持たざる者からしたら「自分になった相手に押し付けることができるもの」ですかね。

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インタビュアーに「現在の自分の自己紹介」を求められて、嫌そうな顔をしながら答える姿は酷すぎて興奮しましたw

自己紹介後に「…らしいです」と他人事のように付け加えるのもGOOD。

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芳雄の身体になった郁子は、すぐに芳雄の身体で彼女を作って、イケメンライフをエンジョイ。

入れ替わって2か月後には、芳雄の身体を返したくない郁子は失踪したらしい…

 

元々の郁子は、自身の家庭や人生に不満を持っていたのでしょうか…

(元々の郁子については、後に郁子の夫・博之のインタビューで話題が出てきます。)

 

「元々の芳雄」の輝かしい人生について触れるところも、より奪われた感が際立って良いですね。

芳雄(身体は郁子)は、女手一つで育ててくれた芳雄の母親に親孝行をしたいと働こうとしますが、郁子の身体ではパート探しすら苦労するようです。

 

自信を無くした芳雄(身体は郁子)は、以前とは変わって引きこもりがちの生活に…

芳雄の母親も、芳雄の身体の郁子が失踪して、芳雄は郁子の身体で生活していて、気持ちを推しはかると不憫な立場ではあります。

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郁子の身体は自動車免許を持っていなかったので、芳雄(身体は郁子)は自動車免許を再取得するはめに…

しかし郁子の脳は働きが悪く、全然覚えられないらしい。

さらに、男性だった時には感じなかった「運転に対する恐怖」もあり、芳雄(身体は郁子)の精神は女性化というか、身体の感情に支配されている?ようです。

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また、脳そのものではなく心が入れ替わるという理論らしい。

(※脳に損傷を負った人間が健康体の人間と入れ替わると、健康体の人間の脳を使うことになる例が紹介されています。)

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脳科学センターの教授も出てきます。本格的!

 

二人目

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二人目は、3年前に23歳美人女子大生・麻倉奈美と入れ替わった44歳フリーター男性・岸田幸一

「若い女性の身体になることは、宝くじの高額当選より価値がある」と言い切ります。

最初に女の子のような振る舞いで取材班に近づき、直後に男性的な本性を見せるのが最高。

 

元々の幸一は、お世辞にも社会的価値が高いとは言えないわけで、これは完全に勝ち組

元々の奈美からしたら、完全なる加害者なわけですが。

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幸一(身体は奈美)は、「若い女の子の肉体を手に入れられた喜び」をテンション高めに語ります。

 

幸一(身体は奈美)は入れ替わる前から入れ替わり現象を知っており、常々入れ替わりたいと思っていたようです。

元々の幸一の人生は、入れ替わりの下克上さが際立つようにひたすら悲惨な感じになっています(笑)

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入れ替わり現象は、オランダ発祥らしい。「尾道症候群(Onomichi Syndrome)」って(笑)

国境を超えた入れ替わりはないそうです。

症例一覧も、年齢差があったりなかったりして、じっくり見ると想像が捗って面白いです。

未来も何もない幸一の身体になった奈美は、幸一(身体は奈美)が連絡を無視して奈美の身体を楽しんでいたら、入れ替わって三日後に早々に自殺してしまったようです。

奈美(身体は幸一)は、幸一(身体は奈美)と連絡を取ろうと何度も携帯に着信を入れていたようですが…

 

「幸一の財布」には、長崎から東京までの交通費も入っておらず、奈美(身体は幸一)は元の自分に会えないまま死んだ様子。

後で幸一(身体は奈美)が「オレの身体になった奈美ちゃんがここに来た」とも話しているので、実際に会ったかどうかはよくわかりませんw

 

元に戻った例は一つもなく、女性から男性になったケースと、より年齢が離れた相手になったケースに自殺が多いらしい。

妊婦と入れ替わった男子中学生が自殺したという新聞記事や、ターミナルケア中の高齢女性と入れ替わった看護学生が自殺したという新聞記事が悲惨w

日本では入れ替わり現象の対策は放置されている?ので、心のケアが急がれているようです。

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一人目の郁子の身体になった芳雄は、精神が身体の感情に流されていましたが、個人差があるのか奈美の身体になった幸一は、男性としての欲望は変わらないようですね。

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幸一(身体は奈美)は、「フィクションの入れ替わりと、現実の入れ替わりは違う!」と熱く語りますw

視覚や触覚の前に、身体感覚の違いで胸があるとわかるという話が好きですね。

ザ・フィクション① ザ・フィクション2-15

元々幸一は口数が少ないタイプだったようですが、奈美の身体になってからは「いかに若い女性の肉体が最高であるか」についてテンション高く喋りまくりです。

「ピュッピュッ」の擬音は一体…?w

 

入れ替わって初めての日は、丸一日奈美の身体を堪能したらしい。

足元に、株や裏風俗の雑誌が置いてあるのが気になりますが…

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かわいらしい奈美の部屋に、チューハイの缶や缶詰やタバコが置いてあるのもなかなか良いですね。

リアルな世界観なので、不健康な生活だとすぐに美人ではなくなりそうです。

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この後も、幸一(身体は奈美)は「女の子の身体での色々な初体験」について嬉しそうに話します。

幸一が奈美の身体で男性の自慰モーションをするのに萌えました。

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奈美の両親が、奈美と幸一が入れ替わった事実を知っているかどうかは気になりますね。

(奈美の両親については後で話に上がります。)

ザ・フィクション③

幸一(身体は奈美)は、光一の身体になった奈美については「どんな気持ちだったんだろう」「かわいそう」と同情するのでした。

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「若い女性の身体で稼いだことがあるか」の質問には、幸一(身体は奈美)は「愚問だ」と返します。

 

三人目

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三人目は、西村春雄(64歳)と田中夏樹(23歳)。

精神の名前と身体の名前のどちらで自己紹介をするか悩むシーンがおいしいです。

 

若い夏樹(中身は春雄)が「アベック」の単語を使い、年上の春雄(中身は夏樹)が苦言を呈するところも最高w

二人は、入れ替わってから永遠の愛を誓って年の差カップルになったらしい。

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元々生きる気力がなかった夏樹は、春雄の身体になって死のうと思ったようですが、夏樹の身体になった春雄の説得で思いとどまったと言います。

春雄の年老いた身体を嫌がる夏樹と、それを微妙な表情で聞いている春雄(身体は夏樹)が最高。

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春雄は、銭湯でお風呂に入っていた夏樹と突然入れ替わって溺れかけた様子。

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二人の出会い方がとにかくドラマティックで最高。

感動シーンのはずですが、春雄(中身は夏樹)を「お嬢ちゃん」扱いする夏樹(中身は春雄)が気になってしまいます(笑)

春雄(身体は夏樹)は落語が趣味のようです。

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二人の馴れ初めが熱すぎて涙腺が…ラブラブで微笑ましいですね。

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夏樹の過去も、生きる気力が無くなるのも頷ける複雑さ。その夏樹の過去を「春雄」が語っているわけですがw

金銭的に困っていた夏樹は、逆に社長をしている春雄と入れ替わって、兄弟に金を送るなり何なりできて良かったのでは?と思いましたが、そういう問題ではないようですね。

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春雄(身体は夏樹)は、夏樹(身体は春雄)と夏樹の兄弟を家に呼び寄せて一緒に暮らしている様子。

「春雄としての財産」を全部夏樹(身体は春雄)に差し出し、さらにちゃんと児童相談所を通してから動く春雄(身体は夏樹)が聖人すぎました。

 

入れ替わり現象に対する社会的なケアはないと言っていましたが、一部は特例として認められる感じらしい。

児童相談所の壁に貼っているポスターも「姿だけじゃなく心を愛して」「入れ替わり児に教育の平等を」と入れ替わりがある世界らしくて好き。

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親一人・子一人のシングルマザー家庭の母親が寝たきりの高齢者や0歳児と入れ替わったり、無職の男性がシングルマザーと入れ替わって乳児を捨てたり、一家の大黒柱の父親が幼児と入れ替わったりと、悲惨な例も紹介されています。

「中身が他人となった親の身体を介護しなくなる」という話もヤバいですw

 

「入れ替わりによって親を失った子供たちの施設」も、身体が大人になった子供や、親が他人と入れ替わった子供など、色々な子供がいてカオスそうだなと妄想が広がります。

入れ替わりが起こった世界では、介護業界は崩壊している様子…

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途中で、どこかで見たようなTSFサイトも登場(笑)

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とあるTSFサイトの管理人もインタビューに応じ、実際に起こった入れ替わり現象に大興奮していますw

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TSFについても、熱く語りまくりです。

入れ替わり現象が起こった世界でのTSFの立ち位置なども語られています。

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そして、春雄(身体は夏樹)と夏樹(身体は春雄)と自宅にもお邪魔します。

春雄(身体は夏樹)は結構惚気ている感じw

 

春雄(身体は夏樹)は以前結婚していた際には子宝に恵まれず、夏樹の兄弟がかわいい様子。

春雄(身体は夏樹)は亭主関白のようで、夏樹(身体は春雄)が老体に鞭打ってせわしなく動いています(笑)

 

四人目

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四人目は、31歳風俗嬢の女性・北見紗理奈と入れ替わった52歳寿司職人の男性・三船勇武

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勇武は元々TSF趣味があった寿司職人で、現在ではTSF趣味の客に大人気の風俗嬢。設定盛り盛りですw

風俗嬢は超肉体労働だが、めちゃくちゃ稼げるらしい。

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勇武(身体は紗理奈)は、「男のフリをする風俗嬢」をバッサリとダメ出しw

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筋金入りのTSF好きの勇武(身体は紗理奈)のコメントがヤバすぎました。

客の趣味嗜好(ギャップ萌え・親友女体化萌えなど)に合わせてあげるとは、TSF好きの元男風俗嬢の鏡ですね。

 

