女同士入れ替わり

児童書の女同士入れ替わり①【4作品】

女同士入れ替わり2

今回は、児童書の女同士入れ替わりを4作品紹介していきます。

 

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絶体絶命!?バースデイ

作品タイトル/著者 簡単なあらすじ 収録書籍/ソフト
『絶体絶命!?バースデイ』
著者:ささきあり
小学生の女の子が胎児の妹と入れ替わった。 日本児童文芸家協会
児童文芸
2019年8・9月号
「特集:創作競作とんだ入れかわり!?」

※本項目の画像は、全て上記作品からの出典です。

 

気がつくと、母親の胎内にいる妹になっていた小学5年生の美緒

美緒は、もうすぐ父親違いの妹が産まれる予定だったのだが、自分の居場所が無くなると思い、母親に当たってしまっていた。

母親は出産間近で、美緒はそのまま妹として産まれることに…

 

出産シーンで、妹になった美緒が子宮の収縮に押しつぶされそうになり、苦しむシーンが好きですね。

胎児になったと気がつくまでの恐怖感も良かったです。

美緒になった妹は、指しゃぶりをしながら寝ていたようです。

 

桐谷社長の一人娘

作品タイトル/著者 簡単なあらすじ 収録書籍/ソフト
『桐谷社長の一人娘』
著者:中西翠
女の子が転んでお嬢様と入れ替わる。 日本児童文芸家協会
児童文芸
2019年8・9月号
「特集:創作競作とんだ入れかわり!?」

※本項目の画像は、全て上記作品からの出典です。

 

一般家庭で育つ小学校6年生の川原ちさは、小学校5年生でお嬢様の桐谷さくらと同時刻に転んで入れ替わってしまった。

さくらには習い事の予定があったので、ちさが代わりに行くことに…

 

相手の記憶が読めるタイプで、さくらになったちさは、さくらの習い事の場所や先生の記憶を呼び出し、お嬢様言葉もスラスラと使えます。

でも、さくらが知らないことは当然わからずに困ってしまう…というシーンが面白いですね。

 

アタック!ひいばあちゃん

作品タイトル/著者 簡単なあらすじ 収録書籍/ソフト
『アタック!ひいばあちゃん』
著者:石神悦子
小学生女子と曾祖母が地震のショックで入れ替わる。 大日本図書
『アタック!ひいばあちゃん』

※本項目の画像は、全て上記作品からの出典です。

アタック!ひいばあちゃん2

小学5年生の里中薫は、一緒に住んでいる曾祖母のなつきと仲良し。

引っ込み思案ななつきは、元気いっぱいの薫のことが羨ましく思っていた。

ある日、二人が同じ部屋で寝ていると地震が起こり、そのショックで二人は入れ替わってしまう。

 

寝る前に、「少しだけ入れ替われたらいいのに」と会話をする二人が既においしいです。

地震は夜中だったので、もう一度寝れば元に戻ると思って寝た二人ですが、朝起きても元に戻っておらず、仕方なくお互いのフリをして生活することに…

なつき(身体は薫)は、老いた身体になってしまった薫(身体はなつき)を気の毒がります。

 

なつきは訛っているのでお互いに口調を気を付けることにしたり、和服と洋服の違いに四苦八苦したり、食事の際に精神の方の席についてしまったり、好物を交換したりとおいしいですね。

作中では、なつき(身体は薫)は「カオル」、薫(身体はなつき)は「オバアチャン」と表記されています。

 

子供と老人の身体能力の違いについても何度か書かれており良いですね。

薫(身体はなつき)は階段を駆け下りようとして足が痛み、なつき(身体は薫)は視力の良さに感動します。

 

学校へ行ったなつき(身体は薫)は、薫本人よりも女の子らしい優しさで、クラスメイトの男子たちを惚れさせてしまいました。

一方、俳句の会に参加した薫(身体はなつき)は、子供のような俳句を作って褒められます。

アタック!ひいばあちゃん3

この後は、元に戻れないまま、なつき(身体は薫)が薫としてバレーボールの試合に出なければならなくなったので、二人で特訓をすることに。

二人が自転車の二人乗りをするシーンや、なつき(身体は薫)が裁縫の授業で大活躍するところ、薫(身体はなつき)が平日の遊園地に遊びに行くところが好きですw

 

試合本番では、なつき(身体は薫)に「おばあちゃん、ファイト!」と応援する薫(身体はなつき)が良かったです。

試合途中に二人はぶつかって元に戻り、その後テレパシーのような会話ができるようになりましたが、徐々になつきの老衰が進んで…

 

とりかえっこ

作品タイトル/著者 簡単なあらすじ 収録書籍/ソフト
『とりかえっこ』
著者:泉 啓子
小学生の女の子が親友と落雷で入れ替わる。 新日本出版社
『とりかえっこ』

※本項目の画像は、全て上記作品からの出典です。

とりかえっこ1

出来の良い姉・のぞみにコンプレックスを抱いている小学四年生のみちるは、ある日のぞみの日記を読んでひどく怒られてしまう。

そんな時、家に遊びに来た親友のすみれと入れ替わりたいという話になり、衣服を交換してなりきり遊びをしていたところ、雷が落ちて本当に入れ替わってしまった。

実はすみれも、弟のカズくんと喧嘩をしていて…

 

姉の愚痴を言い、お古の衣服を嫌がるみちると、弟の愚痴を言い、お古の衣服を羨ましがるすみれの対比が良かったですね。

↓お互いの衣服を交換して、なりきり遊びをするところも萌えました。

なりきった状態でみちるの母親と会話するところが好きです。

わたしはおねえちゃんのおさがりの水色のワンピースをぬいで、すみれちゃんが着ていた白いセーラーカラーのブラウスと赤いチェックのキュロットスカートをはいた。すみれちゃんは水色のワンピースを着て、
「ふふ、どう?にあう?」
ちょっぴりてれくさそうな顔をした。

でも、きょうはとりこえっこした服を着て、ちょっとドキドキしながら、かがみの中のじぶんを見た。すると、なんだか、ふしぎ――すみれちゃんになったような気分になった。すみれちゃんも同じことを感じたのか、
「洋服だけじゃなくて、なかみもいれかわろうか?」と、いった。
「うん、そうしよう」
「じゃあ、あたしがチルで、チルがすみれね」

 

↓で、落雷で本当に入れ替わってしまったとw

衣服は交換していたので、精神の服を着ている状態に。

おかあさんがいなくなるのを待って、急いでドアをしめた。それから、まっすぐ向き合って、おたがいの顔をじっと見つめた。すみれちゃんがゆっくり手をのばして、わたしのほっぺたを、そっとさわった。まるで目の前に、もうひとりのわたしがいて、そのわたしをさわってるみたい。ふしぎな感触に思わずゾクッとして、あわてて手をひっこめた。

 

お互いを羨ましがっていた二人は、この状況を楽しむことに。

↓すみれ(身体はみちる)の方が乗り気で、みちる(身体はすみれ)の方が不安という感じです。

「あたしは、いいよ」
とつぜん、すみれちゃんがいった。
「えっ?」
「このまま、チルといれかわったままで、いいよ。だって、チルのこと、ずっとうらやましいっていってたでしょ?のぞみちゃんみたいなおねえちゃんがいて、いいなって」
「……それは、わたしもそうだけど……」
「じゃあ、問題ないよね?」
すみれちゃんはあっさりいったけど、問題なら山ほどある。

「……でも、いつまで?わたし、すみれちゃんの代わりなんて、絶対できるわけないよ」
こらえきれずに、なみだがこぼれた。すみれちゃんはあわててわたしの手をにぎると、はげますようにいった。

 