「会社の嫌いな上司を強制的に女性と入れ替えて、凌辱復讐するシチュ」など、マニアックな要望を出す客もいるらしい。

ちなみに、勇武(身体は紗理奈)は入れ替わり派ではなく、入れ替わりはそんなに好きではないというオチw

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勇武(身体は紗理奈)が働く風俗店の店長へのインタビューもあります。どこかで見たような名前…(笑)

気配りができる勇武(身体は紗理奈)は、入れ替わりが好きな人以外にも大人気らしい。

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勇武(身体は紗理奈)が実は男性だったと聞かされた、一般客のリアクションも良かったです。

客は勇武(身体は紗理奈)に人生相談に乗ってもらったりしたらしい…

女性と入れ替わった男性が風俗嬢をする場合、源氏名は「カズミ」か「コマバ」か「ミツハ」だとかw

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そして、女性と入れ替わった男性しかいないOS風俗店「尾道学園」…超ニッチです。

元消防士でTSF愛好家の風俗嬢や、元78歳男性のバニーガール…ギャップしかありませんね。

日本での男女入れ替わり数は68組のはずですが…風俗嬢率高すぎですw

 

入れ替わり詐欺被害者へのインタビュー

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また、入れ替わり現象を悪用する人も多く、「アタシあたし詐欺」に引っ掛かった被害者へのインタビューもあります。

入れ替わった人々の話ももちろん面白いですが、入れ替わり現象に振り回される入れ替わっていない人々の話も最高に面白いです。

元に戻るかどうかや簡単に入れ替えられるかどうかについて、色々な情報が出回っているようで、それが詐欺に利用されているようですね。

 

ニュース画面まで凝っていて最高でした。

実際に入れ替わった人間よりも、入れ替わっていない人間が入れ替わったフリをして詐欺を働くケースが多いっぽいですね。

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さらに、「絶対に入れ替われる」という謳い文句で男性から金を巻き上げる詐欺も横行している模様。

ある男性は、入れ替わるために年収の3倍の金額を支払ったらしい。

「借金をしまくっても、入れ替われば全て相手に押し付けることができる」という発想が大好き。

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もはや入れ替わって一発逆転したいと思う人々扇動する宗教団体ですねw

毎月開催される入れ替わった者同士のセ○クスパーティーが気になります。

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この男性、完全にハマってしまっています…(汗)

結局、偽の入れ替わり儀式中に中身が男性の女性?に迫られて手を出してしまったこの男性は、警察に突き出されて借金まみれに…

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痛い目に遭っても洗脳は解けていないようですが…

ここまでの話だと、ほぼ入れ替わりが悪用しかされていないので、政府は対策しなくて本当に良いのか?という感じです(笑)

 

五人目

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五人目は、2年前に53歳男性・岩波四郎と入れ替わった17歳女性・鈴木ゆかり

突然中年男性になったゆかりを受け入れてくれる人は誰もおらず、発狂したゆかり(身体は四郎)は精神病院に入院になったらしい…

 

入れ替わる前のゆかりが何不自由なく家族・恋人・友達に囲まれて過ごしていたことを述べることで、より一層誰からも愛されない中年男性になってしまった悲惨さが強調されますw

インタビュー中、ゆかり(身体は四郎)はずっと奇声を上げ続けます。

 

自殺までいかなくても、入れ替わり現象に見舞われて精神に変調をきたす人も多いらしい…

ゆかりの身体を手に入れた岩波については、一切語られません。まぁ普通に楽しんでいるのでしょう。

ゆかりの家族・恋人・友達は、ゆかりになった岩波を受け入れているのかは気になります。

 

六人目

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六人目は、3年前に27歳男性・掛川俊平と入れ替わった45歳女性・横井蓉子

古い体質の会社でキャリアウーマンとして働いていた蓉子は、「女性」ということで昇進が望めなかったらしい。

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蓉子は元々男性的な性格で、今の俊平の身体が本当の自分の身体であるかのように合っていると感じるそう。

 

蓉子(身体は俊平)は、元々の自分が働いていた会社の採用試験を受け直して入社。

俊平の中身が蓉子という事実は、聞かれなかったので話していないようです。

入れ替わっていることを話すとどうしても「女性」として見られてしまうので、「男性」としての新たな自分の可能性を試してみたかったのかな?と思いました。

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蓉子の身体になった俊平は既に死亡。

蓉子(身体は俊平)は「今は私が俊平だ」と言い、蓉子の身体になった俊平のことを「彼女」と呼びます。

 

「最大限に仕事に打ち込める若い男性の身体」を手に入れた蓉子(身体は俊平)は、元の身体に未練はなく、俊平(身体は蓉子)を気の毒がるのでした。

元の蓉子の写真を見る限り、元の蓉子の身体も容姿は悪くなさそう&社会的立場もあるので、どうして俊平(身体は蓉子)が死んだのかは気になるところですが…?

(俊平(身体は蓉子)の死の真相については、後に明かされます。)

 

第2部:ある"I"のカタチ

七人目

今までインタビューした人たちは、全員入れ替わってから2~3年が経っており、肉体に合わせた服装・生活をしていましたが…

今度は入れ替わった直後で中身の服装をしている男性(身体は女性)が登場。まだ入れ替わりを受け入れていない感じです。

ヤンキーというかヤ○ザみたいな格好が堪りません。

電車に飛び込もうとしていた男性(身体は女性)は、お金がないという理由で、半ば投げやり気味にカメラマンをセ○クスに誘います。

スタッフに顔を近づけてアピールしており、かわいい女の子の身体の使い方はよくわかっている様子。

男性(身体は女性)に連れられて家に来た取材班。家は、男性の知り合いである進藤のものらしい。

散らかった部屋に、無造作にパンツとブラジャーが干してあるのが最高。

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男性の身体になった女性は既に電車に飛び込んで死んでいるらしい。

元の自分の死亡記事を持っているところが切なくて興奮。二人はろくに対面せずに死んだっぽいですね。

インタビューされている人たちは、全員落差のある入れ替わりばかりで、ほとんど全員入れ替わり相手が自殺しているか失踪していて、まともに対面すらしていないケースもあるのですが…(汗)

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男性の名前は御所剛志(37歳)で、21歳女性・若菜ひなと入れ替わったようです。

元々の剛志は、美人妻と息子二人と暮らすとび職人の親方で、幸せに暮らしていた様子。

剛志(身体はひな)は、幸せだった日常も、元の自分の身体も無くなった怒りに震えます。

欧米諸国は入れ替わり先進国で、入れ替わった本人や家族は政府の保護下に入り、今後の生き方を支援してくれるらしい。

剛志(身体はひな)は、行くところがなくてホームレスであり、知人の進藤の性処理をする代わりに住まわせてもらっているようです。

元の剛志の写真を見る限り、元の剛志だった頃はモテていたであろう剛志(身体はひな)が、堕ちきって日雇い労働者のおっさん相手に股を開く存在になっているのがヤバいですねw

若くてかわいいひなの身体を破格の値段で抱かせてあげているようで、元々のひなも不憫…

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この後も、勇武(身体は紗理奈)や幸一(身体は奈美)が男女の身体の快感の違いを詳しく熱く語ってくれます。

女性の身体はちょっとした日常の動作ですぐに気持ち良くなってしまうようです。

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元々の奈美は、可愛い部屋で自分(中身は幸一)が下品な顔で猥談を繰り広げるとは夢にも思わなかったでしょう…

奈美(中身は幸一)が男性向け風俗で性欲解消していた話を明け透けと話すシーンが最高。

幸一の精神がSなのに対して、奈美の身体はMのようで、凌辱したい気持ちと凌辱されたい気持ちが混在するため、セルフ緊縛しているらしいw

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剛志(身体はひな)も、男女のオ○ニーの快感の違いについて語ります。

女性の身体になったことに対し、前向きな男性と後ろ向きな男性だとコメントも違ってくるのでおいしいです。

男性のオ○ニーの後処理よりも、女性のオ○ニーの後処理の方が大変らしい。

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幸一(身体は奈美)は、入れ替わり直後の人生最高の歓喜を記録するべく、スマホで自撮りしたようですw

胸を触って飛び跳ねて匂いを嗅いでポーズを取って喜びまくる幸一(身体は奈美)が最高。

 

初めての自撮りだと思いますが、既にカメラ目線も完璧です(笑)

奈美は寝るときはブラジャーをつける派?っぽいですね。

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他にも、奈美(身体は幸一)の自撮りはたくさんある模様。放送を許されない範囲のものもあるらしい…

初めてブラジャーを買って身に着けた記念映像が良かったです。胸はかなり大きいです。

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ゲーム実況者が実況しようとしていたゲーム名が「レクイエム」(笑)

人と人を入れ替えて復讐するゲームらしい…

 

医療センターの脳科学博士も、「男性が女性の身体を使うこと」の重大さについて見解を述べます。名前は「仁浦博士」(笑)

このエロティックな脳科学博士も、元々は男性だと示唆されていますw

(「女性の身体を男性の脳が支配して…」と言っていますが、「脳ではなく心が入れ替わっている」設定のはずでは…?)

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さらに女性の身体になった男性陣は、女性の快感について語りまくりです。

この辺りは、男性の身体になった女性の方も詳しく知りたいところ。

ちなみに、男女のトイレについての話題は一切出てきません

 

八人目

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八人目は、31歳建築士男性・工藤淳と入れ替わった28歳歯科衛生士の女性・富竹知花

知花の身体になった淳は、勝手にAV出演したらしいw

淳(中身は知花)が淳(身体は知花)を「この男」と呼ぶのに興奮しました。

ザ・フィクション8-3

知花(身体は淳)は人生に絶望しますが、変わらずに接してくれるオンラインの友達のおかげで何とか生きているようです。

その後、知花(身体は淳)は知り合った男性と行為し、同棲生活を送っています。

 

男性の身体になった知花(身体は淳)が、入れ替わる前の女性だった時と比べて周りの目や扱いがどのように変わったのかが詳しく知りたいですね。

仕事は続けているのか、家族との関係はどうなったのか…「人生に絶望した」と言っているので、良い変化は全く期待できませんが…w

 

また、男性の身体になった知花(身体は淳)を受け入れてくれる男性がどのような人物なのかも気になります。

男性の身体になった女性が好きなのか、ゲイで淳の身体(中身は知花)が好みだったのか…

ザ・フィクション8-4

ここで、俊平(身体は蓉子)の死について明かされます。

蓉子の身体は入れ替わり当時ガンのステージ4で、結婚1年目で高齢出産の9か月目。設定盛り盛りですw

俊平が蓉子の身体になったときには、既に中絶はできず…突然臨月間近の妊婦になった俊平は出産してそのまま死んだらしい。

ザ・フィクション8-5

最悪の状態で俊平に身体を渡してしまった蓉子(身体は俊平)は、元の自分の身体での行いを反省する一方、「この身体になれて良かった」と元の自分への執着はないようです。

執着がない理由は小難しめに語っていましたが、解釈すると「若いうちに結婚・出産して女の喜びを感じられなかった蓉子の身体はいらない」ということでしょうか。

ザ・フィクション8-6

蓉子(身体は俊平)は、元の自分の夫の顔も思い出せず、俊平が蓉子の身体で文字通り命を懸けて産んだ子供にも一切未練がないらしい…

ガンのステージ4だと理解してくれた上で結婚してくれた蓉子の夫や、恐らく45歳での妊娠ということで不妊治療をしてやっと授かれた子供で、しかも9か月間お腹の中で育てているはずだと思いますが、家族に全く情が無いのは普通の人間の感情としてありえるのか…?

「蓉子が今まで女性として仕事で不遇な扱いをされてきたエピソード(男性になりたかったエピソード)」や、「蓉子(身体は俊平)が男性として仕事でメリットを受けているエピソード」がもっとあれば、もう少し感情移入できたかもしれません。

 

蓉子(身体は俊平)は先程「女性性には何の抵抗も違和感もなかったはず」と言っていましたが、入れ替わってみて振り返ると「男性と同じように出世したいと仕事を頑張っていたが、出世が頭打ちになった40歳を過ぎて慌てて適当な相手と結婚・妊娠しただけの人生」だったということでしょうか…?

そんな人生を押し付けられた元々の俊平にとってはもちろん、蓉子の夫や子供に対してもあまりにも酷な話です…(汗)

 

蓉子(身体は俊平)は「性差の枠組みから逃れた」と言っていますが、全然逃れられていないどころか、さらにがんじがらめになっているのも良さではあります。

蓉子(身体は俊平)にとっては、「女性としての枠組み」よりも「男性としての枠組み」が合っていたという話で、「性差の枠組みが存在する社会」の在り方自体は入れ替わり現象が起こる前後で何も変わっていないんですよね。

 

それよりも、突然病魔に侵された妊婦になり、出産して死んでいった俊平(身体は蓉子)の胸中が知りたいですね。日記とか発見されないかな。

登場人物で出産したのは「俊平の精神だけ」なので、無意味に死んだだけなのはもったいない…(その無意味さが不条理感があって良いのですがw)

蓉子の夫についても、恐らく夫や子供に会いに来ずに「俊平の人生」を最大限謳歌しているであろう「現在の蓉子(身体は俊平)」についてどう思っているか聞きたいところ…

ザ・フィクション8-7 ザ・フィクション8-8

蓉子(身体は俊平)は、今の状態を「ようやく元に戻れた」「これが本来のオレなんだ」と表現します。

生理が無いのはメリットとして、蓉子が俊平の身体で性欲処理はどうしてるのかと考えると妄想が広がりますねw

ザ・フィクション8-10 ザ・フィクション8-9 ザ・フィクション8-14

蓉子(身体は俊平)の生理ネタを受けて、勇武(身体は紗理奈)も生理の苦労を話します。

紗理奈の身体の生理は重く、生理だと風俗嬢としての仕事を休まないといけないのが大変らしい。

 

後の話より、紗理奈の身体は妊娠を経験しているはずですが、「生理の痛みを超えられる痛みは存在しない」と言っているのが面白いです。

皆さん生理の痛みについてのみ触れていますが、せっかくなので特に元男性には「男性が股間を強打する痛み」と比較して欲しかったw

ザ・フィクション8-12 ザ・フィクション8-13

幸一(身体は奈美)が、かわいい部屋にプラモデル?を置いているのが良いですw

奈美の身体の生理は軽いらしい。集団入れ替わりで生理の程度が違うのも萌え。

幸一(身体は奈美)は、女性になれたので生理すら楽しいらしい。

ザ・フィクション8-15

芳雄(身体は郁子)は、織物についても触れます。生理で織物ネタは激レアですね。

郁子の身体は更年期?なのか、芳雄(身体は郁子)は一年中気分が晴れないようです。

完全に郁子の身体のコンディションに精神状態が振り回されている芳雄(身体は郁子)が最高。

ザ・フィクション8-16

知花(身体は淳)も、男性の身体になって生理が無くなったことについて話します。

淳(中身は知花)が生理について語るのがすごくシュールです。

男性になった女性たちには、もっと「男性の身体の苦労」の方を聞いてみたいですね。

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剛志(身体はひな)は、ちょうど生理中w本当に色々なパターンが楽しめて最高ですよ。

剛志(身体はひな)は生理があまりにもツラく、男性だった頃に生理中の女性を軽んじていたことを反省します。

剛志(身体はひな)が剛志の妻を思い出すところも良いです。

ザ・フィクション8-19 ザ・フィクション8-20

そして、とうとうセ○クスの話題に。

とにかく全員めちゃくちゃ詳しく女体の快感について語ってくれます。

エロティックな脳科学博士が好きw

 

幸一(身体は奈美)が、「今の自分である奈美の身体が大好きなナルシスト」になっていて最高。

剛志(身体はひな)は、処女だったけど気持ち良かったらしい。(どうしてひなの身体が処女だと分かったのかは謎。元々のひなはメンヘラだったらしいので、処女じゃなくても不思議ではありませんが…)

ザ・フィクション8-22

蓉子(身体は俊平)も、男体の快感について語ってくれます。キャリアウーマンらしいテキパキとした回答に好感が持てますね。

蓉子(身体は俊平)は、男性のセ○クスの後処理の方が面倒でなくて良いらしい。

 

異性の快楽が「自分に合っている」と感じる人間と、「自分には合っていない」と感じる人間の2パターンあるのもおいしいです。

剛志(身体はひな)は、家族に対して不貞を働いているような気持ち?になる様子。

ザ・フィクション8-23

「もしも異性と入れ替わったらどうするネタ」がここでも。

女になったら風俗で働けるか?というネタで男性二人が話します。

ザ・フィクション8-24 ザ・フィクション8-25 ザ・フィクション8-26

さらにセ○クスの話題は続きます。

フ○ラしたいと思う瞬間すらある幸一(身体は奈美)に、精神的には処女で今後挿入を経験することはないと語る勇武(身体は紗理奈)に、身体を売るのに抵抗がない剛志(身体はひな)と、三者三様。

ザ・フィクション8-31

幸一(身体は奈美)が初めて援交した時の心情の変化や、鏡で自分が犯されている姿を俯瞰的に見て興奮するだとか話します。

最初は男性と行為するのは嫌だったが、徐々に気持ち良さからどうでも良くなって致してしまうというお決まりパターンです。

ザ・フィクション8-30

芳雄(身体は郁子)は、元の芳雄の同級生と関係を持っているらしい。重い口を開く感じが最高w

芳雄の同級生は、TSFが趣味の変態で、特に親しかったわけでもないのに男性から女性になった芳雄と行為したくて近寄ってきたらしい。

ザ・フィクション8-32

芳雄(身体は郁子)は、「郁子」として生きていかざるを得ない毎日の中、唯一「芳雄」として接してくれる同級生が嬉しくて何度も行為したとか…

なかなか芳雄(身体は郁子)がかわいそうで興奮です。

「(同級生に抱かれて)最も女でいるときが、最も男で(元の)自分でいられるなんて」の皮肉なセリフが大好き。

ザ・フィクション8-34

春雄(身体は夏樹)と夏樹(身体は春雄)は、相変わらずラブラブで最高。

ザ・フィクション8-35 ザ・フィクション⑤

知花(身体は淳)も、男性としてのセ○クスについて話してくれます。

知花(身体は淳)は、女性として男性に愛されるセ○クスをしており、男性として女性と行為したことはないらしい。

ザ・フィクション8-36

女の子の身体に魅力を感じてきている知花(身体は淳)の変化が良いですね。

「でも女の子もありかなぁ?」と話す知花(身体は淳)が、このまま女の子に興味を持ち続けてしまうのかとか、受け入れてくれた男性との関係はどうなってしまうのかとか、非常に気になります。

ザ・フィクション④

まだまだ幸一(身体は奈美)はしゃべり続けます。

目をつぶってもわかる胸のふくらみやくびれ・パンツの食い込みに興奮して濡れ、触ってなくてもイッてしまいます(笑)

ガンプラ趣味のおかげで、化粧は結構上手にできたらしい。自撮りでエロい下着を何着も着ているところが良かったです。

ザ・フィクション8-37 ザ・フィクション8-38 ザ・フィクション8-39

幸一(身体は奈美)と奈美の両親との話はここで出てきます。

奈美の両親は特撮オタで、年齢が近い幸一(身体は奈美)とはすごく話が合い、幸一(身体は奈美)は初めての親友のように思っているらしい。

特に、「ウルトラ戦士ジョーカー」のファンのようですw

 

幸一(身体は奈美)がスマホの指紋認証を使って、写真やSNSを見た時の心情も良かったです。

元の奈美はオタクの両親と仲が悪く、幸一(身体は奈美)の方が良い関係を築けているとか…

 

元々の人物よりも、入れ替わった人物の方が周囲と上手くやっていけてしまうのは、かなり好きなシチュエーションですね。

元々の幸一と奈美の父親が同じ年齢なのも熱いです。

 

しかし、いくらあまり仲が良くなかったとはいえ、両親が元の奈美の精神が入った幸一の身体を探しに行かずに、見す見す自殺をさせてしまうのはありえるのか…?