↓不安を抱えたまますみれの家に帰ったみちる(身体はすみれ)は、身に覚えのないことですみれの母親から怒られてしまいます。

妹のみちるが、すみれの母親から初めて「おねえちゃんでしょ」と叱られる場面が良かったですね。

「さ、ちゃんと説明しなさい!ママとの約束破って、どこに行ってたの?」
(えっ?わたし?)
すぐには意味がわからず、二、三秒考えて、
(そっか、わたしがすみれちゃんなんだ)
やっと気がついた。

どなり声がどんどん大きくなって、
「しっかりしてよ。あんた、おねえちゃんでしょっ!」
さっきのカミナリみたいな強烈な一発が、ドカンと落ちた。
(……すみれちゃん、おねえちゃんなんだ……)
小さいことから、わたしがおねえちゃんとケンカして、泣くと、おかあさんが決まっておねえちゃんにいうことば。

 

↓すみれは弟と喧嘩していたので家に帰りたくなかったようですが、喧嘩のことを知らされていないみちる(身体はすみれ)は困惑w

みちる(身体はすみれ)もすみれ(身体はみちる)も、お互いの家族に入れ替わりがバレないかゲームをするノリで楽しんでいるのが良いです。

「おねえちゃん、もう、おこってないの?」
「おこるって、なにを……?」
(あ、そっか、うちの中を、あんなに散らかしたから……)
「そりゃ、おこってるけど、マサくんたちもいっしょに遊んだんでしょ?わたしもママとの約束を破ったから、きょうは特別、いっしょに片づけてあげるよ」
「でも……おばあちゃんが送ってきた荷物、ぼくの誕生日プレゼントって知ってたから……受け取るのが、いやだったんでしょ?」
のろのろ起きあがって、泣きそうな声で聞いた。
(えっ、そうだったの?すみれちゃん、そんなこと、なにもいってなかったけど……)

とりかえっこ2

↓その後、すみれ(身体はみちる)から電話がかかってきて、外で待ち合わせ。

すみれ(身体はみちる)は姉ののぞみとトラブルがあったようで…

「すみれーっ、チルちゃんから電話よーっ」
その時、ママがまた大声で読んだ。
(えっ、わたしから、電話……?)
いっしゅん、頭がこんがらがって――(あ、そうだった)と思い出した。

そのすぐ前に、水色のワンピースを着た女の子が立っていた。見たしゅんかん、思わずドキッと足がとまった。
(あれが、わたし……?)
今まで、じぶんのすがたなんて、運動会や遠足のビデオでしか見たことがない、けど、なんか全然ちがう気がする。

 

↓二人が謝り合うシーンが、入れ替わり的にシュールで良かったです。

そして、元の自分の身体で姉・弟と話したい二人は、元に戻ろうと入れ替わった時の状況を再現してみることに…

「……ごめんね、チル」
すみれちゃんの目から、ポロポロなみだがこぼれた――わたしの顔のすみれちゃん――その顔が、すぐになみだでにじんで見えなくなった。両手をギュッとにぎったら、あったかさがジーンとつたわってきた。
「ごめんね、チル……」
「その話は、もう終わり。だって、なんだか、わたしがわたしにあやまってるみたい」
「ホントだ。どっちが、どっちか、わからなくなっちゃった」

とりかえっこ3

↓元に戻って別れるシーンが最高でした。

元に戻るために衣服を交換しているので、色々とややこしいですw

最後にみちるとのぞみが、姉妹入れ替わりごっこをするシーンもあります。

「これで、とりかえっこは終わりだね」
はっきりと声が聞こえて、うなずいたとたん、泣きそうになった。
「さっ、急がなくちゃ!ママたち、心配してるよ」
「うん……本物のママたちがね」
「さよなら」「さよなら」
大きく手をふって、それぞれの家に向かって走り出しながら、心の中でそっといった。
(さよなら、わたしだったすみれちゃん――)

 

 

今回は、児童書の女同士入れ替わりを4作品紹介しました。

読んでいただいてありがとうございました!

 

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