奈美の両親が今の奈美(中身は幸一)と、自殺してしまった奈美(身体は幸一)をどう思っているのかは気になるところです。

ザ・フィクション⑥ ザ・フィクション⑦-

元々の奈美よりも、両親と良い関係が築けていると話す中で、幸一(身体は奈美)は元々の奈美に対して「オレが悪かったのかな」と呟きます。

幸一(身体は奈美)が何に対して元々の奈美に悪いと思ったのかがちょっと読み取れなかったので、詳しく心情を知りたいですね。

 

幸一(身体は奈美)も言わば「入れ替わり現象の被害者」なので、元々の奈美が自殺したのは気の毒ですが、自責の念に囚われる必要はないのでは…?

奈美(身体は幸一)が「幸一(身体は奈美)が奈美の両親と仲良くしている姿」を窓から覗いて見た後に自殺していれば、話は変わってきますが…

ザ・フィクション8-40 ザ・フィクション8-41 ザ・フィクション8-42

剛志(身体はひな)が元の剛志の家族の元へ行った話も切ないです。

家族に受け入れられ、ひなの身体で仕事も続ける前提で向かいましたが…

ひなの身体で妻と行為をすることを考える剛志(身体はひな)が最高。

ザ・フィクション8-44

元々の郁子の夫・高畠博之は、今の郁子(中身は芳雄)と暮らしています。

博之は、元々の郁子とは夫婦仲が冷めきっていて、会話はなかったらしい。

(なぜ、芳雄が郁子になった朝、ブラジャーとガーターベルトにネグリジェという夜の営みに誘うような格好で寝ていたのか疑問ですが…(笑))

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博之は正直郁子の容姿はタイプではないようですが、郁子の身体になった芳雄は、恥じらう姿が少女っぽくてかわいいと思ったようです。

「精神的には男同士」のネタもあって良いですね。ちょいちょい質問内容は謎ですがw

 

インタビュアーも博之も、芳雄(身体は郁子)を「奥さん」と呼びます。

博之は、芳雄(身体は郁子)が元の芳雄の同級生と関係を持っていることは知っているのかな?w

ザ・フィクション8-48

芳雄(身体は郁子)は焼きそばしか作れないようですが、高畠家の味になっているというエピソードが、以前とは異なる新しい家庭を作っている感じがして最高でした。

ザ・フィクション8-49

芳雄(身体は郁子)は、博之にジロジロと身体を見られるのは、男性だった時には感じたことのない羞恥心や凌辱感があるのですごく嫌なようです。

「落ち込んで少し全体的にムズムズ」する感じで嫌らしいw

「女であることを強烈に思い知らされる」のセリフが大好き。

ザ・フィクション8-56 ザ・フィクション8-57

芳雄(身体は郁子)のオ○ニーや、博之とのセ○クスについての話も良かったですね。

芳雄(身体は郁子)の女性の快感表現が詩的w

ズケズケと立ち入った質問をしてくるインタビュアーに、「夫婦の問題に立ち入りすぎじゃないですか」「って、夫婦じゃないっつーの」「プライベートな問題なんでもう話しません」と答えるシーンが夫婦な感じがして最高に好きです。

ザ・フィクション⑧ ザ・フィクション8-59

ツンデレ?な芳雄(身体は郁子)がかわいいですw

できれば、芳雄(身体は郁子)と博之が夫婦として横並びに並んでいる姿が見たかった…

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幸一(身体は奈美)も、男性からの視線について話します。

幸一(身体は奈美)は奈美の身体でも性的対象は女性のようです。

「女性になった男性へのアドバイス」の内容が…w

ザ・フィクション8-53 ザ・フィクション8-54

勇武(身体は紗理奈)は、男性から見られたい気持ちが大きく、男子学生の下校時間に下着姿で窓辺に立ったりしているらしい…

勇武(身体は紗理奈)は風俗嬢としても欲を満たしているはずですが、それでも飽き足りないとは…

男子学生のエロスポットとして写真も撮られて有名になっているようですが、後に出てくる勇武(身体は紗理奈)が一緒に暮らしている紗理奈の娘への影響が心配になります…

ザ・フィクション8-61 ザ・フィクション8-62

剛志(身体はひな)も、同棲している進藤には、情があるようです。

ザ・フィクション8-63 ザ・フィクション8-64

そして、ラブラブのはずの春雄(身体は夏樹)と夏樹(身体は春雄)に暗雲が…

若いはずの夏樹の身体が余命3か月の病魔に侵されているらしい。色々と盛り盛りですw

 

年上の身体になった夏樹が寿命が延び、年下の身体になった春雄が寿命が縮んだのは来るものがあります。

新婚旅行に行こうとしていたほど仲が良い二人なのが余計に悲しい…

ザ・フィクション8-65 ザ・フィクション8-66 ザ・フィクション⑨

春雄(身体は夏樹)の聖人君子っぷりは変わりません。夏樹(身体は春雄)への愛が溢れる言葉に涙が…

文字通り「代わってあげられるなら代わってあげたい」な状況に大興奮です。

春雄(身体は夏樹)の死後にこの映像を見る夏樹(身体は春雄)のシーンが心の底から見たいですね。

 

入れ替わった人々に「もし元に戻る以外に願いが叶うとしたら何を望みますか?」と元に戻りたくてたまらない人にとってはあまりにも酷な質問を聞いて回るインタビュアー達のシーンで第2部はおしまい。

わざわざ「もし元に戻る以外に」をつけなくても、元に戻りたそうな登場人物は半分くらいというか、元に戻りたいと話す姿も見たいところではあります。

 

第3部:「性」と「死」と

ザ・フィクション3-1 ザ・フィクション3-2

再び飛び込もうとしてしまう剛志(身体はひな)。

ひなの身体にひなが入っていたときは、病んでいてオーバードーズ(OD)を繰り返していたらしい。

(※TSF界で女性同士の入れ替わり・憑依を指す「女同士(OD)」とは異なりますw)

ザ・フィクション3-3 ザ・フィクション3-4

ひながそこそこイケメンであろう剛志になってすぐに自殺したのが疑問でしたが、元々病んでいたなら納得ですね。

自殺願望のあるひなの身体になった剛志は、元々明るくて前向きな性格だったはずなのに、ひなの身体に引っ張られてすぐに死にたい気持ちになってしまいます。

「まだいるんだよ、オレの中にこの子が」のセリフが好き。

ザ・フィクション3-5 ザ・フィクション⑩

メンタルの問題とは無縁だった剛志(身体はひな)は、現在薬漬けの生活に…

元々のひなの身体のメンタルの弱さと、入れ替わり現象により家族に捨てられた剛志のメンタルの悪化により、こんな事態になっているようです。

 

足元に尾道学園(男性から女性になった人間が風俗嬢をしている風俗店)のチラシが落ちているのが気になりますね。

もし進藤がTSF趣味で剛志(身体はひな)を性的な目で見ていたら酷すぎでは…w

ザ・フィクション3-6

前は何とも思わなかった些細な事でイライラして取材班に怒鳴ってしまったと気が付いた剛志(身体はひな)は、「自分自身も失ってしまった」と絶望します。

厳しい境遇を生きてきた剛志(身体はひな)ですが、今の状況で頑張る気力が沸かないようです。

ザ・フィクション3-7 ザ・フィクション⑪

脳科学センターの教授は、剛志(身体はひな)の状態が興味深い様子。

今までは、「入れ替わり前の精神状態が入れ替わり後の肉体に影響を及ぼすケース」ばかりで、「入れ替わり後の肉体が精神に影響を及ぼすケース」は初らしい。

(淳の身体になった知花が女性が気になり始めただとか、芳雄が郁子の身体のPMSに振り回されるだとかが後者に近いような気もしますが。)

ザ・フィクション3-8 ザ・フィクション3-9

次は、元々の幸一を知っている幸一の元同級生へのインタビュー。

ここでも、元々の幸一の陰キャ具合が浮き彫りになるような悲惨な回答ばかりですw

幸一は陰キャで印象が薄かったらしいですが、元同級生はインタビュアーから「幸一は女性と入れ替わった」と聞かされ、今の奈美になった幸一の映像を見せられます。

 

性格が大きく変わった幸一(身体は奈美)を見た元同級生は、「別人」だと言います。

元同級生が幸一(身体は奈美)の名前を聞くシーンが面白いw

幸一(身体は奈美)が化粧をするシーンが少しだけありました。

ザ・フィクション3-10

そして再び病んでしまった剛志(身体はひな)へのインタビュー。

「剛志」の人生について話す剛志(身体はひな)のシーンが好き。

 

剛志(身体はひな)は、今までになかったようなマイナス思考ばかりに支配されて困惑しています。

剛志(身体はひな)は、同居している進藤に「ひなちゃん」と呼ばれているようです。

ザ・フィクション3-11

外国語を知らない剛志(身体はひな)が、ひなの脳で映画を字幕なしで外国語を理解できることに戸惑うところが最高でしたね。

ここまでくると記憶の一つや二つ読めても不思議ではありませんが、インタビューを受けている人間は全員記憶は読めないようです。

ザ・フィクション3-12

小ネタでゲーム実況者が紹介するゲーム名が「新世紀転校生3」(笑)

女の子をキモオタやデブやオヤジと入れ替えて遊ぶゲームらしい…

他にも、「大変身」というタイトルの入れ替わりゲームも紹介していました。

 

九人目

ザ・フィクション3-13 ザ・フィクション3-14

そして、取材班に「新たに入れ替わりが発生した」という報告が。

同性との入れ替わりなのか、異性との入れ替わりなのか、取材班は異性との入れ替わりにしか興味がないのか非常に気になる様子w(異性になった人を取材する主旨だとは言っていないのに…)

数年前の事故で植物状態になっていた若い女の子・玲菜の身体に、男性が入って目を覚ましたらしい。

ザ・フィクション3-15

パニックになる男性(身体は玲菜)ですが、すぐに玲菜がかわいいかを気にし始めますw

ザ・フィクション3-16

病院の医師は、脳死状態の玲菜の身体が目覚めたことに驚きを隠せません。

ザ・フィクション3-17 ザ・フィクション3-18

認知症の人間と健康体の人間が入れ替わった場合、認知症の症状は認知症の人間の心と共に健康体の人間の身体に移動する事例はあったようです。

認知症の人間が認知症の症状そのままに若い身体になったら、介護する家族は地獄ですね…

認知症の人間からしたら、入れ替わり現象は一つもメリットが無いように思えます。

ザ・フィクション3-19 ザ・フィクション3-20

次は、元々の紗理奈の風俗嬢としての職業を引き継ぐ勇武(身体は紗理奈)の心情をインタビュー。

引き継いだ理由について明確に答えていない気がしますが…(汗)なぜ勇武(身体は紗理奈)がツラい思いをしながら風俗嬢を続けているのか謎です。

勇武(身体は紗理奈)は、今の紗理奈の身体を「俺の身体」と言います。

ザ・フィクション3-21

剛志(身体はひな)にも、セ○クスする理由を尋ねたようです。

もう剛志(身体はひな)は投げやりでセ○クスしている様子…

ザ・フィクション3-23 ザ・フィクション3-24

幸一(身体は奈美)に、元同級生にインタビューしたことを話す取材班。

幸一(身体は奈美)は元の自分が大嫌いで忘れたい様子で、冷たい返答をします。

吃音は、幸一の心と共に奈美の身体に移動はしなかったのか治ったのか、奈美の身体の幸一には症状が出ていません。

ザ・フィクション3-25 ザ・フィクション⑫ ザ・フィクション3-26

そして、「紗理奈」は発達障害のある娘をネグレクトしていたらしい。設定が盛り盛りですw

勇武(身体は紗理奈)は、「紗理奈の娘」を「ウチの子」と呼び、本物の紗理奈以上に大切に育てているようです。

 

勇武の身体になった紗理奈は行方不明で、勇武(身体は紗理奈)は一度も会っていないようです。

「紗理奈本人」が連絡を寄越してこないということは、「風俗嬢として働き、発達障害の娘を育てる31歳シングルマザーの紗理奈の人生」よりも、「寿司職人の52歳男性・三船勇武の人生」の方が良かったのでしょうか…

紗理奈(身体は勇武)の心情が気になります。

 

十人目

ザ・フィクション10-3

男児のようにオモチャで遊ぶ女性。元気に公園を走り回る姿がシュール。動きやすいズボンを着ているのがグッド。

8歳男児・吉根海斗は、24歳女性・葛野秋子と入れ替わっており、元の海斗の母親である吉根仁美と二人で暮らしているらしい。

ザ・フィクション10-4

海斗の身体になった秋子と秋子の両親との相談の上、双方精神の方の家族と一緒に暮らすことにしたのだとか。

月に1~2度、身体の方の家族とも一緒に過ごしているようです。

入れ替わった人々の凄惨なニュースを聞くと、仁美は心が痛むらしい。

ザ・フィクション10-5

秋子(身体は海斗)は、海斗の身体で秋子の両親の家業を手伝っているらしい。

海斗(身体は秋子)と仁美が、恐らく入れ替わり前と全く変わらない関係なのが、微笑ましさを通り越して逆に恐怖すら感じますw

年齢が近い女性二人が、「母親と息子の関係」なのがグッと来ますよ。

 

入れ替わった当事者の家族の双方に理解があると、このようなケースもあるのですね。

仁美は、海斗の肉体の成長も、精神の成長も楽しみにしているようです。

入れ替わりがきっかけで、二つの家族が交流することになったというのが熱い。

 

しかし途中で、理解のない家族に捨てられた剛志(身体はひな)のシーンを挟むことで余計に剛志(身体はひな)の不憫さが際立ちます…

ザ・フィクション10-7 ザ・フィクション10-8 ザ・フィクション10-9

海斗(身体は秋子)のインタビューの返答が最高においしかったです(笑)

海斗(身体は秋子)は秋子(身体は海斗)のことを「秋子姉ちゃん」と呼んでいます。

母親と息子が「胸の大きさ比べ」をするシチュエーションに大興奮。

ザ・フィクション10-10 ザ・フィクション⑬

海斗(身体は秋子)は、学校へ通えない日々が続き、寂しい思いをしている様子。

成人女性と小学生男児の身体はやはり体力などが違うようで、友達とも満足に遊べないようです。

 

年齢が近い入れ替わりを除き、大人の身体になった子供は学校に通えないらしい…

子供が義務教育すら受けられない状況とは…早く政府には対策して欲しいです…

児童相談所の言う「深刻なケース」は話題に上がるだけでも良いのでもっと聞きたかったですね。

ザ・フィクション10-12

そして、「もし元に戻る以外に願いが叶うとしたら何を望みますか?」と質問していく取材班。

蓉子(身体は俊平)は、恋愛相手を男女どちらにしようか悩んでいるらしい。

 

蓉子(身体は俊平)は、自分自身がバリバリ働くことを最重要視しているので、控えめに言って結婚相手の職業選択の幅は狭まりそうな予感…

しかし、「もし元に戻る以外に願いが叶うとしたら何を望みますか?」という質問に、現在の蓉子(身体は俊平)が「恋愛をしたい」と返すのを聞いたら、元々の蓉子の夫はどのように思うのでしょうね。

ザ・フィクション10-11

ひなの身体は数か国語を話せるほど頭が良いらしい。

元々のひなは、お嬢様だったが親の支配から逃れるために家出し、美容師を目指すがいじめられて病んだようです。

元々のひなについて、日記を見たと話す剛志(身体はひな)が良かったですね。

ザ・フィクション10-14

剛志(身体はひな)は、生活保護を申請するも「金持ちのひなの両親に面倒を見てもらえ」と返され、かといってひなの両親に援助を求めると「身体は仲の悪い娘、中身は赤の他人」と返されると…かわいそうすぎます。

ザ・フィクション10-13

また、偶然外で出会った幸一(身体は奈美)。

幸一(身体は奈美)は、「奈美さん」ではなく「幸一くん」の呼びかけに振り向きます。

「幸一自身」は44歳ですが、君付け…?w

 

「奈美」の妹が「玲菜」らしく、「玲菜が誰かと入れ替わって目覚めた」という病院からの電話で駆け付けたようです。

姉妹二人とも中身がスケベな中年男性になってしまった両親の心境はいかに…

ザ・フィクション10-15

幸一(身体は奈美)は病院で名前を呼ばれるときは「麻倉奈美さん」、奈美の母親には「奈美ちゃん」と身体の名前で呼ばれています。

「麻倉奈美」の戸籍上の妹である「麻倉玲菜(19歳)」の中身は、38歳男性・森秀樹でした。

ザ・フィクション10-16 ザ・フィクション10-17

中身は赤の他人同士ですが、男性から女性になった者同士、肉体的には姉妹となった者同士、幸一(身体は奈美)と秀樹(身体は玲菜)はすぐに仲良くなります

幸一(身体は奈美)は、秀樹(身体は玲菜)が顔や身体を確かめるお手伝い。

秀樹(身体は玲菜)は「玲菜」の顔のかわいさに、インカメに映る玲菜の顔にキス(笑)

ザ・フィクション10-18

幸一(身体は奈美)は、秀樹(身体は玲菜)に「妹からお姉ちゃんへのお願い」として頼まれて胸を揉んであげたり、キスしてあげたりします。

幸一(身体は奈美)が「奈美の母親」を「俺らの母親」と言ったり、秀樹(身体は玲菜)が「兄と姉が同時にできたみたい」と言ったり、元の自分について話したりする二人が良かったです。

幸一(身体は奈美)は一人っ子だったらしく、初めての妹?弟?ができたようです。

 

そして、ナレーションの「男同士のいちゃつきは見るに堪えないが、肉体が若い女性なだけで…(以下略)」のセリフ。

「男性の身体になっても女性として男性に抱かれる道を選んだ知花(身体は淳)」には、とても聞かせられるような言葉ではないのですが…(汗)

知花(身体は淳)が取材班に「男同士のいちゃつきは見るに堪えない」と内心で思われながらインタビューを受けているのだとしたら、あまりにもかわいそうでは…?

ザ・フィクション10-19 ザ・フィクション10-20

姉妹?の生理ネタも最高。

ザ・フィクション10-21 ザ・フィクション10-22

「奈美の母親」はとてもエロく、幸一(身体は奈美)は性的な目で見ているようです。

娘の中身が「女性を性的な目で見ている男性」なわけですが、奈美の母親は視線を気にせず生活しているのでしょうか。

 

幸一(身体は奈美)は、秀樹(身体は玲菜)が退院したら、奈美の母親も交えて三人でお風呂に入りたいらしい。

奈美の母親は、娘二人の中身がスケベな中年男性でも気にしないのでしょうか…もう諦めたのか壊れたのか…

ザ・フィクション10-23 ザ・フィクション10-24

しばらく経ち、秀樹(身体は玲菜)の退院祝いに呼ばれた取材班。

秀樹(身体は玲菜)は一人称「私」を使っており、仕草も女の子っぽくなっています。

メイクは「奈美お姉ちゃん」に教えてもらったようです。

ザ・フィクション10-25 ザ・フィクション10-26

幸一(身体は奈美)と秀樹(身体は玲菜)は、本当の姉妹のように仲良し。自撮りもカメラ映りも完璧。

奈美と玲菜の両親が、「娘二人の身体を手に入れて大喜びし、オモチャにするスケベな中年男性たち」についてどう思っているのかは滅茶苦茶気になります(笑)

 

奈美と玲菜の両親が「そんなに喜んでくれるならかわいい娘を産んで良かった」と思っていたらだいぶ壊れているなとは思いますが。

とりあえず、奈美の両親は幸一(身体は奈美)には優しいらしい。

「玲菜の身体」は昏睡状態から目覚めて良かった…のかな…?

 

全く登場していない秀樹の身体になった昏睡状態の玲菜のことも気になりました。

もし脳死状態の玲菜が一人暮らしの秀樹の身体に入っていたら、人工呼吸器をつけられずに死亡してそうです…(汗)

二人の両親は、娘たちといくら仲が良くなかったとは言え、本当に娘の精神が入った身体を探しに行かなくて良いのでしょうか…?

ザ・フィクション10-27 ザ・フィクション10-28

秀樹(身体は玲菜)は、女の子っぽいことをするときは幸一(身体は奈美)を「お姉ちゃん」、素の男性として話すときは「兄ちゃん」と呼んでいるようです。

ザ・フィクション10-29 ザ・フィクション10-30

「中身はドM、身体はドS」の幸一(身体は奈美)のために、秀樹(身体は玲菜)はSMプレイを始めます。

ここの姉妹プレイ(?)、良かったですね。

ザ・フィクション10-31 ザ・フィクション10-32

後は、幸一(身体は奈美)への「男女どちらが生きやすいか」の質問。

元の自分である幸一を下げる幸一(身体は奈美)が切なくて興奮しますね。

ザ・フィクション10-33

幸一(身体は奈美)は「奈美の価値」を維持するために、かなりの努力をしているようです。

幸一(身体は奈美)は飲酒も喫煙もしていますから、並大抵ではない努力をしているのでしょう…

ザ・フィクション10-34

入れ替わった人たちに「人間は外見か中身か」を聞いて回る取材班。

秀樹(身体は玲菜)、春雄(身体は夏樹)、夏樹(身体は春雄)、勇武(身体は紗理奈)、幸一(身体は奈美)、海斗(身体は秋子)、蓉子(身体は俊平)、芳雄(身体は郁子)、剛志(身体はひな)+仁美(海斗の母)、博之(蓉子の夫)がそれぞれの答えを返します。

ザ・フィクション10-35 ザ・フィクション10-41

そして、「もし元に戻る以外に願いが叶うとしたら何を望みますか?」と幸一(身体は奈美)に尋ねる取材班。

幸一(身体は奈美)は本音を言えずにふざけて取材班を怒らせてしまいますが、本当は結局会えなかった「幸一の身体になった奈美」に会ってみたいらしく…

ザ・フィクション10-36

しかし、「もし願いが叶えば奈美(身体は幸一)と話したいし自殺も止めたいが、価値の高い奈美の身体は返すつもりがない」のは、「幸一自身すら嫌悪していた幸一の身体で奈美に生きて欲しい」ってことですかね?

何か感動っぽい雰囲気で幸一(身体は奈美)が話してますが、奈美(身体は幸一)を更なる地獄に突き落としたいとしか思えません。

まだ「正直死んでくれて良かった」の方が何となく人間らしさがあります(笑)…この上なく自分勝手かつ残酷で大興奮です。

ザ・フィクション10-37 ザ・フィクション10-45

幸一(身体は奈美)と秀樹(身体は玲菜)の居酒屋シーンも尊くて良かったですね。

取材班は、取材をしているうちに「女性という価値の高い肉体を手に入れた男性」「(見た目的には)女性性を楽しみ味わい尽くす女性」を羨ましく思うようになったらしい…

ザ・フィクション10-38 ザ・フィクション10-39 ザ・フィクション10-40

この後も、幸一(身体は奈美)は女性の身体の素晴らしさについて語ります。

ザ・フィクション10-42 ザ・フィクション10-43 ザ・フィクション10-44

幸一(身体は奈美)は、入れ替わって初めて自分が好きになったと話します。

悲惨な人生で自分ですら自分を愛せなかった幸一が、奈美の身体になって自分大好き人間になれたのは素直に良い変化だと思いますよ。

ザ・フィクション10-46 ザ・フィクション10-47

幸一(身体は奈美)は、介護のバイトをしているようです。

サービスしてあげる?ところが良かったですね。

客の名前がどこかで見たような…?

ザ・フィクション10-48 ザ・フィクション10-49

蓉子(身体は俊平)は、女性から男性になった人間の心のケアをするボランティア活動をしているらしい。

蓉子は元々男性のメリットを享受できるような考え方・生き方をしており、しかも若くてイケメンの俊平になっている勝ち組なわけですが…「奈美のように未来も何もない中高年男性になって絶望している負け組の女性たち」にどのような言葉をかけるのでしょうか。

ザ・フィクション10-50

海斗(身体は秋子)の母親の仁美は、外見や障害に関係なくバーチャルアバターで通える小学校プロジェクトを立ち上げたようです。本当に良い母親で人間の鑑…

ザ・フィクション10-51

他にも、紗理奈の娘のために料理をする勇武(身体は紗理奈)、運転を諦めて「郁子」が得意な編み物を始める芳雄(身体は郁子)、大学を目指して勉強する剛志(身体はひな)のシーンがあります。

個人的には、料理雑誌を読む芳雄(身体は郁子)が完全に主婦になっていて好きですw

ザ・フィクション10-52

「元の性別に戻ることを諦めていないキャラクター」も存在するのが良いですね。

ナレーションの「(入れ替わりで得した人も損した人もいるが、意図的に奪ったわけではないので)全員等しく入れ替わり現象の被害者」のセリフが不条理極まりない…w

入れ替わり現象に乗じた入れ替わり詐欺加害者は、完全に加害者なわけですが。

ザ・フィクション10-53

最後に、取材班が「もし生まれ変わるなら男女どちらが良いか」と幸一(身体は奈美)に質問し…返答が滅茶苦茶ダークでした(笑)TSF界では真理な答えではありますが…w

 

特典映像

特典映像は、NGシーンや演技指導など裏話が中心でした。いくつか本編を補完するシーンや、本編では顔モザイク有りのシーンのモザイク無しバージョンもありました。

ザ・フィクション特典映像1

芳雄(身体は郁子)の得意料理のバター焼きそばを食べる博之と取材班のシーン。

ザ・フィクション特典映像2

芳雄(身体は郁子)に元の芳雄についてや、急に夫ができたことに対する気持ちをインタビューをするシーン(アドリブ?)。

芳雄(身体は郁子)と博之は仲良しのようで、微笑ましいです。

ザ・フィクション特典映像3

幸一(身体は奈美)役の女優さんへの男性的演技の指導シーン。

普段聞きなれないであろう単語やしないであろう仕草の連発で、相当苦労されています(笑)

海斗(身体は秋子)と仁美のNGシーン?も良かったですし、特に剛志(身体はひな)役の女優さんのセーラー服姿が本編とのギャップがあって良かったですね。

 

総評

はじめに

TSFよりも入れ替わりが好きな人間が持論と拘り(≒好き嫌い)で語るだけなので、読みたい方だけ読んでいただけると幸いです。

 

まず、ここまで語りたいと思わせてくれる作品を作り上げてくださった『自主制作映像チーム8282』さんには感謝の意を表すという言葉では足らないくらい感謝しています。

細かい部分は上で散々語ってきましたが、全体についても語り尽くさねばならない!!!という謎の使命感が…ということで、好き勝手に個人の価値観で語りまくりたいと思います。

 

『ザ・フィクション』を観た率直な感想は、「良くも悪くもTSFストーリーだった」です。

男女入れ替わりものは、

  • 「おれがあいつで(=男性が女性になる話)」の部分
  • 「あいつがおれで(=女性が男性になる話)」の部分
  • 「おれがあいつであいつがおれで(=二人が入れ替わった話)」の部分

で構成されているわけで、評価できる立場ではありませんが、私個人の拘りでこの三つを分けて評価を述べていきたいと思います。

 

『ザ・フィクション』の総評(※個人の好みです)
  • 「男性が女性になる話」としては100点どころか1万点以上をつけたい!!!
  • 「女性が男性になる話」としては20点くらい
  • 「二人が入れ替わった話」としては70点くらい
  • 「集団入れ替わりが起きたという世界観の設定」としては100点どころか1万点以上をつけたい!!!

 

まず、「男性が女性になる話」について。

  • 男性が女性になる話
  • 中年男性が若い女性の肉体を奪うダークな話
  • 若い男性が中年女性の肉体を押し付けられるダークな話
  • 男性が元の自分の人生を奪われるダークな話

これらの話が好きな方は、こんな駄文を読んでいないで今すぐ『ザ・フィクション』を購入して本編を見るべきです。

入れ替わり好きの一個人として、絶対に後悔させません。今すぐ見ましょう。大絶賛間違いなし!と言い切るくらいの素晴らしい出来です。

 

 

良い点はまとめて語りたいので、次は「集団入れ替わりが起きたという世界観の設定」について。

ドキュメンタリー風ドラマとして本当にそれっぽい現実的な設定が練られていて、実際に世界で「尾道症候群」が起こったものとして違和感なく見ることができます。

(あえて言うとしたら「脳そのものではなく心が入れ替わる」設定や、「心が身体に引っ張られる」の線引きがガバガバだったのが少々残念だったかなと。…「心とは何か」については答えが出ていないので考えても無駄ですが。)

 

入れ替わった当事者たちについて、入れ替わって元に戻る見込みがなくなり、相手の身体で生きていくことになった歓喜・苦悩・受容・拒絶…

様々なケースで入れ替わってしまったキャラクターたちの、様々な心理状態が見られるという極めて集団入れ替わりらしい内容だと言えます。

 

また、入れ替わった当事者だけでなく、当事者の家族や知人・入れ替わり現象に振り回される入れ替わっていない人々・医者や児童相談所の職員を始めとした入れ替わり当事者を取り巻く人々の登場が、より集団入れ替わりが起こった世界だと認識させてくれる材料となっています。

ポスターやチラシ・入れ替わり犯罪のニュース画面など細かい部分も拘っていて、もはや感服という他ありません。

 

集団入れ替わりが起きたという世界観に浸りたい方にも、今すぐ『ザ・フィクション』を買って視聴することをおすすめします。

 

 

そして、『ザ・フィクション』を唯一おすすめしにくいのが、「女性が男性になる話」を強く求めている方。

「男性が女性になる話」の部分が非常に熱量が込められていて素晴らしい出来なのに対し、「女性が男性になる話」の部分は失礼ながら正直に言ってしまうと、「制作陣はTSFストーリー(≒一般的に男性が女性になることが主題のストーリー)が好きなんだな」という印象を受けました。

 

最初に、『ザ・フィクション』は「良くも悪くもTSFストーリーだった」と述べたのもこの理由からです。

(「男同士のいちゃつきは見るに堪えない」のナレーションや、男女間の入れ替わりかを非常に気にする取材陣や、最後の最後のセリフが全てを物語っている…)

 

女性になった男性陣は、女性としての社会的地位や女性の肉体の快楽についてこれでもかというくらい語りますが、男性になった女性陣はこれらについてほとんど語らない

それどころか、男性になった女性は大半が自殺か行方不明で未登場のため、「女性が男性になる話」をメインで見たい方にはちょっとおすすめしにくいかなと個人的には思いました。

(「若い女性の肉体には価値があり、男性の肉体には価値がない」という主題に振り切れていることを踏まえて見るのであれば、そこまで違和感はないと思います。)

 

唯一、「中年女性が若い男性の肉体を奪うダークな話」として、「女性ということで昇進が望めなかったキャリアウーマンの中年女性が、若い男性の肉体になり仕事に邁進できるようになった話」は少しだけおすすめできるとは思いますが…

この中年女性は、ガンのステージ4を理解して結婚してくれた夫や、9か月間お腹の中で育てた子供、そして出産を肩代わりして死んだ若い男性と元の自分の肉体をいらないと切り捨て、一切未練がないと言い切る人間性なので、好みは別れるかなと感じました。

 

 

最後に、二人が入れ替わった話について。

作中には10組の入れ替わりペアが登場しており一概に語れないので、これもまた私個人の拘りで、

  • 入れ替わる前の男性
  • 入れ替わる前の女性
  • 入れ替わり後の女性になった男性
  • 入れ替わり後の男性になった女性

の四つに分けて僭越ながら25点ずつの100点満点方式で見ていこうかと思います。

 

四つに分けた理由としては、ただの持論なのですが…

入れ替わりは、精神的にも肉体的にも社会における立場的にも「入れ替わり前後のギャップ」を楽しむもので、最大限楽しむためには入れ替わり前後の二人の情報が非常に大事なわけです。

 

また、特に入れ替わりは「二人の人生が丸ごと交換される」点において、他のTSFシチュエーションとは決定的に異なりますよね。

入れ替わり後の二人が(話だけでも)登場しないのであれば、個人的には入れ替わりという設定を選択した意味が薄いと思っています。

まぁTSFよりも入れ替わりが好きな人間の言うことなので、話半分に聞いていただければと…

 

ついでに、

  • 「おれがあいつで(=男性が女性になる話)」の部分
  • 「あいつがおれで(=女性が男性になる話)」の部分

についても、個々に見ていくと個人の価値観になってしまいますが良し悪しがあるので、併せて触れていく予定です。

小川芳雄(22歳男性)⇔高畠郁子(47歳女性)

  • 入れ替わる前の小川芳雄:野球に打ち込み、プロ確実の順風満帆なイケメン人生だった
  • 入れ替わる前の高畠郁子:家庭生活に不満を持っていた
  • 入れ替わり後の高畠郁子になった小川芳雄:二児の母親となり、夫と一緒に暮らしている
  • 入れ替わり後の小川芳雄になった高畠郁子:芳雄の身体を持ち逃げして行方をくらませた

 

芳雄と郁子のエピソードは、100点以上の価値がありました。

芳雄の身体を手に入れた郁子は、既に芳雄の身体を持ち逃げしていて登場しないのですが、夫の博之のインタビューより、家庭生活に不満を持っていたことは確実。

個人的には入れ替わり相手は必ずしも登場する必要はないと思っていて、周囲の証言から想像で補完できれば、入れ替わりものとして十分おいしいわけです。

 

そして、郁子の身体を押し付けられ、全てを奪われた芳雄の絶望や苦悩がとても掘り下げられていてめちゃくちゃ良いエピソードでした。

元の自分を知っている同級生に依存して何度も行為してしまう話がお気に入り。

 

出来なくなったことに固執して悲しんでいた芳雄(身体は郁子)が、夫の博之と愛を育んでいき、出来ることに目を向けていく成長記録としても非常に良かったです。

視聴の際は、この芳雄(身体は郁子)の変化にぜひ目を向けて欲しいですね。

郁子になった芳雄役の女優さんの演技も非常に良く、良い年齢の中年女性が若者言葉を使うちぐはぐさや、約束された将来を奪われた悲壮感が良く出ていたと思います。

岸田幸一(44歳男性)⇔麻倉奈美(23歳女性)

  • 入れ替わる前の岸田幸一:孤独な中年フリーターだった
  • 入れ替わる前の麻倉奈美:不明
  • 入れ替わり後の麻倉奈美になった岸田幸一:奈美の若くてかわいい肉体を存分に堪能、利用した生活を送っている
  • 入れ替わり後の岸田幸一になった麻倉奈美:自殺して死亡

 

元々入れ替わり現象を知っていた幸一が、「価値のある若い女性である奈美の肉体を偶然手に入れて大喜びする話」としては1万点以上のエピソード。

この「大喜びする」ところが本当に「大喜び」していて、見ていて思わずおめでとうと祝福したくなるほどw

幸一(身体は奈美)役の女優さんの演技が非常に良く、若い女性の肉体を手に入れた男性そのものでした。

 

ただ、幸一になった奈美が何の見せ場もなく早々に自殺してしまったのがもったいないと思ったので、入れ替わり的には50点という評価に。

入れ替わり前の奈美についても情報がほぼないのが残念です。

元々の奈美自身が、中年男性を馬鹿にする性格だったり、かわいい容姿を活かして立ち回る毎日を送っていたりしたら、すぐに自殺してしまうこともまだ頷けますが…

 

個人的な感覚ですが、奈美が一般的な女の子であれば、すぐに死なずにとりあえず中年男性としての生活を送るんじゃないかなと思います。

そこで初めて、中年男性の社会での扱われ方を理解し、絶望して自殺…なら十分すぎる見せ場となったかもしれません。

ということで、奈美には幸一として一か月くらい悲惨なフリーター生活を送り、絶望して堕ちきってから退場して欲しかった!w

 

上のようなことを言っておいて説得力がないですが、幸一(身体は奈美)の「もし願いが叶えば奈美(身体は幸一)と話したいし自殺も止めたいが、価値の高い奈美の身体は返すつもりがない」の発言は少々謎でした。

奈美(身体は幸一)の自殺を止めたとして、幸一(身体は奈美)が責任をもって生きさせるビジョンが見えません。

 

幸一(身体は奈美)は元々入れ替わりたいとは思っていたものの、完全な善人ではないにしろ少なくとも悪人ではない性格に感じます。

元々の奈美への謝罪のような言葉を口にする幸一(身体は奈美)は、こんな非情なことを言うキャラクターなのか?と思いました。

「元の自分の身体で奈美が自殺するのは後味が悪い」というだけでの発言ならかなりヤバい…w

 

幸一(身体は奈美)は元の自分の身体が嫌いだったようなので、「ゴミのような俺の身体で生きていてもつらいだけだし、奈美ちゃんが生きてると色々とうるさそうだから死んでくれて良かった!」くらい突き抜けていたら最高でしたね。

まぁ受け手側が腑に落ちない気持ちになることも含めてのダーク作品かなと。

 

また、幸一(身体は奈美)が本物の奈美よりも両親と仲良くやっているところや、幸一(身体は奈美)が元の自分が大嫌いで悪く言うところも熱かったですね。

OSの先輩として秀樹(身体は玲菜)に接する幸一(身体は奈美)も見どころです。

西村春雄(64歳男性)⇔田中夏樹(23歳女性)

  • 入れ替わる前の西村春雄:印刷会社の社長をしていた
  • 入れ替わる前の田中夏樹:劣悪な家庭環境で、OLの仕事をしながら弟妹の面倒を見ていた
  • 入れ替わり後の田中夏樹になった西村春雄:夏樹(身体は春雄)とカップルになった
  • 入れ替わり後の西村春雄になった田中夏樹:春雄(身体は夏樹)とカップルになった

 

入れ替わり前後の情報が一番多く、入れ替わりものとして100点以上をあげたいほどの素晴らしさだったのがこのペア。

入れ替わってからカップルになり、一緒に暮らすなんて素敵じゃないですか。

死のうとした夏樹(身体は春雄)を止めた春雄(身体は夏樹)のエピソードも、ドラマティックで最高でした。

 

惜しむらくは、夏樹(身体は春雄)の口数が少な目で、登場した数少ない男性になった女性キャラクターだったのに、男性になったことに関して特別何かを話すようなことは無かったことでしょうか…

夏樹の身体が病気になる場面では、春雄(身体は夏樹)役の女優さんの演技が素晴らしくてこちらまで泣きそうになりました。

三船勇武(52歳男性)⇔北見紗理奈(31歳女性)

  • 入れ替わる前の三船勇武:寿司職人
  • 入れ替わる前の北見紗理奈:発達障害の娘をネグレクトしていた
  • 入れ替わり後の北見紗理奈になった三船勇武:風俗嬢の仕事を引き継ぎ、紗理奈の娘を育てている
  • 入れ替わり後の三船勇武になった北見紗理奈:不明

 

勇武(身体は紗理奈)は元々TSF趣味があったという面白いキャラクター。

TSFクラスタのあるあるネタをそのまま風俗嬢としての仕事に生かしていて、そのあたりのエピソードは必見ですねw

元寿司職人が風俗嬢として働くというギャップの衝撃は一番でした。

勇武(身体は紗理奈)が紗理奈の風俗嬢としての仕事を引き継いだ理由については、はっきり答えていなかったので謎のままですが…

 

また、紗理奈が勇武の身体のまま行方不明になった理由が良くわからなかったところが残念だったので、入れ替わり的には75点です。

「紗理奈の人生」よりも「勇武の人生」の方が良くて、行方不明になったのも頷けるようなエピソードがあったら良かったかなと思います。

岩波四郎(53歳男性)⇔鈴木ゆかり(17歳女性)

  • 入れ替わる前の岩波四郎:不明
  • 入れ替わる前の鈴木ゆかり:女子高生として何不自由なく家族・恋人・友達に囲まれて過ごしてきた
  • 入れ替わり後の鈴木ゆかりになった岩波四郎:不明
  • 入れ替わり後の岩波四郎になった鈴木ゆかり:受け入れてくれる人が誰もおらず、発狂して精神病院に入院になった

 

入れ替わりとして見ると50点ですが、突然中年男性になって周囲は誰一人として受け入れてくれなかった非常にかわいそうな女子高生としては100点満点なエピソード。

突然全てを失って、這い上がる道も思いつかないであろう人が発狂するのは自明の理では?ということで、個人的な好みでは嫌いではありません。

欲を言えば、鏡を見ると発狂するからゆかり(身体は岩波)の部屋には鏡を置いていないとか、風呂の時間にゆかり(身体は岩波)が発狂するとか、病棟のナースあたりのインタビューからゆかり(身体は岩波)についてもっと知りたかったw

 

しかしやはり、ゆかりになった岩波が登場しなかったのは非常にもったいないかなと。

幸一(身体は奈美)や秀樹(身体は玲菜)と同じように、喜んでいるのは容易に想像できますが。

岩波(身体はゆかり)の方が家族・恋人・友達に受け入れられていたら、より救いがなくて興奮したと思います(笑)

掛川俊平(27歳男性)⇔横井蓉子(45歳女性)

  • 入れ替わる前の掛川俊平:不明
  • 入れ替わる前の横井蓉子:女性ということで昇進が望めないキャリアウーマンだった
  • 入れ替わり後の横井蓉子になった掛川俊平:蓉子として出産後、死亡
  • 入れ替わり後の掛川俊平になった横井蓉子:元々の会社に再入社し、仕事に邁進している

 

入れ替わる前の俊平の情報や、入れ替わり後の俊平(身体は蓉子)の心情がちょっと物足りなかったので、入れ替わりものとしては75点ですが…

女性が男性の肉体を得てメリットを存分に享受する話」としては100点なのではないでしょうか。

 

女性が昇進しにくい事実は残念ながら事実としてあるわけで、そんな女性としてのデメリットを受けてきた蓉子にとっては、最大限に仕事に打ち込める俊平の身体はまさに幸運だったわけです。

ただ、蓉子(身体は俊平)の心理が、個人的には同じ女性としてというか同じ人間として理解できないレベルの冷酷さで…ダークものでも超えてはいけない一線を越えている感じがしました。

御所剛志(37歳男性)⇔若菜ひな(21歳女性)

  • 入れ替わる前の御所剛志:家族や部下に囲まれて順風満帆のとび職人の親方だった
  • 入れ替わる前の若菜ひな:お嬢様だったが家族と絶縁してから病んでしまった
  • 入れ替わり後の若菜ひなになった御所剛志:家族に理解してもらえず、身売りをして男性の家へ転がり込む生活をしている
  • 入れ替わり後の御所剛志になった若菜ひな:自殺して死亡

 

剛志になったひなが特に見せ場もなく退場しているので、入れ替わりとしては75点でしょうか。

幸一になった奈美もさっさと自殺してしまっているので、設定が被っているのが少々残念かなと思います。

入れ替わり相手が死ぬことにより、元に戻る可能性がゼロになるところはおいしいわけですがw

 

「剛志の身体」は家族との関係が良好で、安定した社会生活を送れているのは間違いないので、剛志になったひなが剛志の身体で元気に過ごすパターンは話だけでも聞きたかったですね。

このパターンでも恐らく「ひなになった剛志」の悲惨さは変わらず、個人的にはおいしいと思います。

ひな(身体は剛志)が剛志の家族に受け入れられ、剛志(身体はひな)はひなの家族にも剛志の家族にも受け入れられないということで、余計に剛志(身体はひな)が地獄かな?w

 

しかし、「自分の人生を奪われてしまった男性(身体は女性)の話」としてはこれも1万点の出来。

他の女性になった男性キャラクターはほとんど喜んでいるのに対し、ずっと悲惨な目に遭い続けて救いがないキャラクターで、非常に良いスパイスになっています。

郁子になった芳雄は、なんだかんだ言って夫の博之と上手くやっていますからね。

ひなの身体は若くて可愛いのに、剛志が全く喜んでいないのも対比として良かったです。

工藤淳(31歳男性)⇔富竹知花(28歳女性)

  • 入れ替わる前の工藤淳:不明
  • 入れ替わる前の富竹知花:不明
  • 入れ替わり後の富竹知花になった工藤淳:勝手にAV出演した
  • 入れ替わり後の工藤淳になった富竹知花:入れ替わり後に知り合った男性と関係を持っている

 

この二人は、入れ替わり前の二人の人物像の情報も、入れ替わり後の二人の社会生活の情報も少な目。一応少しは触れられているので入れ替わりとしては50点。

インタビューを受けている知花(身体は淳)には、現在の仕事・家族や恋人や友達との関係・周囲からの扱われ方の変化・男性の身体について・受け入れてくれた男性の詳細など、もっと話して欲しかった…

特に、せっかく建築士と歯科衛生士の入れ替わりという情報があるのに、仕事について全く話題に上らなかったのが残念でした。

 

男性の身体になっても女性として男性に抱かれる道を選ぶ」という珍し目なキャラクターで結構好きですね。一つの選択肢として全然アリかと思います。

知花(身体は淳)は最後に女性の身体にも魅力を感じてきているということで、今後が一番気になるキャラクターです。

森秀樹(38歳男性)⇔麻倉玲菜(19歳女性)

  • 入れ替わる前の森秀樹:不明
  • 入れ替わる前の麻倉玲菜:植物状態だった
  • 入れ替わり後の麻倉玲菜になった森秀樹:奈美(中身は幸一)の妹として麻倉家で暮らす
  • 入れ替わり後の森秀樹になった麻倉玲菜:不明

 

玲菜の精神は事故による意識不明で未登場なので、ほぼ憑依と言い換えても違和感がないレベルの入れ替わりエピソード。

秀樹は玲菜の身体での言動からゲス男であることは間違いないですが、秀樹は元の自分の情報について全く話さず、全く気にする様子もなく…

せめて「植物状態の玲菜の精神が入って死亡したであろう秀樹の身体の死亡ニュース」が聞きたかった…

 

麻倉夫妻が「娘二人の精神が入った中年男性二人の身体」を探しに行かずに、現状を受け入れて本物の娘たち以上に仲良くしている点にも疑問が残ります。

麻倉夫妻が本物の娘たちについてどう思っていたかとか、現状を受け入れるに至った心情の変化だとか、とても気になりました。

 

入れ替わり的には25点ですが、「男性が若い女性の肉体を奪う話」としては1万点な出来です。

先にOSした肉体的には姉の幸一(身体は奈美)と本当の姉妹のように仲良くなり、ついには姉妹プレイまでしてしまう流れがとにかく最高でしたね。

本物の姉妹仲があまり良くないのも、汚している感があって好みでした。

吉根海斗(8歳男性)⇔葛野秋子(24歳女性)

  • 入れ替わる前の吉根海斗:小学生として小学校に通っていた
  • 入れ替わる前の葛野秋子:両親の家業を手伝っていた
  • 入れ替わり後の葛野秋子になった吉根海斗:秋子の身体で海斗の母親である仁美と暮らす
  • 入れ替わり後の吉根海斗になった葛野秋子:海斗の身体で秋子の両親と暮らす

 

最後の最後に登場した海斗と秋子のペアも、100点以上をつけたい入れ替わりの組み合わせ。

入れ替わる前の秋子についての情報は少ないですが、「芳雄と郁子」のように周囲の証言から十分に入れ替わり萌えを感じられるパターンです。

秋子(身体は海斗)が入れ替わり後に両親に受け入れられて一緒に生活していることを考えると、「理解のある両親に大事に育てられてきた娘さん」という背景が見えてきてすごく良かったんですよ。

 

また、小学生の海斗が成人女性の秋子と入れ替わったことで、入れ替わり児を取り巻く社会環境の劣悪さも見えてきたところが良かったです。

児童相談所の職員も登場していたので、話だけでも別の入れ替わり児の悲惨な話を聞いてみたかったですね。

鑑賞の際は、海斗(身体は秋子)があまりにも子供らしくのびのびと遊んでいて、仁美もあまりにも母親の鑑すぎて、逆に奇妙に映る部分に注目して欲しい(笑)

最後に

語る場所がなかったですが、特に女性になった男性役の女優さんたちの演技が素晴らしく、本当に中身は男性なのではないか?と錯覚するほどでした。

直接的な性表現がない(その代わり淫語・猥談はバンバン出てきますw)のも個人的には高評価。

全体的に言っても、『ザ・フィクション』は「入れ替わり」が好きな方は今すぐ見るべき作品です。今すぐ見ましょう。

 

この世界観なら他の入れ替わりの組み合わせも妄想して何度でも楽しめますね。

このような素晴らしい作品を作り上げてくださった『自主制作映像チーム8282』さんに改めて感謝を申し上げます。

次回作にも心の底から期待しています。絶対買います。

 

ここまで長々長々長々と語ってしまいました。

このような駄文に最後までお付き合いいただき、本当にありがとうございました!

 

 

今回は、同人の男女入れ替わり実写ドラマを1作品紹介しました。

読んでいただいてありがとうございました!

 

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